第14話・ジュンと朝の出来事…?

いつもと違う温かさに不安も恐れもなくいつまでも感じていたくて手を伸ばすと掴まえてくれて抱きしめてくれた。


「んっ…」


手に触る感触が固く所々柔らかくて心地良くていつまでも触っていたい…?


「……!!」


待って、私…一人で寝ていたよね?

頭が一瞬で冴えて目を開けると逞しい胸板に両手を添えていて慌てて離れようとしても無駄だった。


「ロゼリアさんはエッチですね」


頭の上から声が聞こえてきて見上げたらジュンさんの顔が視界に映り、途端に恥ずかしくなりながらも朝の挨拶をする。


「…おはよう…ございます…」


あの後、ジュンさんの上で寝落ちしちゃったのかと思いつつなんで上半身裸なのか分かった気がするけどあえて聞く。


「ジュンさんはなんで…上半身裸なんですか?」

「寝る時は上半身裸で寝ます」


その言葉を聞いてあの時に見たジュンさんの腕が素肌だったのは上半身裸で寝ると言う事からで信じて良かったと思ってから慌てて自分は服を着てるよね?と確認したら服はちゃんと着ていてホッとした。


「おあずけ食らったので味見しましょうか」

「えっ?」


ジュンさんはそう言って私のお尻を優しく撫でるからゾワゾワする。


「ジュンさんっ、やめてっ」

「まだ時間ありますから平気ですよ」


ジュンさんに耳元で言われてビクビクと感じてしまい蕩けそうになるけどしっかりして、私!


「…時間があるから平気じゃなくて…んっ」


ジュンさんの手が私の寝間着のズボンに手が入り混むから慌てて首を振るのにやめてくれなくてショーツの中に隠れてる割れ目に指があたる。


「あっ…」


ジュンさんの指を覚えている私の体はすぐに彼の指に反応してしまう。


「たくさん蜜が溢れてきた」

「あっ…ダメ…です…」


彼が私のズボンとショーツを脱がして布団の中で下半身が裸になる。


「気持ちいいって覚えような」

「ジュンさん…ダメっ…んんっ」


彼の指がゆっくり私の中に入り込む感覚はまだ慣れなくてシーツを握りしめる。


「んあっ…」

「最初の時より解れましたね…でもまだキツイな」


指がゆっくり上下して動き出し息があがり、彼が私の上半身の服も捲りあげて胸が外に出て、胸をレロレロ舐める。


「んっ…ジュンさん…まっ、待って…」


胸を揉まれたのは浴室ではあったけど舐められたのは初めてで胸を舐められて奥がキュンってしてムズムズしていたらジュンさんの指がいったん止まる。


「んっ…あっ?」

「指を…二本に増やしてみましょうか」


まっ、待って!指が一本でも変な感覚なのにこの中に二本入るのっ?!って思っていたら圧迫され押し広げられているような感覚に陥る。


「んんっ…」

「ギチギチですね…ロゼリア」


ジュンさんに名前を呼ばれると奥が切なくなる。


「し、締めつけないで下さいっ…」


ジュンさんの指二本が私の中でゆっくり上下に動きその動きがもどかしくなりキュンキュンしちゃう。


「軽くイッておこうか」

「あっ…えっ」


彼の指が私の中をグイッと押された瞬間に電流が走ったように体が反応してしまった。


「ロゼリア…」

「あうんっ…やっ」


ジュンさんの腕にしがみついて首を振り息があがりもうそれ以上は怖くなる。


「俺だけの指を感じて。俺だけの声を感じて」

「ひうんっ…あんっ…」


耳元で囁かれてジュンさんの指だけ声だけを辿って私の中で蠢いてるモノに集中するといつの間にか記憶がなくなっていた。


「…どっからが夢っ!?」


慌てて起き上がるとカーテンから漏れる陽の光は眩しそうで隣を見るとジュンさんはもういなかった。


「夢にしてはリアルな夢だった…」


ベットから下りようとして布団を捲ると自分の下半身は裸になっていて静かにもう一回布団を戻す。


「……?」


見間違いよっ!と思って再び布団を捲ったら下半身裸の私が視界に飛び込んできてまた静かに布団を戻す。


「夢じゃなく現実だったー!!」


だって、よく見たら足元にズボンとショーツがぐちゃぐちゃになってるし、シーツもよれよれだしお股は少し湿ってるからジュンさんにまた弄られたんだと思った。


「恥ずかしすぎる…。明日どんな顔して会えば良いのか分からない…」


このまま誰か来て裸のままは恥ずかしいから布団の中に潜ってズボンとショーツを手に取りいそいそと履き上半身の寝間着もぐちゃぐちゃになっていたのでピシッと直してベットから下りようとしたら彼の匂いに包まれた。


「ジュンさんの…バカ…」


彼が本当に私と眠ってエ、エッチな事をしたって事が現実なんだなと再び布団に潜ると蘇って来た。


「……っ」


指が二本…私の中に入っちゃうなんて初めてなのに痛くなくて優しくしてくれてジュンさんの優しは難しすぎる。


「ダメだー!!布団の中にいたら考えちゃいそうだからベットから出よう!うん!」


そう思い立って布団から出ようとしたけど身体が動かないからもう少しだけ浸っていようと思った。


「だって、今日は休みだもんね。ゴロゴロしてても良いよね〜」


ジュンさんの匂いに包まれながらお昼までゴロゴロしてたのはここだけの秘密。

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