アトス ②
スマホを開いたら・・・もう。
ピコピコピコピコと電子音が。
まずはシャルマから、チョコへの熱い想いとチョコレートフォンデュがしてみたいと入っていた。
チョコ好きは一回くらいはチョコの噴水にあこがてしまうものなのか。
ドリアスも似たようなものだが、キャラメルもだとさ。
女神たちは美容に良いものとクッキーなどのアソートボックスと・・・なぜセクシーランジェリーなのか。自分たちで創れるよな。なんなんだ。
ティアランシアには酒とタバコと、あとは女神たちのと同じようなお菓子。
ヴェールとグラディウスはボードゲームと酒とつまみだそうだ。
他も基本的には酒が欲しいそうなので酒だけは大量に必要だ。
そして、やっぱり教会に来いだって。
この街は旅と商売の神アムジスを祭っている。アムジスには酒と飴だ。
駄菓子っぽいのから高級なものまで選んでみた。ついでに綿菓子製造機も買ってみたぞ。
〈ネットショッピング〉でたくさん買い込んで〈贈り物〉ボタンをポチッと。まとめてドリアス便にして贈った。教会で直接渡してもいいけど面倒だからな。
あとギルマスとドットたちにタバコを選んで山盛り買う。
送る分はシガリロ系だけ。吸っているのを見られても困らないものだ。
俺の分は気になるものをいくつか。ワンカートン買い。
ボルクさんにも何か送りたいが・・・何がいいんだろう。
変わった味とかだとまたレシピの話になるから、酒か。酒ならなんとかいける。
買い物が済んでから風呂に入る。
シャワーを浴びて髪と体をゴシゴシと洗う。久々の爽快感だ。
もちろん湯舟には、温泉の素を入れて。今日は疲労回復の炭酸のものだ。
肩こり腰痛はないけど、なんとなく疲れているからな。
あーーーーーーー・・・沁みる。風呂はやっぱりいいな。
「フフンフフンフンフン・・・フフンフフンフンフンときたもんだ・・・」
寝そうだ。街の店も気になるし、教会も行かないとだからまだ寝れない。
風呂を出てコーヒーをカップに入れてソファでくつろぐ。
早くソロで動きたいものだ。
好きにタバコ吸って、好きに酒飲んで、好きなもの食って。自由気ままに過ごしたい。
ドットたちといるのは楽しいけどな・・・
外に出る前にタバコをもう一本。・・・薬屋にも寄らないとな。ここのはどんな味だろう。
煙の動きをしばらく眺めてから服を着て装備をつけて元の部屋に戻った。
受付に鍵を預けて出かけることと夕食はいらないと伝えた。
ちなみにまだ昼の三時すぎくらいだ。アトスに着いたのが昼過ぎ。
ドットたちは飲むと言いつつ、馴染みのオネエチャンのところに行ったのかもな。知らんが。
まずは依頼のカナンに送る荷物を出しにギルドに向かった。
さっきもそこそこにぎやかだったが今もにぎわっている。
元の俺属性のおじさんの列が空いていたので並んでいたらマルシアさんに見つかって「荷物ね」と後ろにいた人に席を変わってもらい、裏に連れていかれた。行列に並んでいた奴らの悲しそうな声は聞いていないのか。
っていうか、やっぱ好みの女性の列に並んでいるんだな・・・
「せっかく顔馴染みになったんだから私の列に並びなさいよね・・・」
マルシアさんはプリプリ怒りながら送る用の箱を用意してくれた。
「荷物は極秘らしいから私は席を外すけど何か聞きたいことはあるかしら?」
お、話が通っていたのか。それは助かる。
「・・・多分大丈夫だ」
「なにか不安が残る返事ね・・・問題があったらこのベルを鳴らして」
マルシアさんは机の上のベルを俺の近くに引き寄せてから出ていった。ドットたちが懇意にしているなら信用ができる女性なんだろうな・・・何も詮索されずに済んだのでありがたかった。
俺は用意された箱にタバコと酒を詰めて、ギルマスとランガ達、そしてボルクさんに短い手紙・・・紙じゃなくて木版に書いて添えた。ボルクさんに旅の中で作った料理のレシピを簡単に書き添えて。
無事にアトスに着いたことと、改めて世話を掛けたお礼を。
箱を密封して、ベルを鳴らしてマルシアさんを呼ぶ。
マルシアさんは別のテーブルの上にあった魔道具を起動させて、荷物を送った。
様子を眺めていたが、魔力が膨れて魔法陣が光ったくらいしかわからない。不思議道具・・・欲しいな。
ここで荷物の確認ができないので後日カナンのギルドから依頼料がギルドタグに送金されるらしい。
不正はできないシステムだからとマルシアさんに説明を受けた。荷物のごまかしとかはギルマスやランガ達が相手なので心配していない。
「あ、教会と薬屋の場所とダンジョンについて聞きたい」
マルシアさんは一瞬目を見開いたがすぐに答えてくれた。
薬屋はギルドを出て左で一本目を右で、教会はギルドからまっすぐ三本目・・・ざっくりだけど行けばわかるらしい。
ダンジョンは街から少し離れたところにDランクのフィールド型ダンジョンとAランクの迷宮ダンジョンがあるそうだ。Aランクには入れない・・・
がっかりだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます