第81話 現実

 初夢はこんな感じだった。一月二日。時計を見ると九時だった。体を起こして、頭を掻いた。これは良夢なのか、逆夢なのか。いやそもそも寝ていた時だからと言って、あれは夢とあてはめていいのだろうか。いつぞや、弁天さんが言っていたお駄賃だと思うことにした。

 顔を洗って歯磨きをした。コーヒーの準備をした。その間もあの夢を味わっていた。夢と言えば夢だし、あまりにもリアルだったのを夢と片づけるのはもったいなかった。

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