7. マベちゃんとモネ展


 先日、まだ松の内の頃。

 マベちゃんと私は、モネ展を見に、上野の国立西洋美術館に行ってきました。


 私の学生時代の友達、EちゃんとMちゃん、それにEちゃんの娘ちゃんSちゃんと会って、計5人で見ました。

 このメンバーで会うのは、正月休みの恒例行事です。


 会社の同僚からすっごく混んでると聞いていたので覚悟して行ったのですが、それほどでもなく、よかったです。

 まあ、ショップは激込みで、モネ展特別ショップの方は入ることを諦めましたが。


 入口の所でMちゃん、Sちゃん、マベちゃんは音声案内を借りて、ヘッドフォンで絵の説明を聞きながら回ることにしました。

 まあこれが成功だか失敗だか分からないのですが、ちびっこ組のSちゃんとマベちゃんは割と真面目で、絵の鑑賞というか、オリエンテーリングのようになってしまいました。


 というのも、音声案内の説明書に書かれた番号と、絵の横に書かれている番号が合う所で音声案内の機械のボタンを押すとその絵の案内が流れる仕組みなのですが、マベちゃんとSちゃんは説明書に書かれた番号の絵を探し、そこに真っ先に行ってボタンを押すことを目的としてしまい、他の番号が振られていない絵をすっ飛ばしてしまっていました。


 大人組はモネの年表とか、絵の解説文とか、もちろん全部の絵とかをじっくりみたかったのですが、ちびっこ達がどんどん先に行きたがるものだから、人ごみの中ではぐれないかが気になって、あまりじっくり鑑賞できませんでした。


 ちなみに蓮と睡蓮の違いが気になったので調べました。結構違う種類みたいです。


“ 睡蓮と蓮はどちらも水辺で育つ水生植物で、姿かたちもよく似ていますが、実はそれぞれ違う植物です。スイレン科スイレン属の睡蓮は、光沢と切れ込みのある葉を持ち、花が水面に浮かんでいるように咲くのが特徴。日中に花を咲かせて午後には閉じてしまいます。一方、ハス科ハス属の蓮は、葉に光沢や切れ込みがなく、水面よりも高い位置で花が咲きます。早朝からゆっくりと咲き始め、お昼頃には花を閉じてしまうのが特徴です。 ”

https://www.pref.kyoto.jp/co-kyoto/goout/230705.html  

(こちらから引用しました)



 まあそんな感じでドタバタ巡ることになってしまった訳ですが、それでも行けてとてもよかったです。


 モネの人生とその時描いた絵とを照らし合わせて見ることができ、こんなつらい時期にもこんな穏やかな絵を描いていたのかとか、悲しい出来事があり何年も描けなくなってしまった後にこんな素晴らしい絵を描いたのかとか、何枚も同じモチーフのように見える絵でもそれぞれ試みがあり、それを経てこの絵が完成したのか~とか。 


 今自分は次作に何を書くかで迷ってしまっているので、絵と文とで少し違いますが、創作家として色々参考になると言うか、視野を広げてくれると言うか、自分の狭い頭蓋骨をかち割ってくれたと言うか、なんかそんな、清々しい気持ちになれました。


 その後、上野のT. G. I Fridays(アメリカンなダイニングバー)でお茶しました。      

 その別店舗に学生時代よく行っていたので。


 で、マベちゃんはフライデーズサンデー(でっかいチョコパフェ)とブルーラズベリースラッシュ(水色の炭酸飲料にサクランボがのったの。ノンアルカクテル風)、私はホットコーヒーを頼みました。


 で、和気藹々とみんなでおしゃべりし、その後アメ横をぶらぶらして解散しました。


 で、マベちゃんですが、その日に何が楽しかったか訊いたら、こんなお返事でした。

「チョコパフェが美味しかった!」


 ……まあ、まだ、モネの良さはマベちゃんには早いようです……。

 

 ……そんなマベちゃんも、また可愛い! 

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