外伝・そして世界は滅んだ
天神 喰臥は総理大臣となった。
他国ではダンジョン攻略が思うように進まず、数多の犠牲者が出ている現状で、ダンジョンを攻略し続け、ダンジョンブレイクから国民を守りきった天神の評判は最高潮であった。
ダンジョン攻略の傍ら手に入れた未来を見通す力で地震や津波に台風といった災害から国民を守り、様々な政策を実施した。
特に世界で初めて国民でも希望すれば一定の訓練を行い定められた能力を保有していると判断されればダンジョンに挑戦できる国営ダンジョン管理局創設の実績は大きかった。
何もかもが順調に進んでいたとある日。
それは起こった。
第二次ダンジョン革命
新しく世界各国でダンジョンが出現し、既存のダンジョン出現国家でも更に数多くのダンジョンが出現した。
更に人口の1%が突如覚醒者となり、大きく混乱が起き、世界は混沌に包まれた。
そして天神も更に覚醒を果たした。
今までは未来を見通す力であったが、更に未来を見通せるようになり、時を加速させ、時を遅くさせ、条件をクリアすれば空間を転移し異空間を生み出せるようになった。
より強力な力を手にした天神は総理の座を辞任し頼れる部下に任せたら、世界の混乱を収める為に新しくダンジョン連合を創設した。
人口の1%も存在する覚醒者達を管理し、ダンジョンブレイクが発生しそうなダンジョンをピックアップし優先的な攻略を行った。
世界の秩序を保つために翻弄した。
国に支部を置き、ダンジョンの正しい知識を共有して訓練の場を用意し武器に防具、治療環境も用意した。
覚醒者達が正しくダンジョンを攻略出来るようにサポートを行い、ダンジョンを攻略しない覚醒者にも今まで通りの日常生活が送れるようなサポートや手に入れた超能力を活かせる仕事の紹介を行った。
ダンジョンから出たドロップ品は一旦確保し適切な形で流通させた。
もちろんダンジョンの利権独占ではないかと反対意見をあげる国もあった。
あがったらその国からは一旦撤退を行った。
基本的にダンジョン連合が撤退した国はダンジョンブレイクによって滅びかけるか多くに犠牲者を出してしまった。
世界はダンジョン連合に依存しきっていた。
ダンジョン連合は世界的な組織となり、全ての国が逆らえない程の力を手に入れた。
そして第三次ダンジョン革命勃発
更に多くのダンジョンが出現して、既存の覚醒者の中からより強い覚醒者へとなる者が増え、覚醒者の割合も5%近くまで上昇し、神覚者が生まれた。
神覚者・・・たった一人で神に匹敵する力を持った最強である災強。一人で世界を滅ぼせる力を持ち、人の理から外れた不可侵略の存在。
神覚者が一人でも自国にいればどんな交渉の場でも圧倒的な優位に立てた。
天神はそんな神覚者になった。
神覚者になることで今までの能力の制限全てが取っ払われ、自由に未来を見通し、世界の時すらも加速し、自分含め誰でも自由に空間転移を可能にした。
制限こそあるものの過去の自分に未来の知識を送り込む疑似的なタイムスリップ能力まで手に入れた。
しかし天神は万能ではなかった。
暴食の神覚者・ベルゼブブ
アメリカで生まれた一人の神覚者であった彼女の人生は絶望に溢れていた。
幼少期、強盗によって親を殺され孤児院に入所。
身体が小さく孤児院では酷い虐めに遭い、解離性同一性障害となる。
自分の中にあるもう一人の自分のみが友達であり、孤独な人生を歩みながら生きていた。
大人になり夜の店で働いている最中に第一次ダンジョン革命が起きる。
不幸にも出現したダンジョンに巻き込まれてダンジョンに囚われてしまう。
魔物に襲われ死にかけながらも魔物の死肉を喰らいながら生き残る。
その際に悪食の超能力に覚醒。本来であれば魔物は死後ドロップ品となる為に食えないが、悪食の超能力者の一つで食べることが出来てしまった。
何とか救助された後、その超能力に目を付けられ、人体実験をされることとなる。
地獄のような日々と何故自分がこのような目に遭っているのか、自分のもう一つの人格と喋りながら絶望を募らせる。
第二次ダンジョン革命
悪食の超能力が強化され、脱出。
人体実験の影響で肉体は歪み、顔は人には到底見えない醜い化け物となった。
人々の悪意に触れながら逃げる様にダンジョンへと侵入し、生き続けた。
第三次ダンジョン革命
彼女は神覚者となった。
全てを喰らい喰らった力を全て自分の物にできるようにななった彼は世界に復讐を始めた。
自分をこんな目に遭わせた世界に自分を不幸にさせた世界に絶望が溢れる狂った世界に。
神覚者に相応しい圧倒的な力を振って彼女は世界の99%以上を喰らいつくして最後は数多の犠牲を出しながらも神覚者天神と神覚者上野泰斗によって滅ぼされたのだった。
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