第16話ー2、未来、科学少女、愛&愛美
愛達に関係がある、依頼、、、
それから2日後金曜日の学校で、、、
放課後、、愛達は帰る準備をしてると、、梓が、、、「ねえ、、愛、、愛美、、また、依頼なのよ、、、、、良いかな、、、」
「えっ、、、この学校ってそんなに不幸な子が多いの、、、呪われてるの、、」
「愛、、失礼だよ、、みんな思春期で悩みは絶えないんだよ、、、で、、梓、今度は恋の悩みなの、、、恋愛マスター、、、心理カウンセラー、ドクターアイミーが女の子の恋の悩み解決するわよ、、、」
「1回も恋愛なんかした事が無いのに、、何が恋愛マスターなのよ、、バカじゃないの」
「あら、、、心理カウンセラーの資格は持っているわよ、、、」
「ふん、、あんな簡単な資格、、私だって遊び半分で取ったわよ、医学に関しては全ての資格は持っているもの、、」
「愛美だってそうだよ、、、、」
梓は呆れて、、「愛、、愛美、、誰も恋愛の依頼だって言って無いわよ、、」
「、、、そうなの、、、じゃあ、何よ、」
「この間、、家のお母さんが、凜ちゃんと葵のおばちゃんと、3人で、ほら、愛達のおじいちゃん佐々木博士の発明品が展示されている、科学庁博物館に行ったって話しをしてたって、愛美が言ってたでしょう、、、」
「うん、、凄いよ、、空間パネルや、、ステルスモードの先駆者なんだよ、、、おじいちゃんは、、、」
愛は、「、、で、、梓、、依頼は、、」
「その、、科学庁博物館の話しなのよ、」
「えっ、、、どうしたの、、」
梓は、心配そうに、、「私の、所属している、美術クラブの後輩、、速水麗香(はやみれいか)ちゃんなのよ、、、」
「その子と、科学庁博物館が、何か関係があるの、、、」
「大有りよ、、、麗香ちゃんのお父さん、科学庁博物館の館長をしているのよ、、」
「へえ~、、偶然ね、、この間おじいちゃんの発明品の話しがあったばかりなのに」
梓は言いにくそうに、、、「ええと、、、、愛、、愛美、、その事何だけど、、ええとね、、、ええと、、、」
「何よ、、梓、ハッキリ言って、、」
「あなた達のおじいちゃんの発明品が、どうも、、昨日、盗まれたみたいなの、、、」
「えー、、、、科学庁博物館だよ、、警備も厳しいのよ、、、セキュリティーだって完璧なのに、、、、、どうして、、、」
「うん、、だから、そのシステムに詳しい内部犯じゃないかって言ってたわ、、」
「余計に、、腹が立つわね、、科学庁職員のくせに、、、、おじいちゃんの発明品を盗むなんて、、監視カメラには写って無いの、」
「内部犯なら、、そんな操作簡単に出来るわよ、、、故障だと言って停止する事も出来るわよ、、職員も大勢いるから、特定出来ないわよ、、、全てのシステムエラーをわざと起こして、盗難が発覚する前に監視カメラの映像を消滅すれば良いのよ」
「で、、梓、、何が盗まれたのよ、、、」
「麗香ちゃんの話だと、、愛達のおじいちゃん佐々木博士の発明品ステルスモードの装置らしいわよ、、あれは日本の特許だし、アメリカではレーダーに掛からないステルスモードは有るけど、見た目にもわからないステルスモードは貴重よ、、犯罪組織は喉から手が出る程、欲しいわよ、、多額のお金を払ってもね、、、」
「そうね、、あれを使えば、、犯罪は、やりたい放題だわ、、、高く売れるもの、、」
「たぶん、、目的は、それよね、、多額のお金目当てだわ、、、まだ、昨日盗まれたばかりだから、海外に渡ったって情報はないみたいだから、、まだ、犯人が持っているのよ、、手放す前にどうにかしないと、、、」
愛美は怒って、、、「、、、おじいちゃんの発明品を、悪用させたく無いわよ、、、」
「そうね、、おじいちゃんの発明品がそんな形で使用されるのは許せ無いわよ」
梓は心配そうに、、、「もし、そんな事が起きたら、麗香ちゃんのお父さんも責任を取って、、科学庁博物館を辞めないといけなくなるのよ、、、」
「えー、、、そうなの、、愛美が、科学庁大臣の親父に、注意するよ、辞めさせないでって、、、」
「バカね、、愛美、そんな事はいらないわよ、、梓、、要は、、私達に、その盗んだ犯人を探して欲しいいんでしょう、、やるわよおじいちゃんの発明品を盗んだ、、報いをたっぷりと味合わせてあげるわよ、、」
「じゃあ、、、愛美の科学兵器の出番だね、、、何を使って倒すかな、、Σ破壊爆弾、レーザー光線、、炸裂ビーム、この間の赤と青の光線ブレスレット、、大小変幻銃、それとも重力変換リング、無限、、、ああ、~いっぱいあって、目移りするわよ、、、」
梓は呆れて、、「それを、使ったら、、犯人は死ぬわよ、、、もう、、あんた犯罪者になりたいの、、」
「えっ、、もちろん、最低レベルで使うわよ、、最低レベルで、、、でも、ダメか、」
「ええと、、愛、、どうにかなるの、」
「うん、、絶対、犯人を捕まえるわよ」
愛達が、学校から、帰ると、、お屋敷の玄関には、、凜ちゃんお母さんと、愛美が作った、アバターネコちゃんがいた、、
「おい、、なんでお前までいるの、、」
「ニヤ~ン、、」、「本物のネコの様にするな、、アバターアンドロイドでしょう、、」
「えっ、、、愛美、、何か言った、、、ねえ~ネコちゃん、、凜と一緒にお迎えに来たのよね、、、」、、「ニヤーン、」
アバターネコは、じっと愛美達を見ていた
「えっ、、、なんだ、、こいつ、凜ちゃんお母さんを味方につけたな、、お前の本当のご主人様は、、愛美なのに、、、」
「知らないニヤーン、、、」
「バカ、、人の言葉を話すな、、、」
「えっ、、、愛美、、何か言った、、」
「空耳じゃないの、、こいつ、、少しずつ、、学習してるじゃないか、、」
すると、アバターネコは凜ちゃんお母さんに聞こえない様に小さく呟いた、、、
「あたりまえじゃニヤーン、、、」
「、、、、何か、、ムカつく、、作ったのは愛美だけど、、、」
「あ~良い子ね、、愛と愛美にもお帰りを言ったのね、、良い子だよ、、」
「ニヤーン、、、」
愛もイラっとして、、「性格悪いんじゃないの、、愛美、作り直したら、、、」
アバターネコは、愛にスリスリして、、、愛にだけ聞こえる様に、、「余計な事は、言わないニヤーン、、」
愛は、もっとイラッとして、、「愛美、、私もΣ破壊爆弾使いたくなったわ、、一瞬で破壊するわよ、、、」
「ええと、、、研究室に行かないと無いけど、、愛、、私達の家も消滅するわよ、、」
「わかっているわよ、、するわけ無いでしょう、、、でも、、こいつ、性格悪いわよ」
「おかしいな、、、そんなプログラムした覚えは無いけど、梓のとこのアバターワンちゃんは大人しくて良い子だよ、言葉を話すなんて梓は言って無いもの、、凜ちゃんお母さんの育て方が悪いんじゃないの、、」
葵のおばちゃんからの電話、、、
愛達は、、研究室でおじいちゃんの発明品を探す為に役に立ちそうな、物を物色していた、、
「監視カメラに防犯モニターや、盗難感知システムも役に立っていないみたいだから、、どうやって犯人を捕まえようか、、、」
「愛、、タイムボックスで過去に行って、あの科学庁博物館のおじいちゃんの発明品の展示場の前で見張るか、、」
「ダメよ、、タイムボックスだけは知られたら、、もう、私達の研究室も国の管理下になるわよ、、発明品は次々に国が管理するため、、自由に使えなくなるわよ、、」
愛美は思い付いた様に、、「愛、、思念探知機は、、おじいちゃんが作ったなら、おじいちゃんの思念が、発明品に残っているんじゃないの、、その思念を辿れば、発明品の隠し場所がわかるんじゃない、、、」
「あのね、、そいつも科学者だよ、、展示品には、全てGPS装置が装着されているんだよ、、妨害システムがある場所に隠してあるに、決まっているわよ、、、」
「そうか、、じゃあ、思念探知機は無理ね」
「あっ、、それよ、、思念探知機の機能に、タイムボックスの機能を足せば良いのよ」
「えっ、、、それで、、どうやるのよ、、」
「後、映像システムを付ければ、犯行時間の様子を見れるわよ、、犯人は、、防犯システムや監視カメラを無効にしたから無防備で犯行をやっているはずよ、内部犯なら顔を隠す必要も無いと思っているわよ、」
愛美は困惑して、、「愛、、その発明が公になると、また、さっきのタイムボックスと同じで、、警察は欲しがるわよ、だって全ての犯罪が時間と場所さえわかれば犯行映像が見れるのよ、科学庁に知れると、、やっぱり私達の研究室が、国の管理下になるわよ、」
「あっ、良い案があるわよ、、ほら、無効にした監視カメラを、遡って有効に出来る装置と言えば良いのよ、、そうすると今回だけで、、監視カメラが普通に作動してたら関係ないし、さすがに監視カメラの無い場所まで映すとは言わないわよ、、科学庁も警察も、あまり役に立た無いと思うわよ」、「そうかな、、」
愛美はまだ、納得いかないで、、「愛、、監視カメラを無効にしたのよ、、撮れて無いはずの映像が見れるって不思議じゃない、、」
「タイムボックス機能と思念探知機だけは、葵のおばちゃんには、バレたく無いけど、、まあ、後は、何とかごまかすわよ、、葵のおばちゃんは、理解出来ると思うの、、わざと知らないふりをして擁護してくれるわよ」
「そうね、、科学者でも理解出来ない説明をすれば大丈夫よね、、あの、科学庁大臣の親父は、、大丈夫よね、、」
「うん、、、あの人も、利益になると思うと乗り気だけど、今回きりの使用のアイテムなんか、興味は示さないわよ、、、エラーを起こしたシステムを回復させるだけだもの、、まあ、普通の性能じゃ無理だけどね」
そんな話をしていたら、、愛の空間スマホに着信が、、愛は葵のおばちゃんとわかると、空間モニターと連動した、、
「葵のおばちゃん、、何か用なの、、」
「あっ、いた、、愛、愛美、、大変よ、昨日、科学庁博物館で盗難事件が起きて、、佐々木博士の発明品が盗まれたみたいよ、」
「葵のおばちゃん、、知ってるよ、、今日、梓から聞いたよ、、」
葵のおばちゃんは、困惑して、、「梓ちゃんなの、、、どうして、、私も今朝聞いたのよ、、科学庁で、、、、」
「梓がやってる、美術クラブの後輩の女の子のお父さんが、その、科学庁博物館で館長をしてるのよ、、それでこのままじゃ科学庁博物館を辞めないといけなくなるって、、それで梓を介してどうにかならないかと依頼があったのよ、、、」
空間モニターを見ていた愛美が、「葵のおばちゃん、、愛美達も、おじいちゃんの発明品を盗んだ犯人を許せないわよ、、ましてやその、発明品が悪いことに使用されたら、絶対に嫌だよ、、、」
「そうなの、、そこまで知っているのね、、私は、これから科学庁で、その事についての会議があるから、行かないと、、その子のお父さんを辞めさせないでと、懇願するわ」
「お願いね、、葵のおばちゃん、、私達も、何か出来ないか、、考えるわ、、、」
葵のおばちゃんは、ニコッと笑って、「そうね、、、あなた達なら、何か良い対策が出来るかもね、、また後で、会議内容を連絡するわよ、、じゃあね、、、」
「うん、、葵のおばちゃんよろしくね、、」
葵のおばちゃんの電話は切れた、、、
「愛、、さっき言った、アイテム早急に作らないと、、、」
「うん、、やるわよ、、」
すると、研究室の扉が開き、梓が来た、、、「愛、、麗香ちゃんの依頼の件だけど、、良い対策は考え付いたの、、、」
「あっ、梓、、これからその依頼に答える為のアイテムを作るのよ、、」
愛美は梓に近より、、、「梓、、さっき、、葵のおばちゃんから、電話があって、これから科学庁で、その盗難事件の件で、緊急会議をやるそうよ、、、」
梓は心配そうに、、、「まさか、、、その会議で、、麗香ちゃんのお父さん、、責任を取って、解雇されないわよね、、、」
「それを、阻止するために、、大至急、装置を作るのよ、、、葵のおばちゃんには、麗香ちゃんのお父さん事を話して、辞めさせない様にしてと言ったわ、、」
愛は心配そうに、、、「まさか、、麗香ちゃんのお父さん、思い詰めて、先走って、その会議で自分から責任を取って、辞職願いを提出しないよね、、」
梓は、、ニコッと笑って、、「私が、麗香ちゃんに、、愛と愛美がどうにかするって言ったのを話したら、麗香ちゃんはお父さんにも話したみたいよ、」
「えー、そんなんで、麗香ちゃんのお父さん納得するの、、女子高生だよ、、」
梓はまたニコッと笑って、、「バカね、、、あなた達は、普通の女子高生じゃないでしょう、、、」、「そうだけど、、、」
「それに、、麗香のお父さんは、科学庁博物館の館長よ、、、科学庁の職員なのよ、、、科学庁の職員で、伝説の科学者、愛博士と愛美博士を知らない人はいないの、その2人がどうにかするって言ったのよ、あなた達の言葉を信じるに決まっているでしょう」
「そうなの、、じゃあ、期待に応える様に頑張るわよ、、まあ、おじいちゃんの尊厳の為にもやるわよ、、、」
愛美も張り切って、、「じゃあ、、愛美も、アイテム準備しないと、、」
「あら、、今回は、アバター愛美の、出番は無いわよ、、、」
「えー、、、アイミーは活躍出来ないの、」
「あんた、、科学庁内で、アバターで暴れるつもりなの、、アバターは、ステルスモードは使えないのよ、、監視カメラで丸見えだし、、出番は無いわよ、、」
愛美は、悔しそうにしたが開き直って、、
「犯人を取り逃がしたら、おじいちゃんの発明品の場所、どこに隠したか、はわからないのよ、、万が一の為にも用意だけはするし、愛、、それにアバターアイミーは、人間の目には見えても、全ての装置には反応しないように、、最近、愛美のアバターセットは改造したわよ、、」
「えー、、、いつの間に、、呆れたわ、」
「さてと、、今日中には、新しいアイテム装置を作って、さっそく明日、科学庁博物館に乗り込むわよ、、」
梓は呆れて、、「えー、、、もう、そんな事になっているの、、愛、対策装置はそんなに簡単に作れるの、、どんな装置なの、、」
「今あるやつを、改造するだけだから、、思念探知機よ、、これを過去のその場所を映像化出来る様にすれば、、犯行現場の様子を見れるわよ、、犯人の顔もね、、」
「タイムカメラみたいな物なの、、、もう、信じられない、、、良いの、他の人にそんな発明がわかっても、、、」
「そこが問題よ、、さっき愛美とも話して、上手くごまかす様にしないと、、消された映像を再生する装置と言う事にしたわ、、」
「科学者が、そんな事で騙されるかしら」
「あら、、私と愛美に逆らう科学者はいないわよ、、」
「知ってるわ、、この間の第4のウイルス会議の時に思ったもの、、、誰も意見は言え無いって、、、」
「梓、、明日、梓も科学庁博物館にいくのよ、、良いわね、、」
「うん、、麗香ちゃんの依頼だから、、」
そう言うと、梓は帰って行った、、
梓が帰ると、、愛はさっそく思念探知機の改造を始めた、、、
愛美は、、アイテム整備をした、、、
犯人探しの決行日、、、
朝、、8時30分には愛達は研究室にいた、、
昨夜、葵のおばちゃんには、今日10時頃には科学庁博物館に行って、、新しい発明品で、犯人を暴くと話した、、、
葵のおばちゃんは、驚いたが、ニコッと笑って、、明日9時には屋敷に来てと言った、
すると、、研究室に梓が来た、、
「愛、、、よろしくね、、、」
「うん、、もう、装置は完成したし、、犯人を探すだけよ、、梓、これが最新思念探知機よ、、」、最新思念探知機を見た梓は、、、
「えっ、ずいぶん小さいわね、、」
「そうよ、、スマホ程度の大きさよ、でも性能は大きな最新システム以上よ、、」
愛美も、コンパクトボックスを見せながら、
「私も準備Okよ、、アバターセットに重力変換リング、、ピンポイントレーザー銃、赤青ブレスレット選り好みするわ、、」
「愛、、愛美は何をする気なの、、、」
「あっ、梓、、ほっといて良いわよ、、ただの荷物だから、、使わずに持って帰るだけだから、、、」
愛達は、葵のおばちゃんの屋敷に行き、そこから、ジャイロカーで、科学庁博物館に向かった、、、
科学庁博物館に、着くと、科学庁大臣や、科学者、、博物館の職員が待っていた、、
「おお~、、愛ちゃん、、愛美ちゃん、今日はよろしくお願いするぞ、、」
「あ~、何で来てるの、、科学庁大臣、、暇なの、、、、邪魔しないでよね、、、」
「そりゃ~、科学庁の一大事だから、、邪魔なんか、しないぞ、、、」
「今日はお休みじゃないの、、」
「休み返上だぞ、、ところで、本当に犯人がわかる装置が出来たのか、、」
「出来たよ、、稼働しなかったシステムを回復して、、後は自分の目で見て、、」
愛達は、科学庁博物館の職員達に案内されて、、管理システム中枢室に向かった、、
博物館の職員の男が、、頭を下げて話した
「ええと、、愛博士、愛美博士、今日はよろしくお願いいたします、、私は博物館の館長をしてます、速水と言います、この度はご迷惑かけてすみません、、」
愛は、この人が麗香ちゃんのお父さんだと気ずいた、、「安心して、、犯人を捕まえるわよ、、麗香ちゃんとの約束だから、、」
愛美と梓も、、ニコッと笑った
速水館長は、また深々と頭を下げた、、、
管理システム中枢室、、
「ええと、愛博士、愛美博士、、ここが管理システム中枢室です、、博物館の館内の全てのセキュリティーがここで管理されています、、しかし盗難があった当日、、故障が有り、、一時的に使用出来なくなりました」
葵のおばちゃんが、、「速水さん、、ここは誰が管理してたのですか、、」
「緊急会議でも、言いましたが20人程の科学技術者が、管理してます、、」
「そうですか、、」
愛は、、防犯システムの装置を見て、、、
「ええと、速水さん、、防犯、監視カメラの起動装置はどれですか、、」
速水館長は、、この管理システム中枢室の科学技術者を呼び、、「おい、、田中くん、、愛博士に教えてやってくれ、、」
メガネをかけた、痩せた白衣を着た男が、、
大きなコンピューター防犯システムの前に立ち操作を始めた、、
「愛博士、、彼は大変優秀な科学者で技術者でもあり、、この博物館の館内の全ての管理を任せていますので、装置は全て熟知しています、、じゃあ田中君、よろしく、、」
田中は、椅子に座ると、、装置を設定して、大きなモニター画面や、たくさんある、画面の操作を始めた、、、
「ええと、愛博士、生体反応感知システムから、防犯監視カメラモードに画面を切り替えました、、これが防犯監視カメラを操作をする、装置です、、」、と、愛に教えた、
「そうですか、」、、、愛はモニター画面を見て、「あの~、、犯行当日の録画画面を見せて下さい、、」
田中は、怪訝な顔で、、「えっ、、、真っ黒で何も映っていませんが、、、」
科学庁大臣や、葵のおばちゃん、速水館長達は、、不思議そうに、、
「愛ちゃん、、わしも見たが、ただの真っ黒い画面で何も映っていなかったぞ、、」
「そうよ、、愛、、他のセキュリティーシステムも、、システムダウンで、、起動していなかったわ、、、」、、「愛博士、全てその時のデータは会議で確認してもらいました」
愛は田中に、、「ええと、先ほど、この管理システム中枢室には20人勤務していたと言ってましたが、、当日も全員いましたか」
田中は、、、「ええと、、ここはシフト制なので当日は3人お休みですが、、それが何か関係あるのですか、、」
「いえ、、、別に、、」、、愛は、こっそりとコンパクトボックスから、スマホ型、最新思念探知機を取り出すと、、、
「ええと、愛博士、それは何ですか、、」
全員、不思議そうに、愛の手元のアイテムを見ていた、、、
愛美と梓は、ニコッ笑っていた、、、
愛は、、スマホ型、最新思念探知機を監視カメラシステムにかざすと、起動させた、、、
「さてと、これで、復活、出来たわよ、、確か当日の監視カメラ再生はこれで、良いのね、、」、愛は一目見ただけの全ての操作を簡単にやって見せた、、、
監視カメラ再生モニター画面に真っ黒だった
犯行当日の時間の様子が映し出された、、
科学庁大臣や、葵のおばちゃんと速水館長、その場にいた全員、驚いた、、
「えー、、、画面は、犯行当日のだよな、、なぜ、復活してるんだ、、」
「そうだよ、、下に出ている、日時は犯行当日だぞ、、じゃあ、犯人の姿が映るのか、」
「愛ちゃん、、凄いな、、、」
「あっ、見ろ、、盗まれた発明品の前に誰か来たぞ、、あいつが犯人だ、、」
「あっ、、、管理システム中枢室、勤務の大木じゃないか、、、」
全員、、室内にいた、、大木を見た、、
「おい、、大木、、お前が佐々木博士の発明品を盗んだのか、、動かぬ証拠だな、、姑息な手で、、システムをダウンさせて、、」
大木は大きな声で、、「俺は、田中さんの指示どうり、、動いただけだ、、、、、計画を立てたのも全部、田中だ、、、」
「おい、、田中、、えっ、いないぞ、、いつの間に消えた、、、今までそこにいたのに」
全員、田中を探したが、、室内には、田中の姿は無かった、、、
未来、科学少女、愛&愛美 川崎ヒロト @hajimehiroto
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