第16話、未来、科学少女、愛&愛美
未来、科学少女、愛&愛美、第16話
盗まれたおじいちゃんの発明品、、、
医学者の男は、、唖然として、重症患者に付いている、状態確認用の機器のデータを空間モニターで見ていた、、、
「あれだけ酷かった、数値が、正常化している、、どうなっているんだ、、」
愛はニコッ笑って、、「その内、、身体中の第4ウイルス菌は、全て消滅するわよ、、、まあ、体力が回復するまでは退院出来ないけど、、、」
「凄いぞ、、もう、正常な状態まで戻っているぞ、、こんな短時間で、、、」
愛は、、「ねえ、、この患者の治療にあたっては、もう感染する事が無いから防護装備はいらないわよ、、、」、「あっ、、はい、」
「さてと、、、この病院には、感染者が後4人いるのよね、、その4人も、治しましょう、、多分、これから日本全国で感染した患者が増えるわよ、、その4人を治したら、このウイルスバスター医療機器を量産して、全国の主要病院に配布しないといけないから」
愛美はつまらなそうにしていた、、
「愛の独壇場じゃない、、まるで愛美が助手みたいだわ、、面白くないわよ、、」
愛達が全身消毒をして集中治療室から出ると、葵のおばちゃん達は近より、、、
「愛、愛美、、どうなの患者の容体は、」
「うん、、葵のおばちゃん、成功よ、あの患者のウイルス菌は、全て消滅したわよ、、あっ、院長、、あの患者はもう防護装備無しでも経過観察出来るから、医者に容体を確認させてね、、」、「あっ、、、はい、、おい加藤くん、、君が確認してくれ、、」
「わかりました、、、」
梓と、総理大臣、科学庁大臣はほっとした
愛は葵のおばちゃんに、、「葵のおばちゃん、、、このウイルスバスター医療機器の設計図を渡すから、科学庁の生産部で大至急大量生産して、、全国の主要病院に配布するから、、良いわね、科学庁大臣、、」
「おお、、わかったぞ、、、」
愛は防護装備の中からこっそりと設計図を取り出し、葵のおばちゃんに渡した、、
「葵のおばちゃん、、後、残りの4人も治療したら、このウイルスバスター医療機器は、この病院に置いていくわ、、」
院長は、、「はい、わかりました、、ええと、中川君、、君はさっきから、一緒にいるから操作を覚えてくれ、、」
医学者の男は、、「はい、、わかりました」
愛達は、残りの4人も、同じ様に、次々と治療して行った、、、科学庁国立病院の医学者、中川は、必死に愛達が操作しているウイルスバスター医療機器の使い方を見て覚えた
「あ~、、終わったわ、、後は全国でウイルス患者が、、増える前に、この医療機器を大量生産させないと、、、」
「ウイルスバスター医療機器ね、、、」
「もう、、その名前で良いわよ、、、」
愛達は、全ての治療を終え、帰ろうとしたら、科学庁大臣に止められて、、「佐々木博士、、愛博士、愛美博士、、もう一仕事ですぞ、、これから、科学庁の、科学医学生産部に行って、、この医療機器の設計図をある程度指導しないと早急の量産は無理ですぞ、、全員が貴方レベルの頭脳の持ち主じゃな無いですからな、、、さあ、行きましょう、、」
「えー、愛美は今回は関係ないよ、、愛の発明品だもの、、こんなの設計図を見れば簡単に出来るわよ、、、生産部に科学者もいるでしょう、、たぶん理解出来るわよ、、、たぶんね、、、ねっ、、愛、、」
「私に、振らないでよ、、、」
「ほう、、簡単に理解が出来る事を証明してもらえますか、、愛美博士、、」
「やだー、、あの人達が理解するのに時間がかかるじゃない、、明日は学校なのよ、、、疲れて勉強に集中出来ないじゃない、、」
「はて、、、以前、高校や大学、大学院で学ぶ物はもう無いと言っていましたぞ、、」
「わかったわよ、、梓が行くなら行くわよ」
「えー、何で、私は全然関係無いでしょう」
「未来、科学少女、愛&愛美&梓、でしょう
、、一心同体よ、、わかったわね、、、」「広報をしてるだけじゃない、、以前も断ったけど、、もう、わかったわよ、行くわ、」
「それでは、、科学庁のスーパージャイロカーで行きますぞ、大勢乗れますから、、佐々木博士のジャイロカーは帰ってもらって下さい、後で家まで送りますので、、、」
愛達は、科学庁国立病院の駐車場から、、スーパージャイロカーに乗り、、科学庁内の生産部、工場に向かった、、
科学庁、、生産部、工場、、、、
愛達は、広大な生産部工場の科学開発部研究室にいた、、、
愛と愛美、葵のおばちゃんは、愛が作った、ウイルスバスター医療機器の設計図を見せながら、、生産部科学者達に説明をした、、
生産部科学者達は、説明を必死に聞いて、、
わからない所は、葵のおばちゃん聞いていた
愛と愛美には、怖くて聞けないからだ、、、
「もう、、こんな簡単な設計図、、見ただけで理解出来ないの、、、どうして、、」
梓は呆れて、、「ねえ、、、どうして、説明文はドイツ語なの、、よけい難しいじゃない、英語ならまだしも、、」
愛美は困惑して、、、「えー、、、このぐらいわかるでしょう、、ラブリーおばちゃんと話すのは英語だし、、あの凜ちゃんお母さんだって英語は話せるのよ、、」
「それは、簡単な英語でしょう、、ドイツ語の専門用語は難しいわよ、、、」
愛も不思議そうに、、「えっ、、これって難しいの、、私達は通訳無しで世界各国に行くから全ての言語は普通に話せるけど」
「えっ、、愛、、そうなの、、もう、あなた達は、、、、はあ~、信じられないわ、、」
とりあえず、葵のおばちゃんのフォローのお陰で、生産部科学者達は理解が出来て、、さっそく、ウイルスバスター医療機器の大量生産が始まった、、
愛達は、科学庁のスーパージャイロカーで葵のおばちゃんの屋敷まで送ってもらった、
愛達は、葵のおばちゃんと別れて、自宅屋敷に戻った、、すると、梓も疲れたと言って帰って行った
亜土夢、、懐かしい写真を見る、、
それからも、第4ウイルスの猛威は収まらず、、何百万と言う人々が感染したが、、、
愛の発明品のウイルスバスター医療機器の、お陰か、、、重症化する事や、死者が出る事は無かった
金曜日の、、愛達は、学校から帰ると、着替えてあい変わらず研究室にいた、、、
愛美は、またこそこそと、何かの設計図を書いていた、、、
愛は、、少し考え事をしていた、、、
「はあ~、、、どうしようかな、、、」
「愛、、どうしたの、、スランプなの、新しい発明品のアイデアが浮かば無いの、、」
「違うわよ、、、」
「じゃあ、、、何を悩んでいるのよ、、」
「ほら、、この間、亜土夢お父さんの若い頃、大学生の亜土夢お父さんと会ったじゃない、、、その時、亜土夢お父さんの両親、、おじいちゃんとおばあちゃんにも会ったじゃない、、、亜土夢お父さん、、両親の写真を持っていないでしょう、、空間モニター画面で、、コピーを出す事も出来るのよ、、」
愛美は、困惑して、、「で、、何がしたいのよ、、、」
「あの、写真を、亜土夢お父さんに、あげたいのよ、、まさか、タイムボックスで、過去に行って、、亜土夢お父さんや、おじいちゃんとおばあちゃんに、会った何て言えないわよ、、、どうしようかなと思っているのよ」
「愛、、簡単じゃない、、、」
「えー、、、愛美、、何か良い案はあるの」
「あるわよ、、、、私達のクラスの、女の子のおじいちゃんが、カメラ小僧で、この横浜の、風景をずっと撮り続けていて、、その写真の中に、偶然にパパの実家が写っていて、これまた偶然にそこの住人が写っていたと言えば良いのよ、、、」
愛は、、驚き、、、「えー、愛美が、、こんなに、機転が効くとは思わなかったわ、、」
「何よ、、愛は、、そんな目で、、愛美の事を見てたの、、、愛美は天才少女なのよ」
「、、、、もう、18歳だし、少女じゃないわよ、、でも、良い案ね、、空間モニター画面のコピーをして偶然を装って、亜土夢お父さんにプレゼントするわよ、、」
「えー、、、愛、、愛美からとも言ってね」
「わかっているわよ、、、」
夕食時期、、、
キッチンリビングで、、愛達は亜土夢が作った夕食を食べていた、、、
夕食が終わり、全員、リビングでくつろいでいると、、、愛が、亜土夢お父さんに、、
「ええと、、、亜土夢お父さん、、良いかな、、お話して、、、」
亜土夢はニコッと笑って、、「どうしたの、愛、、改まって、、、何かな、、」
「これ、、友達のおじいちゃんは、カメラが好きで、、この横浜のいろんな風景をカメラで撮っていたらしいの、、愛と愛美も見ていたら、、見た事がある、人達が、写っていたのよ、、亜土夢お父さんに、確認してもらうために、、コピー写真にして来たの、、、」
亜土夢はニコッと笑って、、「そうなの、、俺が、子供の頃の、横浜のいろんな風景なのかな、、、懐かしいね、、、見せて、あまり知り合いとかいないけど、、、」
愛は、、この間の過去の映像のコピーの写真を亜土夢に見せた、、、、
亜土夢は渡された写真を見た、「どれどれ、えっ、、なぜ、、、お父さんとお母さんが写っているんだ、、、家族の写真はカメラや空間スマホがなくて全然なかったのに、、、それに俺が住んでいた、、実家も写っている、、、、信じられない、、家はあまり裕福じゃなくて、俺を大学まで行かせるのやっとで、、俺が就職してこれから、孝行して、写真もいっぱい撮ろうとしたのに、、まさか交通事故で亡くなるなんて思っていなかったから、、、、懐かしいよ、、、」
亜土夢の目からはうっすらと、涙が滲んだ、
それを見ていた愛美も、少し涙ぐんだ
「愛だけ、行って悔しかったけど、パパの懐かしそうな顔を見たら、、愛美も嬉しいよ」
「亜土夢お父さん、、これって、やっぱり、おじいちゃんとおばあちゃんだよね、、遺影の写真と同じだもの、、、」、「そうだよ」
凜ちゃんお母さんも、、あわてて、写真を見た、、、「亜土夢、、、お父さんとお母さんなの、、わあ~、、本当だ、、遺影の写真と同じだもの、、お父さんもお母さんも優しそうな顔をしているね、、亜土夢と同じだよ」
「そうだね、、懐かしいよ、、お父さんもお母さんも優しかったよ、、」
「亜土夢、、寂しいの、、、、」
「凜ちゃん、、今は凜ちゃんと愛、愛美もいるんだよ、、全然、寂しくないよ、、でも、凜ちゃんや、、愛と愛美には、、会わしてあげたかったよ、、、、」
愛は思った、、、「亜土夢お父さん、、愛は、会って来たよ、、亜土夢お父さんの、お父さんとお母さんに、、ごめんね、、本当は亜土夢お父さんを、タイムボックスで過去に連れて行ってあげたいけど、、愛達がやってる事が全部わかってしまうわ、、ごめんね」
凜が、ずっと思っていた事、、、
しばらくすると、、愛達は、自分達の部屋に向かった、、、
リビングで、亜土夢と凜はまだ、たくさんの写真を見ていた、、
すると、凜がさりげなく、、「亜土夢は家の近くの大学に通っていたんだよね、、」
「うん、、両親が無理をして、、俺が将来コンピューター関係の仕事がしたいと言ったから、行かせてくれたんだ、、まあ、ゲーム関係の仕事だけどね、、今でもそれが役に立っているからありがたいよ、、」
凜は、興味深く、、「亜土夢は優しいし、格好良いから、、モテたでしょう、」
「えっ、、そんな事はないよ、、親に苦労を掛けたく無いから、アルバイト三昧で、彼女なんか作っている暇は無いよ、」
「そうなの、、後、、凜は前から聞こうと思った事があるの、、」
「えっ、、凜ちゃん、、何かな、、」
凜は昔の事を思い出す様に、、「ほら、亜土夢と凜が初めて会った日、、、亜土夢の住んでた、ワンルームマンションでの事だよ」
亜土夢も懐かしそうに、「懐かしいね、ワンルームマンション、、ウェルテラスA1か、凜ちゃん、20年ぐらい前の話なの、、、」
「うん、、亜土夢は今、女の子と付き合った事が無いって、言ったけど、、どうして私に凜ちゃんと言う名前を付けたの、、どうしてその名前なの、、、」
亜土夢は昔を思い出す様に、、「あっ、さっきの写真の頃だよ、、俺が大学に通っていた時に、、後輩の女の子から急に告白されたんだ、、1回しか会って無いから、顔は忘れたけど、、確かその日にアメリカに行く為、、大学を辞めるって言ってたな、、、」
「えー、、、亜土夢、本当に付き合っていないの、亜土夢は恋人はいないって言ったじゃない、、、」
亜土夢はあわてて、、「えっ、、告白されただけで、付き合った事は無いよ」
凜は、怒った口調で、、「凜が聞いているのは告白された女の子の話しじゃなくて、どうして凜と言う名前を付けたのって聞いたの」
亜土夢はまたあわてて、、「凜ちゃん、その子の名前が、、確か佐々木凜って言ってたんだよ、、凜って良い名前だと思っていたので、初めて会った時に思い出したんだよ」
「そうなの、、、」
「亜土夢が好きになったのは、凜ちゃんだけだよ、、」、、「そうなの、、嬉しい、、」
あい変わらず仲良しの2人だった、、、
しかし、亜土夢に、告白したのは、自分の娘、、愛だったとは、2人は知らない、、、
その週の水曜日、、、、
学校では、、第4ウイルスの対策の為、、、
全員、、シールドマスクをしていた、、、
ホームルームの時間、、担任の先生が、、、第4ウイルスの今後の対策と対応の説明をしていた、、、
「ええと、みなさん、、全国で第4ウイルスが流行っています、大昔からやっている、、うがい、手洗い、、それに最新のシールドマスクの着用をちゃんとして下さいね、もう、このクラスでも5人が感染して休んでいますので、気をつけて下さい、、」
ホームルームが終わり次の授業が始まるまでの間、、女の子達はおしゃべりしてた、、
「昔のマスクと違って、、顔を隠さないから、誰だかわかって良いわね、、」
「そうね、、呼吸もしやすいし、、運動しても問題ないわよ、、」
「今は冬だから良いけど、、大昔の、第2ウイルスの時は、夏に、マスク使用で問題があったみたいよ、、」
「このシールドマスクは、冷却機能もあるしウイルスは通さないのに呼吸はしやすいわ、夏の運動でも平気よ、、でも、このパンデミックいつまで続くの、、」
1人の女の子が、、「ニュースで科学庁で、最新の医療機器が開発されたお陰で、死者や重症者は出ないって言ってたわ、、大昔は酷かったらしいわよ、、医学や科学の発展のお陰よね、、凄いわよね、後はワクチンね、」
「本当よね、、、、私達は今の時代に生まれて良かったよ、、」
横で聞いていた、梓は思った、、「あんた達は、愛と愛美に感謝しないと、、第4ウイルスで重症者や死者が出ないのは、あの、愛が発明した、ウイルスバスター医療機器のお陰なんだから、、、」
おじいちゃんの発明品、、
その日、、愛達が学校から、帰ると、リビングの方から、話し声が聞こえて、、
「えっ、、、誰か来てるの、、、」
愛と愛美がリビングに行くと、、リビングには、凜ちゃんお母さんと葵のおばちゃんと由紀ちゃんがいた、、、
「えっ、、、どうしたの、凜ちゃんお母さん、、全員そろって、、、」
「あっ、、愛、愛美、お帰り、、今日ね、3人で東京の美味しいスイーツのお店に行って来たのよ、、あっ、、お土産があるから、、梓ちゃんも呼んで、、部屋に持って行くからね、、、」
愛美は葵のおばちゃんに、、「ねえ、、葵のおばちゃんも甘い物が、好きなの、、」
「あたりまえでしょう、、これでも女性なのよ、、医学に、科学や発明だけじゃ無いのよ、今日は、有給でお休みだからね、、、少しでも普通の事がしたくてね、、、おかしい私が、普通の事をしたら、、」
「そんな事言ってないよ、葵のおばちゃんは普通の人から見れば容姿端麗な美人だもの」
「あら、、嬉しいわね、、」
「そうね、、、周りの男の人は、葵さんをずっと見てたもの、、、美人だって」
「えっ、由紀ちゃんの事も見てたよ、美人だから、、」、「まあ、、凜ちゃんは一番若いしかわいいから、全員、凜ちゃんを見てたのよ、、、」、愛と愛美は、苦笑いをした、
愛は空間スマホで梓に電話して事の内容を伝えた、、梓はすぐに行くと言った、、
愛美が、、葵のおばちゃんに、、「ねえ、わざわざその為だけに、東京まで出かけたの」
「凜ちゃんが、、ほら、おじいちゃんの佐々木博士の発明品が、展示されている、科学庁博物館に行って、昔の発明品を見たいと言うから、、3人で行って来たのよ、、」
「そうなの、、おじいちゃんの研究ラボにある、発明品だけじゃないんだ、、、」
「そうよ、、中でも、、今、あたり前の様に使われている、、スーパービジョン空間パネル、、あれは、あなた達のおじいちゃん、佐々木博士が発明したのよ、、」
愛や愛美は驚き、、、「えっ、そうなの、、知らなかったわ、、」
「今は全て、、映像関係、空間シリーズなのよ、まあ、アナログが良いって言う人もいるけど、、、空間スマホに、空間テレビ、空間タブレット、、コンパクトパネルに、、私達がいつも使っている、空間モニターもよ、、おじいちゃん凄いわよね、、、」
葵はついでに、、「あら、レーダー用じゃ無いステルスモード、、透明化タイプの試作品もおじいちゃんの発明品よ、、今でも、そのタイプの発明を作れる科学者は、10人ぐらいしかいないわよ、、難しくて、展示されている、設計図を見ても理解出来無いわよ」
愛美は思った、、、「あっ、、、あの、AIアンドロイド工場に忍び込んだやつ、、あいつもそんなに優秀なやつなんだ、、バカだな、あいつ、普通にしていたら、良かったのに」
愛も思った、、、「最新ステルスモード、、えっ、、あれぐらい簡単に出来るよね、透明化も、、どこが難しいの、、わからない、、まあ、おじいちゃんは凄いよ、、あの時代でそんな事が出来るのは、、、愛は絶対おじいちゃんのDNAを受け継いでいるよ、」
愛美は、ニコッと笑って、、、「愛、、思っている事はわかるよ、、、、おじいちゃんのDNAを受け継いでいるのは愛美だからね」
「あんたは、凜ちゃんお母さんじゃない」
「性格でしょう、、、DNAとは違うわよ、、頭脳の事よ、、天才少女なのよ、、」
「もう、、18歳なの、、同じ顔で言うのはやめて、、、」
そう話していると、そこに、梓が来た、、、
「あっ、お母さん、、もう、メールぐらい入れて、、出かけるなら、、」
「話しに夢中になって忘れたわ、、、」
梓は、葵のおばちゃんを見て、、「あっ、葵のおばちゃんもいたの、、この間は貴重な体験、、どうもありがとうございました、、」
葵のおばちゃんは、小さな声で、「梓ちゃんのお陰で、助かったわよ、、愛や愛美だけだと、、フォローが大変だからね、、あの日は2人は少しは大人しくしていたわよ」
梓は、、苦笑いをした、、、「あれで、、」
愛達は、部屋には行かず、スイーツと飲み物を持って、研究室に向かった、、
「何か、、最近、研究室の方が落ち着くね」
「さては、、梓も、感化されたのかな、、、じゃあ、、基礎から科学を勉強してみる、」
「学校の、勉強だけで、精一杯よ、、もうすぐ受験の季節でしょう、、」
「そうね、、みんなそろそろ、進路先を決める時期だわ、、めんどくさい、、」
愛美は梓に、、「梓はもう、受ける大学とか決めたの、、、」
「うん、、東京国立未来大学よ、、」
「そうか、、大変だね、、日本で一番難関の大学だから、、でも、梓は、模試だって全国トップレベルでしょう、、大丈夫だね」
梓も、、「ところで、愛や愛美はどうするの、、大学、、同じのが良いけど、、」
「大学ね、、果たして私達を受け入れてくれる大学が有るかしら、、特に梓が受ける、、あの大学がね、、、」
愛美は、、「愛、出来れば、梓と同じ大学が良いわよ、、私達、、一般常識と少しずれているもの、、、勉強は大丈夫だけど」
「そうよ、、、全部、梓、任せだからね、」
「愛達は、受験の対策とかしてるの、、」
「何それ、、、大学や大学院で学ぶ物はもう、何も無いわよ、、簡単すぎて、、」
「愛や愛美に、聞いた私がバカだったわ、、そうね、もう、あの大学でも講義をしてるのよね、ねえ、、大学に行く意味あるの、、」
「まあ、、それは入学までに考えるわよ」
「それより、愛、梓の受ける、あの大学が、、本当に、私達を受け入れてくれるの、、そこが一番よ、、、」
「さあ、、それも、これから考えるわよ」
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