第15話ー2、未来、科学少女、愛&愛美
第4ウイルスの脅威
しばらくして愛達は、研究室に行った、、、
亜土夢と凜が空間テレビでニュースを見ていたら、、臨時ニュースが入った、、
「ええと、、えっ、、、大変だよ、、新種のウイルス、、第4のウイルスが全世界で大流行だって、、じゃあ、日本でも流行るのか」
凜ちゃんお母さんは困惑して、、「えー、、亜土夢と凜が付き合い始めた頃に流行ったウイルス以来だね、、」
「ええと、凜ちゃん、、あれは、AIアンドロイドのウイルス、コンピュータウイルスだよ、、ほら、葵さんの従姉妹がかかった、第3ウイルス以来じゃないのか、、」
「えー、、そうなの、、大変じゃない」
「気をつけないと、今度は凜ちゃんだって人間なんだよ、、」、「そうだわ、、」
愛達が、研究室で、アイテムの整理をしていると、、愛の空間スマホに着信が、、、愛はすぐに空間モニターと連動した、、空間モニター画面に葵のおばちゃんの映像が、、
「葵のおばちゃん、、、何か用なの、、」
「愛、、愛美、大変よ、、」
「えっ、、葵のおばちゃんどうしたの、」
「あんた達、テレビのニュース見てないの」
「ええと、研究室で、アイテムの整理をしていたから、、見てないよ、、、」
「もう、、第4のウイルスが発生したのよ、、全世界で、、今に日本でも流行るわよ、、明日、科学庁の医療部で、緊急会議があるのよ、、本当はあなた達にも出て欲しいけど、、月曜日で学校があるのよね、、」
「うん、、別に授業は簡単過ぎて面白くないから、行かなくても良いけど、亜土夢お父さんに知られたら、困るから、、」
「そうよね、、言え無いわよね、、世界トップレベルの医学博士なんて、、まあ、良いわ、、内容は報告するから、ウイルスにかからない様にしてね、、」、、「うん、、」
葵のおばちゃんは、電話を切った、
「愛、、大変だよ、、第4のウイルスだって早目に、ワクチンや、特効薬の対応をしないと、インフルエンザ、コロナ、第3ウイルス、トレス、の時みたいに、大きな被害がでるわよ、、」
「そうよ、おばあちゃんや、双子のおばさんは第3ウイルス、トレスで亡くなったのよ」
「そうね、、私達と同じ名前の双子でしょう、、、小学生だよ、、かわいそうに、、」
「今度は、そうならない様に、早目の対策をしないと、、愛美、、私達は医療部の会議に行けないから独自で、ウイルス医療装置を作るわよ、、科学者で医師でもある、、私達の観点で、、対策するわよ、、」
「よし、、ウイルスバスター装置ね、、」
「、、、まだ出来ていないのにネームを付けるの、、バカみたい、、」
月曜日、、学校では、、、、
クラスメートの女の子達は、、、昨日の緊急ニュースの事で騒いでいた、、
梓が、愛と愛美に近ずき、、「愛、、愛美、大変な事になったわね、、第3ウイルスの流行の時もかなり被害が出たのに、第4のウイルスだって、、もう世界中で流行っているらしいわよ、すぐに日本でも流行るわ、、」
愛と愛美は、、「うん、知ってる、、昨日の葵のおばちゃんから電話があって、、今日、科学庁医療部で会議が開かれているわ」
「私達も、誘われたけど、、学校があるから断ったのよ、、まあ、行っても良いけど、学校の授業は簡単過ぎて面白くないからね、、でも、亜土夢お父さんにバレるからダメよ」
「そうでしょうね、、、でも、怖いわね、」
「そうね、、私達も対策するわよ、、」
「えっ、、、愛、愛美、もうそんな事を考えているの、、、早いわね、、」
「まだよ、、サンプルやデータがないと、対抗する、装置は作れないわよ、、」
愛美は得意気に、、「ウイルスバスター装置だよ、、良いでしょう、、」
「ええと、、まだ作って無いのに名前は決まっているの、、」
愛は呆れて、、「それは、愛美が勝手に付けた名前よ、、これから作るのに、、」
「そうなの、、まあ、期待しているわ、、」
その週の金曜日、、
愛達は、研究室で、第4のウイルスの対策の為の、対抗装置の大まかな、制作作業をしていた、、梓も、それを退屈そうに見ていた
「愛、全然わからないけど、、それって完成したの、、、」
「全然よ、、、肝心なウイルスのデータとサンプルが無いから、半分って感じかな」
すると、愛の空間スマホに着信が、、、
愛は葵のおばちゃんからの電話とわかると、空間モニターと連動させた、、、、
「葵のおばちゃん、、何か用なの、、」
葵は研究室内の映像を見て、、「あら、梓ちゃんもいるのね、、、」
「うん、、葵のおばちゃん、こんにちわ、」
「葵のおばちゃん、どうしたの、、」
「ほら、、例の、第4のウイルス件よ、とうとう、日本にも、発症例が現れたのよ、」
「やっぱりね、、、で、対策は、、」
「大手製薬会社は、こぞって、ワクチン開発を始めたわ、、サンプルやデータが少ないので遅れているわよ、、海外でも難航しているみたいよ、、絶対的な効果がある、ワクチンや、特効薬は無いもの、、海外では死者数はどんどん増えているみたいよ、、」
「葵のおばちゃん、、科学庁医療部は、何か対策はしてるの、、、」
「うん、、私頼みよ、、何か新しい、ウイルス対策の医療装置を発明出来ないかって」
「、、、、大変だね、、葵のおばちゃん、」
「そうよ、、、私だって万能じゃないのよ、そこで、、、愛と愛美にお願いがあるのよ」
「ええと、、、、何かな、、、」
葵のおばちゃんは、ニコッと笑って、、、
「もう、、知ってるのよ、、あなた達は、私を遥かに越えた、科学者で医学者なのは、」
「えっ、、、そんな事は、無いよ、、葵のおばちゃんは天才科学者で医学博士なんだから、、愛と愛美は、そこまでじゃないよ」
「そうかしら、、隠れてこそこそと、、凄い事をしてるの、わかっているのよ、、もう、赤ちゃんの頃から見ているのよ」
「ええと、葵のおばちゃん、、何が言いたいのかな、、」
「明日、、遊びのつもりで、科学庁、医療部の本会議に参加して欲しいの、、あっ、、何なら、梓ちゃんも経験の為に参加しても良いのよ、、梓ちゃんも賢いから、一般的な意見も聞きたいし、、、」
梓は驚き、、「えー、私が、あの日本で一番大きな組織で、、国の中枢部の科学庁の本会議に参加するの、、無理だよ、、」
愛美は笑って、、「あら、良いわね、梓が行くなら、、嫌だけど参加するわよ、、、科学庁大臣の親父の顔を見るのは嫌だけど」
「あら、愛美は、この間の件、まだ、根に持っているのね、、」
「あたりまえだよ、、口止めしたのに、平気で葵のおばちゃんにペラペラしゃべって、、明日、文句を言ってやろうかしら、、」
葵のおばちゃんは苦笑いをした、、
愛は困惑して、、「梓、、大丈夫なの、」
梓は決心して、、「これも、、将来、社会人になる時に役に立つわ、その場にいるだけで良い経験になるわね、、お願いします、、」
「じゃあ、決まりね、、明日9時に、私の家に来てね、」、「うん、、わかったよ、」
葵のおばちゃんの電話が終わると、、、
「梓、、、本当に大丈夫なの、、、」
「うん、、良い経験だと思うよ、、」
愛美はニコッと笑って、、、「まあ、、愛と愛美の側で、堂々とすれば良いのよ、、大した連中はいないから、、大丈夫だよ、」
「えっ、、、国の中でも優秀なお医者さんの集まりよ、科学庁大臣もいるんでしょう」
愛美はさりげなく、、「あっ、、たまに、総理大臣の親父も参加するかな、、」
「えー、、、何か不安、、、」
その日の夜までに、愛は、急ピッチでウイルス対応医療機器を完成させてた、、
科学庁医療部の本会議に行く、、
次の日、、梓は不安を抱えつつ、、愛達のお屋敷の研究室にいた、、、
「あ~、、心配だわ、冷静でいられるかしら何か聞かれたら、ちゃんと答えられるかな、一般的な事なら良いけど、、緊張するわ、」
愛美は、ニコッと笑って、「知らないって言えば良いんだよ、、、どうせ、愛と愛美がいれば、、向こうの方が緊張するから、少しでも意見を言うと、、愛と愛美に何を言われるかわからないから話せないよ、、」
梓は不思議そうに、、、「そうなの、、、」
愛は、苦笑いをして、、「愛美、、もう、葵のおばちゃんの家に行くわよ、、」
愛達は、葵のおばちゃんのお屋敷に向かった
お屋敷の駐車場では、葵のおばちゃんがもう、待っていた、、、
「あっ、愛、愛美、梓ちゃん、今日はよろしくね、、、」、「あっ、はい、お願いします、、本当に私も参加しても良いの、、」
「良いわよ、、愛と愛美がいれば、誰も文句を言う人はいないわよ、、」
「良いんだよ、、そんなやつがいたら、愛美が言い負かせてあげるよ、、」、「そう、」
葵のおばちゃんは苦笑いをした、、、
4人は、葵のフルオートジャイロカーに乗り込むと、ジャイロカーは、科学庁に向かって飛んで行った、、、
東京の中心地、、巨大な施設、科学庁、、
日本の中枢部でたくさんの施設の集まりでその中に医療部本部もある、、
ジャイロカーを降りた4人は、科学庁医療部、総合会議室に向かった、、、
梓は、場違いな様子で、緊張していた、、
「うわ~、、テレビで見た、政治家や科学者、お医者さんも大勢いるわ、、」
「そうね、、まあ国の一大事だから、、」
4人は、受付を通り、総合会議室の前の休憩室に入った、、
「あっ、愛博士と愛美博士だぞ、」、周りの医学者達は、愛と愛美を見て、、ピリッとして、静まりかえった、、、
すると、1人の老人が話しかけた、、、
「おお、、愛ちゃん、愛美ちゃん、今日は来てくれたのか、、良かったぞ、、」
その顔を見た、梓は、、「わあ~、科学庁大臣だわ、、ニュースで見た事がある、、」
つかさず、愛美が、、「ねえ、、この間の医療の件、、葵のおばちゃんに話したでしょう、、あれだけ内緒だって言ったのに」
「はて、愛美ちゃん、そうだったかな、、忙しくて忘れたぞ、、、年かな、、、」
「この、親父、、よくもペラペラと、、」
葵のおばちゃんと梓は苦笑いをした、
「愛美、もう、、科学庁大臣は、お年なんだから、あんまり言ったらダメよ、ボケているんだから、」、愛の言葉に、葵のおばちゃんと梓はまた、苦笑いをした、、科学庁大臣も笑うしかなかった、、
すると、そこにもう1人の男性が、、、
「おお、愛博士、愛美博士、、今日はお願いしますぞ、、何か言いたい事があったらどんどん言って下さい、、」
梓は、その顔にも見覚えがあった、、、、
「えー、、総理大臣じゃない、、良いの、、私が、こんな場所にいて、、」
すると、愛美がまた、、「ねえ、、科学庁大臣が口を滑らせて内緒事を話したのよ、、、あなたの、管理不足じゃないの、まったく」
総理大臣も、苦笑いをして、、「いや~、、申し訳ない、、まあ、許してください」
梓は、呆気にとられた、、「愛美、、あんたは一体何者なの、日本の1番偉い、2人に」
すると、会議場の用意が済んだのか、扉が開き、、愛達や、科学庁医療部の医学者達や、総理大臣、科学庁大臣も会議室に入って行った、、中には全国から選ばれたエリート医者達、50人程度が着席していた、、その前の用意された、テーブル席に、愛達は座った、
この状況に、梓はますます緊張した、、
「えー、、、私、、、大丈夫なの、、」
「あっ、梓、、大丈夫だよ、、普通にしていれば、、説明進行は医療部、部長が、するし、質疑応答は、医療部の医学者や葵のおばちゃんがするから、怖くて私達に質問を投げかけるバカはいないから、総理大臣や科学庁大臣も何も言わないわよ」、「そうなの、」
第4のウイルスの対策会議は始まった、、、
まずは、、医療部、部長が、おおよその、第4のウイルスの説明と現状を話した、、
「ええと、、ここまでで、何か質問の有る方はいますか、、、」
「ええと、、、もう、実際ウイルスの疑いのある発症者は、どれくらいいるのですか」
医療部の医学者達は、答えた、、、
「ええと、、とりあえずまだ、4~5人程ですが、、数日で、数万人は発症すると、思います、、」、会議室はざわついた、、、
「あの~、、ワクチンや、特効薬は間に合うのですか、、医療機器も、、、その4~5人はどこで、隔離して、治療にあたっているのですか、、、」
医学部、部長が、、「ええと、、国の総合病院、、科学庁国立病院の集中治療室で対応してます、、、」
「じゃあ、疑いのある、患者にワクチンや、特効薬は投与してるのですか、、、」
「製薬企業は、開発にとりかかっていますが、認定を受けるには数ヶ月は掛かります」
会議室は、また、ざわついた、、
「医療機器ならどうですか、科学庁ですぐに使える様には出来ないのですか、、科学班とは連携してるのですか、、」
すると葵のおばちゃんが、、「まだ、未知のウイルスで、、データやサンプルの解析が進んでいないので、そうね、早くて1ヶ月はかかるわ、、残念だけど、、」
「そうなると、、現場は大勢の患者でパニックになります、、どうにか出来ませんか、、数日で、数万人ですよ、、大丈夫ですか」
葵のおばちゃんは、困ってしまった、、、
「科学庁大臣、、どうなんですか、、」
「わしらも、精一杯努力しているんだ、、世界で発症してから、まだ、半月だぞ、、」
「そんな事を言っても、第4のウイルスが発症した国からデータやサンプルをもらって対応出来なかったのですか、、、これまでのパンデミックが全然、生かされていないのか」
総理大臣は、、「全世界、、自分の国の対応で精一杯だぞ、他所の国の事まで、考えていられないのが現状だ、、、」
「それは、、政府の怠慢では、、、」
梓は、、あまりにも激しい、言い合いに驚き、、言葉を無くした、、、
すると、怒った愛美が、、「おい、、言いたい事は、それだけか、、お前達それでも、全国の優秀な医者か、全て、科学庁、医療部任せで、、自分達でも、第4のウイルスの事を研究して、対策しようと思わないのか、、、情けない、、そのレベルなのか、、」
医者達は、、愛美と隣の愛の顔を見て、、、驚き、、静かになった、、、
「バカ、、まずいぞ、、あの顔、医学情報誌で見た、世界トップレベルの伝説の双子の医学博士じゃないのか、、」
「まずいぞ、、、言い過ぎたのか、、」
「おい、、国立病院の院長や大学病院の部長クラスでも頭が上がらないらしいぞ、、怒らせたらまずいぞ、、」
医者達はざわつき始めた、、、
1人の医師が、勇気を出して、、「ええと、、あの~、愛博士と愛美博士に聞きたいのですが、、良いですか、、」
先程とは違い、低姿勢で聞いた、、、
「何かな、、何でも聞いて、、」
「愛博士と愛美博士には、何か良い、対策案はあるのですか、、、」
愛美はニコッと笑って、、「あるよ、もう、第4のウイルスの対抗の医療機器は出来ているし、後はそのウイルスのデータ解析をして、組み込むだけよ、、ねえ、、愛、」
医師達は、驚愕の目で見ていた、、、
「ええと、、データ解析も大変じゃないですかね、、、佐々木博士も言ってたし、、」
愛もニコッと笑って言った、、「あら、、もう、サンプルは、科学庁国立病院にいるじゃない、、それをすぐに解析して、医療機器に打ち込めば、ウイルス対策の、強力な抗体が体の中で出来て、第4のウイルスの全てをすぐに消滅させるわよ、解析機器もあるから、予防に関してはワクチン待ちだけど、、」
葵のおばちゃんも、驚き、「愛、愛美、それって本当なの、、呆れたわ、、、まったくあんた達は、、」
「えへへ、、葵のおばちゃん、ウイルスバスター医療機器って言うんだよ、、」
「愛美、勝手に決めないでよ、、」
総理大臣や科学庁大臣も苦笑いをした、、
それを聞いた、医師達はざわついた、、
「信じられない、、どんな医療機器なんだ」
梓は、ニコッと笑っていた、、、
愛は、科学庁医療部、部長に、「明日、そのウイルスのデータ解析をして、、新しい医療機器の効果を試すわよ、、ウイルスが消滅するなら、その医療機器を増産して、全国の大きな病院に届けてね、、科学庁、総出で対応して、、時間との勝負よ、、、」
「あっ、、はい、、わかりました、、」
本会議は終了した、、、
会議室から出ると、葵のおばちゃん、科学庁大臣、、総理大臣、医療部部長は愛と愛美に近づき、、、
「愛、愛美、さっき言ったのは本当なの、、第4のウイルス対応の医療機器が有るって」
愛は毅然とした態度で、、「葵のおばちゃん、、ごめんね、おばちゃんから聞いた後で作り始めたの、、本当に後はデータさえあれば完成よ、、」、「ずいぶん早いわね、私もまだ、構想だけなのに、、」
その場の全員は驚き、、、
「いやはや、2人には、驚くばかりですな」
「いや、ありがたい、、あの場を静める為の話だと思っていましたから、、」
「バカね、そんな嘘はつかないわよ、、自信が有る事しか言わないわよ」
梓は心配して、、「愛美、、総理大臣に向かってバカは無いでしょう」
「えー、、いつもそうだけど、、」
「はあ~、、もう呆れるわ、、」
医療部部長は、、「愛博士、愛美博士、明日、科学庁国立病院でお待ちします、、よろしくお願いいたします、この国の運命がかかっていますので、、、」
「もう、、大袈裟ね、、」
葵のおばちゃんも、、「私も見学に行くわよ、、愛、愛美、良いわね、、」
「じゃあ、わしらも行くぞ、、」
総理大臣と科学庁大臣も言った、、、
「えー、邪魔くさいな、、葵のおばちゃんは良いけど、、面倒くさい、、」
「そんな事を言わないでくれ、、愛美ちゃん、、邪魔しないから、、」
愛美の顔をを見て、梓は、呆れた、、
ウイルスバスターズ、出勤、、
次の日、愛達は、梓を連れて、科学庁国立病院に来ていた、、その他見学者も、、、
葵のおばちゃんや、総理大臣、科学庁大臣、が訪れた為、、病院内は騒然としていた、、
若い医師達は何が起きているかわからず、、
困惑していた、、、、
科学庁国立病院の上層部の総合的院長らは、緊張な面持ちで、身構えていた、、
「さてと運搬用ロボット、ウイルスバスター医療機器を持って付いて来てね、、」
「愛美、、そんな名前じゃないわよ、」
「じゃあ、何よ、、」
「時間がなくて、考えて無いわよ、」
「じゃあ、、ウイルスバスター医療機器で決まりよ、私達3人はウイルスバスターズよ」
梓は困惑して、「えっ、3人って、まさか私も入って無いわよね、、」
「もちろん、入っているわよ、」「えー、」
愛達は医療研究室に案内された、、
医療学者が、、「ええと、愛医学博士、愛美医学博士、、こちらの研究室に第4のウイルスの菌が保管されています、、どうぞ防護装備をして入って下さい、、」
「じゃあ、、危険だから、私達とあなたの、3人で入りましょう、、」
「ええ、わかりました、管理をしているのは私ですので、、、」、梓は不安そうに聞いた
「ええと、、私はウイルスバスターズだけど、、どうすれば良いの、、」
「あっ、、梓は、私達の、安定剤よ、、いるだけで心強いの、、」、「そうなの、、」
医療研究室内、、、防護装備をした3人は室内に入って行った、、、
愛と愛美は、ウイルスバスター医療機器をセットして、、バイオ容器の第4のウイルスに改造したCTCスキャナー型スマホを当て、データを調べた、、、
「ほうほう、、こんな感じか、だったら有効な、手段は、、こんな感じか、、」
愛は、ウイルスバスター医療機器に、そのウイルスの対抗するべくデータを打ち込んだ、
少しの時間で、ウイルスバスター医療機器は、ウイルスを消滅する抗体を作り出せる様になった、、、
「ほうほう、、、、これで完璧だわ、、」
「愛、、ウイルスバスター医療機器の準備は出来たの、、、」
「うん、、、、今回は、アバター愛美の活躍は無いわよ、、、」
「えー、、、色々と、アイテムは、コンパクトボックスに入れて来たのよ、、使う場面は無いの、、、」
愛は、呆れて、、、「ねえ、、私達2人じゃ、無いのよ、、ほら、不思議そうに見ている、あの、男もいるのよ、、、」
「えー、今回は、美少女戦士アイミーの活躍は無いの~、、、、」
「バカね、、外は葵のおばちゃんや、総理大臣と科学庁大臣もいるのよ、、変な事は出来ないわよ、、、、」
愛は、一緒にいた、科学者に、、、、
「ええと、、サンプルのデータ解析は済んだわ、、次は、発症者の1人に、、この第4のウイルスを消滅する事が出来るか試したいのよ、、その患者の元に案内して、、」
科学者は驚き、、「えー、、この短時間で、解析が済んだのですか」
「ええ、、済んだわよ、、こんなの簡単じゃない、、、」
「えー、、、そうなんですか、、、5日間も検査したけど、全然、、わからないのに」
「ねえ、、急いでいるの、この医療機器で、治るか試したいけど、、」
医学者は、、「あっ、すみません、、御案内します、、、、」
研究室から出た、愛達を見ていた、葵のおばちゃん達は、何もわからず、愛達の行く方向に付いて行った、、、
先導した医学者が、、「ええと、、愛医学博士、愛美医学博士、、ここが、日本で1番最初に第4のウイルスにかかった、人がいる、集中治療室です、、、」
葵のおばちゃん達は心配そうに見守る様に、隣の待機室に入った、、、
「愛、、、愛美、、本当に大丈夫かしら、」
すると梓が、、「葵のおばちゃん、、言ったらいけないけど、愛と愛美は全ての困難な状況を乗り越えて、みんなの窮地を救ってきたわ、、あの2人には不可能な事は無いわよ」
「そうね、、梓ちゃん、、私も赤ちゃんの時から見てるのよ、まあ、梓ちゃんも同じだけど、、信じているわよ、、、そうね、愛と愛美に不可能な事は無いかもね、、、」
愛と愛美は、防護装備をしたまま、集中治療室に入って行った、、医学者の男も、確認の為に入った、、、医療用ベッドの上には女性がいろんな治療機器を付けられた状態で寝ていた、、、
愛はウイルスバスター医療機器を用意すると
その患者の呼吸器に接続して、ウイルスバスター医療機器を起動させた、、
「酸素と一緒に血管内に運ばれて、全身に広がるわよ、、ウイルス菌を消滅させる抗体がね、、、多少時間はかかるかも知れないけど、、ねえ、貴方、、この患者の状態の数値を細かく分析してね、、」
医学者の男は、、設置されている、装置のデータを空間モニターで逐一変化を慎重に見ていた、、
愛美は面白く無い顔で、、、「もう、、愛美は何もする事は無いじゃない、、アバター愛美にもなれないし、、アイテムは全然使えないし、、活躍しているのは愛だけじゃない」
「あら、、いつも私はそう言う思いをしてるのよ、、いつも裏方で、、愛美は現場で活躍してるじゃない、、、」
「ふん、、危険な思いもしてるけどね、、」
「アバターがでしょう、、、」
しばらく経って、、医学者の男が、、、
「えー、、、数値がどんどん正常化している、、重症患者の状態が改善しているぞ、」
愛と愛美は、ニコッと笑って見ていた、、
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