第13話、未来、科学少女、愛&愛美

未来、科学少女、愛&愛美、、13話、、

奇跡の治療、、、?、、






撮影クルーの、中から、きれいな女性が、声をかけた、、

「あの~、あなたは1人なの、、救助隊員じゃ無いよね、その格好じゃ、、、まるでアニメのヒロインじゃない、、、」

「あっ、、この人ね、奏のお姉ちゃんは」

アバター愛美は、奏のお姉ちゃんに近づき小さな声で、、「ねえ、あなた、奏のお姉ちゃんだよね、、そうでしょう、、」

静は驚き、、「えっ、、どうして奏での事を知ってるの、、」、「うん、奏に、お姉ちゃんを助けてあげてと、頼まれたの、、」


静は驚き、、「奏に、、でも、あなた、1人でどうにかなるの、、そう言えば、どうやってこの地下室に来たのよ、ドアなんか土砂で開かなかったのに、、」

アバター愛美はニコッと笑って、「それは秘密よ、、助ける代わりに、私の事を誰にも話したり、ましてや映像を撮らないで欲しいの、、約束してくれる、、」

「わかったわ、、みんなに話すわ、、」

そう言うと、静は、冷静に、アバター愛美の話をみんなに話した、、

全員、不思議がっていたが、、助かるかも知れないと、歓声をあげた、、


「じゃあ、、後ろに下がって、大きな爆発音がするから、、」、アバター愛美が、壁に穴を開け様とした時、シャッター音と光が、、

すると、後ろの方で男2人が揉めていた、、

倒れていた男の手にはスチールカメラが、、

静がかけより、、「ねえ、何をしてるの」

「こいつ、さっき静さんが、言った事を破って、、あの子を撮影したんだ、、せっかく俺達を助けてくれるって言ってるのに」

「ねえ、、あなた、助かりたくないの、、」


男は、、「あんた達と違って、俺は今回雇われたフリーのカメラマンだ、、少しでもスクープが欲しかったんだ、、」

愛美は、愛に何かを頼むと、愛はすぐに愛美に渡した、、愛美はそれを受けとると倒れている、男の元に近づき、、「ごめんね、私も正体がバレたら困るの、、今、撮った写真だけは、消させてね、、」、そう言うと、愛から受け取ったアイテムをカメラにかざすと先ほど撮ったアバター愛美の写真を消滅した、

「大事な、カメラは壊していないから大丈夫よ、、助かりたいならおとなしくしてね」


アバター愛美は、、壁に近ずくと、重力変換リングをまた、レベル6にして、、思いきり殴った、、、激しい爆発音、、砂煙、、、

しばらくすると砂煙が収まり、、壁に大きなトンネルが開いていた、、、、やはり50メートル先の出口から、夜空が見えた、、

それを見た、、地下室に閉じ込められた人達は、歓声をあげた、、、


静は、驚きながら、アバター愛美に近づき、「ありがとう、、本当に、もう、助からないと思ったから、、奏に感謝しないと」

「うん、、私も、、奏の依頼が達成出来て、クラスメートとして嬉しいよ」

静は驚き、、「あなた、奏のクラスメートなの、、女子高生、、あの学園の子なの、、」

「あっ、、奏のお姉ちゃん、企業秘密だからね、、内緒よ、、、」、「うん、、まあ奏にはお礼を言うわよ、お友達のお陰で助かったって」、「うん、、それなら、良いわよ」


静達は、、ゆっくりと穴に入り、出口に向かって歩いた、、、

空間モニターを見ていた愛と梓は、「良かった、、これで生き埋めになっていた、全員が助かったのよね、、、」

愛は空間モニターを確認して、、「地下にいる、生命体の赤い点は、すべて消えたわ、、たぶん、これで救助終了ね、、あっ、愛美、警察や自衛隊が来る前に、球体に戻って、帰って来てね、、、」

「りょ、だよ、、、」


アバター愛美は球体に戻ると、、地中を上に進み、、上空に出た、、地上では、静達が、警察や自衛隊に保護されるのが見えた

球体は、凄いスピードで研究室に戻って来た

台座に球体が降りると、、愛美はアバターセットのメガネのスイッチを消した、、

「球体ちゃん、お疲れ様、、お陰で全員救助出来たよ、、」


愛も空間モニターを消した、、「梓、愛美、お疲れ様、、全員、救助出来てほっとしたわ、、まあ、、アバター愛美の事が漏れても、映像が無ければ信憑性が無いから大丈夫ね、、、あっ、梓、、奏に連絡お願いね、」

「うん、、」、梓は空間スマホで、奏に連絡した、、「あっ、、、奏、、お姉ちゃん、ちゃんと救助したからね、、うん、、あっ、、そうなの、、わかったわ、、じゃあ、明日、学校でね、、、」


梓は空間スマホを切ると、、「愛、愛美、もう奏のところにお姉ちゃんから連絡が来て、、お友達に助けてもらったよって、言われたって、、お姉ちゃん興奮してたらしいわあっ、、愛と愛美にお礼を言ってねと言われたわよ、、後、警察には、謎の生命体が助けてくれたと言ったらしいよ」、、、「そうなの、、うんうん、良かったよ」

こうして救助活動は終了した、、、


梓が、家に帰ると、、愛と愛美はアイテムを片付けて、リビングに向かった、、、

リビングには、大きな空間テレビを見ている、凜ちゃんお母さんと葵のおばちゃんがいた、、、「あっ、葵のおばちゃん、どうしたの、、」、葵のおばちゃんは、、「あっ、、愛、愛美、、ほら、昨日の地震の被災地、奥多摩での救助活動で、科学庁の人達が行ってるから、気になって、凜ちゃんと一緒にニュースを見てたのよ、、」


凜ちゃんお母さんが、、「愛、愛美、凄いのよ、、何か知らない謎の正義の味方が現れて、、行方不明者全員、救助したのよ、、」

「えっ、、、謎の正義の味方、、何それ」

「映像は無いけど、、大きな爆発音が上がって、、地下に大きな空間が出来て、そこから救助したのよ、、、何で映像が無いのよ」

愛は、困惑して、、「みんな、疲れて、幻覚を見たんじゃないの、、」

「でも、後からの映像では、地下に3つも大きな穴が開いてたよ」


愛もごまかせないと思い、、「世の中、不思議な現象が起こるのね、、」、「本当だよ」

「タコみたいな宇宙人の仕業かしら、、宇宙人にも良い人がいるのね、、、」

「あねの、、凜ちゃんお母さん、、誰も宇宙人なんて言って無いでしょう、どうしてタコなのよ、、美少女に決まっているでしょう」

「愛美、、何で、美少女と決めつけるの」

「だって、、その方が良いじゃない、、」

葵は、ニコッと笑っていた、、、、





新種の癌、見つかる、、、





それから2日後の夜、、、

夕食を終え、、全員、リビングでくつろいでいた、、、

亜土夢と凜ちゃんお母さんは、テレビを見て、愛と愛美は、それぞれ、最新科学誌と

最新医学誌を見ていた、、


愛美が愛に、、「ねえ、、愛、、新種の癌が見つかったって、、」

「あら、、珍しい事じゃないでしょう、、新しい病原菌だって、、日々、発見されるのよ、、、」、「でもさ、、ようやく、癌が不治の病じゃなくなったのに、、再発率が高いって、、全摘出は無理だって、、それも急激な成長だってよ、、医療の方は大変ね、」


愛は険しい顔で、、「そうなの、、今の医療なら、どんな小さな癌細胞だって、見逃さないはずよ、、」、「それが、、ミクロ単位で発生して、、急激に大きくなるから、根絶やしに出来ないみたいよ、、」

「最新技術でも、対応出来ないのかな、、」

「早目に対策しないとお手上げね、、科学庁医療部も大変だわ、、見えない癌って何、ステルスモードと同じかしら」

「バカね、、極端に小さいだけでしょう、」

「この話し、葵のおばちゃん知っているのかな、、、明日の金曜日、学校から、帰ったら聞いてみようよ、、」、「うん、、、」


次の日、、、

愛と愛美は、学校から帰るとさっそく、葵のおばちゃんの研究ラボに向かった、、、

葵のおばちゃんのお屋敷を抜けて、研究ラボの認証ゲートを抜けると、巨大な研究ラボに入って行った、、、

エスカレーターロードでしばらく移動すると、研究ラボの中央部にある、葵のおばちゃんの研究室に着いた、、、


愛と愛美は、認証システムを解除して、中に入ると、、奥の、会議室で、科学庁医療部の医師達と葵のおばちゃんは、話をしていた、

葵のおばちゃんは、愛達に気がつくと、、

「あっ、愛、愛美、どうしたの、、」

「うん、、大したこと無いよ、葵のおばちゃんに聞きたい事があって、、、」

「何なの、、聞きたい事は、、」


愛は、困惑して、、「あっ、、忙しいみたいだから、後で良いわよ、、」、葵のおばちゃんはニコッと笑って「あなた達も、科学庁の最高顧問だから、会議に参加しても良いのよ、、さあ、、ここに来て、、、」

「、、、まずい時に来たわ、、」愛美は小さな声で愛に呟いた、、

科学庁の医療部の医師達は、愛と愛美の顔を見て、、ピリッとした、、

「愛、医学博士、、愛美、医学博士、よろしくお願いいたします、、、」

「ええと、、何か知らないけど、よろしく」


葵のおばちゃんが、、「愛、愛美、まだ、、全国的にニュースには、なっていないけど、今、いろんな病院で、大変な事が起きているのよ、、それの、対策会議なのよ、、」

すると愛が、、「葵のおばちゃん、、まさかそれって、例の新種の癌の事じゃないよね」

「あら、、さすがね、、その事よ、、」

すると愛美が、、「葵のおばちゃん、私達もそれについて、聞きたいと思っていたのよ」


葵のおばちゃんは、、「以前から、そう言う新種が現れると、予想していたのよ、、もう少ししたら、全種類の癌細胞に対応出来る、手術がいらない、摘出機能の、医学装置を開発出来ると思っていたのに、、発生が早すぎるわよ、、間に合わないわ、、」

医師達も、うんうん、とうなずいていた、、


葵のおばちゃんが、、「その、新種の癌は、どういう訳か、、肺だけに、転移するのよね、ほとんどの、転移先は肺胞なのよ、一番多い部位よね、億よ、、なぜかしら、、、」

「だったら、、徹底的に肺胞を細かく検査すれば良いじゃないの、、ダメなの、、」

「肺胞は細かくて癌細胞を探せないのよ、、ステルス癌って別名がつけられたみたいよ、、」、、葵のおばちゃんは困惑して、、話した


愛美は不思議そうに、葵のおばちゃんに聞いた、、、「葵のおばちゃん、ミクロ単位じゃ探せないよ、、普通は、大きくなって癌細胞になるんだから、ミクロ単位で癌って、それに急激に大きくなるんでしょう、、、」

「経った1週間で小さな癌細胞が分裂して、その後合体して大きな癌細胞になるのよ、だから最初の癌細胞を体の中から根こそぎ消滅させるのよ、、1つ1つじゃなくて、、癌細胞、全て、、一斉に、、、」

話しは着かず、、葵のおばちゃんが、開発中の医療装置が完成しないと対応出来ないと言う結論になった、、、


愛と愛美は、自宅に戻りながら、、「結局、解決策は、先送りね、、これ以上被害が出来ない内に、葵のおばちゃんの発明品が完成する事を祈るわ、、、」

「、、、、本当だよ、、、、」






土日だよ、、発明日和、、、





次の日、、愛と愛美は、やっぱり、朝から研究室にいた、、、

「さてと、、、土日だよ、、何もする事ないから、、邪魔されないで、発明に没頭出来るわよ、、、」

愛美は愛に、、「愛は構想があるの、、」

「私は、以前、作った、小さな乗り物、あれをバージョンアップするわ、、いろんな機能を付けて、、、」、「えっ、、あれってプラモデルじゃないの、、動くの、、」


愛は呆れて、、「プラモデル作って、何が楽しいのよ、、実際に乗れて動かないと意味が無いわよ、、、」

「でも、、あんな小さな、乗り物、誰も乗れないよ、20cmくらいしかないじゃない」

「あら、球体ちゃんは乗れるわよ、、」

「手も足も無いのよ、、どうやって運転するのよ、、」


「バカ、、葵のおばちゃんが初めに言っていたでしょう、、アバターは、愛美の命令で巨人になったり小人になったり出来るのよ」

「あっ、そうか、アバター愛美なら、乗れるのね、、でも、、飛べるし、乗り物なんていらないわよ、、」

「まあ、、良いわよ、使い道は後で考えるし、、愛美は何を作るの、、」

「ベースは、この銃よ、、、」

「えっ、、、あんた、また、武器を作ろうなんて思っていないよね、、、」

「えっ、、武器じゃないよ、、でも、使い様によっては、武器になるか、、」

「ダメよ、、愛美、、武器は、、」

「違うよ、、もっと役に立つ物だよ、、出来てからの、お楽しみだよ、、」


それから2人は、発明に没頭して、お昼も食べずに、、ずっと、研究室にいた、、、

するとそこに梓が来て、、「えー、、また、一日中研究室にいるの、、若い女の子が、せっかくの土日だよ、、、」

「良いの、、、楽しいから、、、」

「ところで、愛、何を作っているの、、」

「うん、、乗り物だよ、、」

「えっ、、そんな小さな乗り物、、プラモデルじゃないの、、、」

「失礼ね、、これ、本物とまったく同じで、空を飛ぶ事も出来るのよ、、」

「誰も、そんな小さな乗り物、乗れないじゃない、、、役に立つの、、、」


愛は、怒った様子で、、「もう、、、アバターなら、乗れるわよ、、葵のおばちゃんのアバターセットで小さくなる事も出来るのよ、、、、その為の発明なの、、」

「じゃあ、、愛美が作った、アバターワンちゃんなら、乗れるのね、、」

「梓、、無理だよ、、あれは、簡易的なやつだから、、小さくならないよ」

「えー、、、そうなの、、、ダメじゃん、」

「あっ、、、愛のアバターセットで体験出来るのよ、もうすぐ完成するから、梓がテストしてよ、、良いでしょう、、、」

「怖いわね、、、」


梓は、さっきからおとなしく、作業している、愛美を見て、、「ねえ、、愛美は何を作っているの、、、えっ、銃、、、それって武器じゃないの、、また、武器を作ろうなんて思っていないよね、、、、」

「梓、違うよ、、、銃っぽく、見えるけど、武器じゃないよ、、、愛の発明品のサポートみたいな機能を持ったアイテムだよ、、」

「ふ~ん、、そうなんだ、、、」


しばらくして、、愛と愛美は、発明品を完成させた、、、

「さてと、梓、、この乗り物、テストしてよ、、」、梓は、、困惑して、、「えー、、私、自転車しか運転した事しか無いのよ」

「あっ、完全自動運転だから、思うだけで、勝手に、動くわよ、、はい、これは愛のアバターセットよ、、これを着けて、、球体を梓のアバターにしてね、、、」


梓は、アバターセットのメガネをかけて、スイッチを押し、球体に命令して、普通の女の子、梓のアバターバージョンに変身した、、

それを見て愛美は、、、「えー、、梓、平凡じゃない、もっと冒険してよ、、かわいい、正義の味方の、ヒロインみたいなやつに変身しないと、、ダメじゃん、、、」

「良いの、、私は、、普通で、、」

「ええと、、梓、、この乗り物に乗れるくらい小さくなって、、」、「うん、わかった」


梓は、、アバター梓に小さくなってと命令した、、小さくなった、アバター梓は、愛が作った乗り物に乗ると、、浮かんだ、、

「えー、形が変化したわ、、UFO、、なの、、、この乗り物、、」

「その都度、、都合の良いように形を変える乗り物よ、、海だって空だって宇宙だって行けるわよ、、まあ、アバターならね、、」


梓は、、UFOの形をした、、乗り物を自由に動かした、、

「わあ~、、頭で思ったとおりに動くわよ」

「ある程度わね、、自動運転だから、危険性は無いわよ、、」

すると、何を思ったのか、愛美が、作ったばかりの、銃の様なアイテムをアバター梓の乗った乗り物に向かって放った、、、

すると梓の乗った乗り物は消えてしまった、


愛は驚いて、、「愛美、、あんた、、何をしたのよ、、、梓が消えたじゃない、、」

「愛、消えたのは、アバター梓だし、よく見てよ、そこに、本物の梓はいるじゃない、、それに、虫の様な物が飛んでいるでしょう、この銃は、ありとあらゆる物を大きくしたり小さくしたり出来る、大小変幻銃よ、、別名ビックスモールガンよ、」

「そのままじゃない、、早く梓を元のサイズに戻しなさい、、あっ、アバター梓ね、、」


「りょ、だよ、、、」愛美はもう一度大小変幻銃を梓の乗った乗り物に放った、、

するとアバター梓の乗った乗り物は先ほどの大きさに戻った、、、

梓は、乗り物を台座の上に着陸させると、乗り物から降りて、、普通の大きさのアバター梓に戻ると、、更に球体に戻し、アバターセットのスイッチを切って、愛にアバターセットを返した、、、

「愛美、、ひどいじゃない、、いきなり銃で撃つなんて、、何事かと思ったわよ、感覚的には愛美がいつも言う様に、私が撃たれた気分だわ、、、」、「そうでしょう、、」


愛美はニコッと笑って、、「梓、、どう、小さな虫レベルの体になって、、周りが大きく見えたでしょう、、あの乗り物大きくしたら、3人でも乗れるわよ、、」

愛はニコッと笑って、「あっ、、、それは、良いわね、、お出かけするのに、、便利だし、その銃で小さくすれば、場所をとらないから、駐車場もいらないわよ、、」


梓は呆れて、、「あのね、、公共の場所に行くなら、免許がいるのよ、、私達、誰も持っていないじゃない」

「あら、、自動タクシーだと思えば、免許なんかいらないわよ、、、」

「それよりも、、この変幻自在のUFOみたいな乗り物が空を飛んでいたら、ニュースになるわよ、、まだ、ジャイロタイプの空飛ぶ車しかないから、、羽もない車が空飛ぶなんて、異常よ、、、」


「あっ、そう言えば、、愛美、珍しく良いものを発明したわね、、武器じゃ無いし」

愛美はニコッと笑って、、「でも、便利な使い道があるんだよ、、悪者を一斉に、小さくして、、踏み潰せば、一気に倒せるわよ、、愛美が大きくなっても良いわよ、、アバターセットの巨人はせいぜい5mでしょう、この銃なら50mになるわよ、、」

愛と梓は呆れて、「あんた、、それじゃあ、怪獣と同じじゃない、派手に暴れたらニュースになるし、相手は、、死んじゃうわよ」

「えー、軽く踏むだけだよ、、」

「ダメです、、、犯罪者になりたいの、」

「えー、わかったよ、、、りょ、だよ、」





お悩み解決隊、、始動、、





それからも、ニュースでは、新種の癌の噂が収まらなかった、、、、

かかったら、助からないと、戦々恐々と人々の間で恐怖心が広がった、、、

そんな中で、木曜日、、放課後の教室で、愛と愛美は、梓から、依頼を受けた、、、

「ねえ、、愛、愛美、、良いかな、、、」

「何、梓、、また依頼なの、、、」

「うん、、少し、、大変な依頼なのよ、、」


愛と愛美は、心配気に、、「何よ、、大変な依頼って、、、誰なの、、」

「うん、、同じクラスの、、石川愛良(あいら)ちゃんよ、、、」

「えー、、愛良ちゃん、、何か悩みでも、あるの、、、」

梓は、困った顔をした、、、「ほら、例の新種の癌よ、、、愛良ちゃんのお母さんが、、かかったみたいなのよ」

「えー、そうなの、、かわいそうに、、」

「あっ、それで、愛良ちゃん4~5日休んでいるんだ、、、」


梓は、心配そうに、、「愛良ちゃんのお母さん、、横浜で一番大きな国立病院に入院してるみたいなの」

「そうなの、、治ると良いわね、、、」

「そこの医師達も、、無理で、、科学庁、医療部に、お伺いしてるみたいなの、、」

「えー、、、とりあえず治療とか、していないの、、酷いわ、、」

「しょうがないわよ、1度特別レーザー治療をしたけどすぐに再発したらしいよ、未知の新種の癌だもの、すぐに再治療は無理よ、、体力的に下手な事は出来ないわよ、」


愛と愛美は困惑して、、、「ねえ、、梓、、まさか、、その癌を私達に治して欲しいんじゃないよね、、、」

「そうよ、愛と愛美は、優秀な医学博士でもあるのよね、、どうにかして、、、」

愛は驚いて、、「梓、私達も万能じゃ無いのよ、、、無理があるでしょう、、、」

「えー、、、愛と愛美でも、出来ない事があるの、、、嘘でしょう、、」


愛は困惑して、、、「あのね、、最近発見されたステルス癌で、小さくて見えない新種の癌なのよ、葵のおばちゃんでもまだ対応出来ていないのよ、、、もう少しして、その治療装置が完成したら、治せるかもしれないわよ、、それまで待ってね、、」

愛美は、、「愛、、、その前に、癌で亡くなったらどうするのよ、、、」


梓は、困った顔をして、、「それに、もう、愛良ちゃんにも、言ったのよ、愛と愛美には不可能な事は無いって、必ず治せるって、、どう、言い訳すれば良いの、、」

愛美はニコッと笑って「そうよ、、未来、科学少女、愛と愛美は、不可能なんて、無いわよ、、お任せなさい、、」


愛は呆れて、、「愛美、、あなた、勝手な事を言わないでよ、、」

「愛、、お友達が困っているのよ、、、助けてあげないの、、そうなの、、」

「わかったわよ、、とにかく対策するわよ」

愛は梓の顔を見て、、「梓、、家に帰ったら、、私達の研究室に来て、、、最善の方法を話し合わないと、、良いわね、、」

「えっ、、、私は医学の知識は無いわよ」

「良いの、、一般的な意見を聞きたいから」

「うん、、、わかったわ、、、」

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