12話ー2、未来、科学少女、愛&愛美

友達に起きた不幸、、






次の日の火曜日、、

愛達は学校にいた、、、

ホームルームの時間、担任の女の先生が、、

「はい、、楽しかった修学旅行は終わりました、、これから先は、大学受験に向けて、気を引き締めて、勉強しましょうね、、みなさんの持っている、個人情報システムリングのレベルで受けれる、大学が決まります、、、ある程度、復習を兼ねて、範囲を広げて勉強しましょうね、、、この学校はお嬢様学校なんていわれていて、、全体的に評価が低いです、、頑張りましょうね、、」


すると、愛美が、、「先生、、範囲を広げてと言いましたが、、前年度の試験問題で予想して、ある程度の、範囲を決めて下さい、」

「ええと、、それは、、自分で考えて下さい、、、」、、「先生、、、今からは間に合わないと思いますが、、」

「もう、、全国模試で、この学校の評価が良ければ、ある程度、加点されるのに、、木下さん、だけじゃない、、愛さんや愛美さんが全国模試を受けてくれれば、もっと評価も上がるのに、、」


「先生、、今年の全国模試の問題を見たけど、、簡単過ぎて、、おもしろくなかったわよ、、受ける意味がわからないわ、、ねっ、愛、、、」、「そうね、、つまらないわ、、時間の無駄よ、、受けるだけ、、」

先生は困惑して、、「はあ~、そうでしょうね、、、もう、、愛さんと愛美さんは、好きな事をしていても良いわよ、、、」

梓は呆れて、、「もう、愛も愛美も、、先生困っているじゃない、、」


すると、先生が、思い出した様に、、、

「あっ、そうだ、、、すっかり忘れるとこだわ、、、ええと、山崎奏(かなで)さんは身内のトラブルのため、今日はお休みです」

クラスメートの女の子達は、驚き、、、

「えっ、、、奏、、日曜日、修学旅行の帰り喜んで帰って行ったのに、、」

「何が、あったの、、まさか昨日の地震のせいなの、、、誰か、巻き込まれたの、、」


先生は困って、、「ええと、先生も詳しい事は、わかっていません、、憶測で物事を言わないで下さい、、」

すると、梓が、、「ええと、、みんな、先生の言うとおりよ、、憶測で噂したらダメよ、、私が今日の帰り、奏に、話を聞いて、相談にのるから、、良いわね、、」

「うん、、梓に任せるわ、、」、「そうね」

先生は、「さすが、木下さんね、、学級委員長だけの事はあるわ、、、」


お昼、、学校のランチテラスで、愛達は昼食を食べていた、、、

「梓、、奏、、ずっと修学旅行で同じ班だったじゃない、、嬉しそうに帰ったのに、」

「やっぱり、昨日の地震が、関係有るのかな、、誰かが怪我をしたとか、、」

「ねえ、、ここ、横浜は、最新防災システムで守られているのよ、、ほとんどの家は影響受けてないわよ、、」

「そうよね、、横浜は被害が出ていないって、、ネットで言ってたわ、、」

「それよりも、東京の外れの山間部は酷い被害が出ているって言ってたよね」


梓は呆れて、、「愛、愛美、先生も言ってたけど、、憶測で物事を言わないで、まだ地震の被害なのかわからないわよ、身内のトラブルとかしか言わなかったし、、」

愛は梓に、、「そう言えば梓、、今日の帰り、奏の家に寄ると言ってたけど、、どこなの、、私、、知らないし、、」


梓は呆れて、、「もう、、通学路でいつも見てるじゃない、、家までの帰る間にある、結構、大きな家よ、」、「そうなの、、」

「奏って、、芸能一家じゃない、、確かお姉ちゃんも美人芸能レポーターよ、、朝の報道番組にも、出ているわよ、、」

愛と愛美は困惑して、、「ええと、ほとんどテレビは、見ないから、、凜ちゃんお母さんがいつもドラマや、歌番組みてるし、空間スマホで、ネットニュース見てるから」


「まあ良いわよ、、今日は短縮授業だから終わり次第、奏の家に寄って、内容を聞いて、場合によっては、お悩み解決隊の出番ね、」

「もう、、またなの、、」

「愛、、良いじゃないの、、未来、科学少女、愛&愛美の出番ね、、」

午後の授業が終わると、愛達は、、奏の家に向かった、、、





お誘いを受けた愛達、、




通学路を歩いていると、、「もう少しで奏の家が見えるわよ、、、」

すると、奏の家の前では、、大勢の報道陣達がカメラを構えていた、、

すると、梓が、近くにいた、若い芸能レポーターらしき男性に声をかけた、、

「あの~、、何かあったのですか、、」

「えっ、、、あっ、その制服、、君達、山崎奏ちゃんの同級生なのかな、、」

「ええと、、そうですけど、、」


若い芸能レポーターの男性は、、「ほら、奏ちゃんの、お姉さん、、山崎静(しずか)、芸能レポーターの、、昨日の地震に、取材先で巻き込まれて、、まだ、発見されていないんだよ、、少しでも、情報を聞こうとみんな待機しているんだ、」

愛達はやっぱりと思った、、


すると、その芸能レポーターの男性が、、

「ええと、、君達の学校って、お嬢様学校で、芸能人が多いよね、、君達3人とも美人だけど、新人のタレントなのかな、、」

「ええと、、違います、、」

「あっ、、、スタイルも良いからモデルなのかな、、、」、「違います、、」

芸能レポーターの男性は、更にしつこく、、

「えー、、、もったいない、、そんなに美人なのに、、あのさ、、うちの事務所タレントもいっぱいいるから来ない、、君達なら絶対売れるよ、、、」


梓は、困惑して、「あの~、芸能とか興味は無いです、、」

「えー、、、アイドルならすぐにデビュー出来るよ、、面接に来ない、、」

「困ります、、、」

愛美は怒った顔で、、「愛、、あいつ、しつこいから、幻覚麻酔銃で撃って良いかな」

愛は呆れて、、「えー、愛美、あなたそん物、学校に持って来てるの、、」

「うん、、護身用でコンパクトボックスにスペアを入れてるよ、、」、、「ダメよ、ここは梓に任せなさい、、、良いわね、、、」、「えー、、わかったよ」


その後も、芸能レポーターの男性は、更に、勧誘すると、、愛が、、「あの~、芸能事務所じゃないけど、ある、部署に所属してるので無理です」、「ある、部署ってどこ、」

「ええと、、科学庁です、、、」

芸能レポーターの男性は、苦笑いをして、

「またまた冗談を、、そんなお堅いとこに、属せる訳無いじゃない、、」


愛が科学庁の名刺を見せると、、

「なにこれ、、何かのコピーかな、、こんな物には騙されないよ、、面接だけでも受けてよ、、すぐにデビュー出来るよ」

「わかったわ、上司に電話で説明してもらうから、、納得したらやめてね、、」

頭に来た、愛は、どこかに電話した、、

「そう言う訳だから、お願いね、、」

と話すとスマホを芸能レポーターの男性に渡した、、「どうぞ、、聞いて下さい、、」

「はいはい、、この上司を説得すれば、うちの事務所に入ってくれるのね、、ええと、あんたが、この子達の上司の方ですか、、良い話ですよ、、芸能デビュー出来るんだから、よろしくお願いいたしますよ」

電話の相手は、、「何が芸能界だ、、日本、いや、世界の宝を、芸能界に入れないといけないんだ、、ふざけるな、、」


「えっ、、、話のわからない親父だな、ところで、あんた、誰だよ、、」

「私か、私は、この日本で、総理大臣と言う職業をやっているものだ、、」

芸能レポーターの男性は、驚き、「えー、、嘘ですよね、、、」

「そうか、じゃあ、国会を中断してそちらに向かうから待ってろ、、」

「えー、すみません、、忘れて下さい」

芸能レポーターの男性は、愛にスマホを返すとどこかに消えた、、





奏の依頼、、、





梓は、奏の家に寄ると言い、愛達は、自宅の研究室で対策をたてると話すと別れた

4時頃、3人は、研究室にいた、、

梓が、、「愛、やっぱり、奏のお姉ちゃん、昨日の地震に取材中に巻き込まれたみたいよ、、奥多摩だって、、」

愛は空間モニターに、奥多摩の被害情報を映し出すと、、「わあ~、凄いわ、、建物何か土砂崩れで、全然見えないじゃない」


ニュースの情報を見ながら、、「愛、あれだけの地震で、まだ、発見されないのは3組だけらしいよ、、そのうちの1組が、奏のお姉ちゃんの撮影クルーみたいよ、、」

「あっ、、警察に自衛隊、科学庁の前衛部隊もいるわ、、じゃあ、葵のおばちゃんの発明品で、救助したのね、、」

「あっ、、愛、これは、奏のお姉ちゃんの写真よ、、こんなんで探せるの、、奏には絶対助けると言ったけど、、」


「うん、私の発明品、広範囲ピンポイント探索機が、あれば簡単に位置がわかるわよ」

「梓、未来、科学少女、愛&愛美に不可能は無いわよ、、」

「ところで愛、多分発見されて無い人達は地下避難所いると、思うけど、どのぐらいもつの、、」、「その、地下避難所によるわね、デッドゾーンは、48時間だと言うけど、水や空気次第ね、奥多摩だと、空気発生器があるかしら相当深く埋まったみたいだから、通気孔は役に立って無いわね、、」


「じゃあ、今晩中に助け出さないと、」

愛は、アイテムの準備をした、愛美もアバターセットや、体にいろんなアイテムを装着した、、愛が広範囲ピンポイント探索機を起動して奥多摩を映すと、地図上に、赤い点の塊が3ヶ所現れた、、

「愛、、これはまだ、発見されていない人達なの、この中に奏のお姉ちゃん達がいるのね、、早く助けないと、、」


準備が整った時に、愛が、、「梓、1つ問題があるのよね、、」

「えっ、、愛、何が問題なの、、」

「ほら、今までアバター愛美は、悪者の前でしか姿を見せて無いんだよ、、今回は、一般人だよ、、アバター愛美の事が、ニュースになるかも、まあ、話だけならごまかせるけどスマホや、ほら、奏のお姉ちゃん、撮影クルーでしょう、カメラが有るのよ」

「あっ、そうか、、まずいわね、、」


すると、愛美が、「えっ、、じゃあ、宇宙科学美少女戦士、アイミーの、映像デビューね、かわいく変身しないと、、」

「えっ、、、愛美、やめてよ、、何がアイミーよ、愛と愛美が混ざっただけじゃない」

「もう、ふざけないで時間との勝負よ」

「えー、愛、じゃあ、どうするのよ、」

「わかったわ、、愛美、とりあえず、アバター愛美の事を話さない様に約束させて、映像を撮るなら、ピンポイントレーザーで破壊して良いわよ、まあ写真消滅アイテムで消しても良いけど、良いわね、」、「わかったよ、、愛、指示お願いね、、」


愛美はアバターセットのメガネをかけると、

横のスイッチを押した、、

すると、台座の上の、球体が淡く光り、、

研究室の空間に浮いた、、

「愛美、、時間との勝負だよ、、生きているうちに、救出してね、、」

「りょ、だよ、、球体ちゃん出撃だよ、」

「また、言ってる、、敵のアジトにいく訳じゃないのよ、、救出なのよ、、」





救助開始、、、1組目、、






球体はステルスモードで、研究室の壁を通り抜けると、高速で奥多摩に向かった

奥多摩、地震の被災地、、、近くには警察や自衛隊の捜索本部の明かりが見えた

「わあ~、酷いね、、少し暗くてわかりにくいけど、、建物、何か見えないわよ、、ええと、最初の赤い点の場所に潜るわよ」

球体は地下深く潜った、、「えっ、結構、深いわね、、だから、警察や自衛隊でも発見出来ないのね、、」


しばらくして、地下空間に出た、、、

「ここが地下避難所ね、、あっ、子どもがいるじゃない、、かわいそうに、、」

部屋の角に、疲れた様に両親と女の子が、2人座っていた、、、

愛美は覚悟して、、球体をアバター愛美じゃない、美少女に変身させた、、

急に現れた女の子を見て、両親は驚き女の子達を手元に寄せた、、、


「えっ、あなたは誰なの、、この地下避難所につながる、通路があるの、、他の救助隊はどこにいるの、、、」

「私、1人だし、、通路なんて無いわよ、」


お母さんは、不思議そうに、アバター愛美を見て、、、「じゃあ、あなたはどうしてここに来たの、、通路も無いのに、、、」

「それはね、、私は、あなた達を助けるために来たのよ、、地上からね、、、」

「えっ、、、女の子が、1人で、どうやって、、周りは土砂で埋めつくせて、ドアだって動か無いのに、、そんな状態でここから脱出、出来るのか、、、、」

「出来るわよ、、あのね助ける代わりに、私の事、秘密にして欲しいの、、出来る、、」


両親は困惑したが、頭を下げて、、、「お願いします、私達は良いけど、、この子達だけでも助けて下さい、、」

「あら、、全員、、助けるわよ、、」

すると、女の子達が、、「お姉ちゃんは、誰なの、、正義の味方なの、、私達は、夢を見ているの、、教えて、、」

「そうだね、夢かも知れないね、、でも本当だよ、、私は、宇宙美少女戦士アイミーだよ、、良い子で待っててね、、、アイミーお姉ちゃんが助けてあげるからね、、、」

「うん、、アイミーお姉ちゃん、がんばってね、、、」

それを空間モニターで見ていた愛は、、、

「えっ、、、愛美、、あの変なネーム、、子ども達の前で言ったわ、、恥ずかしい、」

梓も、苦笑いをした、、、


愛美は地下避難所の壁の側に立つと、、重力変換リングをレベル6にして、、壁を殴った、、大きな音と、激しい振動、、舞い上がる土煙、、、、

「よし、、この角度なら、子どもでも歩けるでしょう、、」

それを見ていた両親は驚き、、「えっ、、俺達は夢を見ているのか、、女の子が壁を簡単に壊したぞ、、外に出れるのか、」


土煙が収まるとそこには大きな穴が開き、、その先に星空が見えた、、、

「わあ~、、アイミーお姉ちゃん、凄い、、アニメのヒロインみたい、、」

「アイミーお姉ちゃん、、ありがとう、」

「うん、、あっ、そうだ、アイミ―お姉ちゃんの事は話したらダメだよ、、」

「うん、、わかったよ、、アイミーお姉ちゃん、、絶対、言わないよ、、、」


それを聞いて、愛が、「もう、、愛美ったら、、女の子達が、アイミ―って覚えたじゃない、、、どうするのよ、、」

アバター愛美は、両親に向かって、「外に警察と自衛隊がいます、、保護されて下さい」

両親は、何度も頭を下げて、穴に入ると、出口に向かって歩き始めた、、

「アイミーお姉ちゃんサヨナラ、、、」

「うん、、元気でね、、、」

女の子達も急いで、歩いて行った、、


アバター愛美はそれを確認すると、球体に戻り、、上空に戻るため、土砂の中を進んだ

地上から、更に上空に球体は浮かぶと、

爆発音に、驚いた警察と自衛隊が、アバター愛美が開けたトンネルの周りにいて、、あの家族を保護するのが見えた、、

「良かったね、、これで安心だよ、、」





2組目の救出、、





すると、空間モニターを見ていた愛が、、

「愛美、、まだ後2組、救出しないといけないのよ、、赤い点の場所に急いで行って」

「愛、、わかっているわよ、、ええと、ここから近い赤い点の、、あっ、あそこね、、、今度は、奏のお姉ちゃん達、撮影クルーかな、、、カメラで撮られ無い様に注意しないと、いけないわね、、、」


球体は、少し離れた場所に、移動した、、

「ここね、、この土砂の中に、2組目の遭難者がいるのね、、、球体ちゃん、、行くわよ、、」

「愛美、、また、内緒にしてねと言うのよ、、撮影クルーの場合はもっと注意しないと、、、わかった、、」


「もう、、わかっているよ、、おじいちゃん達に使った、、記憶を消すアイテム持ってくれば良かった、、」

「バカ、、大勢の人に使うの、、障害起きたらどうするのよ、、」

「持って来てないもん、、、行動を起こす、愛美が一番、大変なんだよ、、もう、悪者のアジトを破壊するだけの方が楽だわ、、」

「はいはい、、いつもご苦労様、、これで良いでしょう、、、」

「愛に、誉められても嬉しくない、、そうだ、梓が誉めてよ、、」

梓は笑って、、「そうね、、愛美はいつも大変な思いをしてるわね、、頑張ってね」

「うん、、頑張るよ、、梓、、」


球体は先ほどと、同じ様に、土砂の中を地下に向かって潜った、、

30メートルほど潜ると、地下避難所に出た

「よし、、地下避難所に着いたわ、、ええと、生存者は、、、」、球体は周りを映した

地下避難所の角の方に、4人の女性が疲れた顔で、、座っていた、、、、

「ここは奏のお姉ちゃん達が、避難している地下避難所じゃないのね、、女の人だけ4人ね、、、あ~、、おばあちゃんもいるじゃない、、かわいそうに、、、」


空間モニターで見ていた愛と、梓は、、

「本当ね、、おばあちゃん疲れているみたいだわ、、大丈夫かしら、、」

「愛美、、アバターに変身して、早く助けないと、、」、「りょ、だよ、、、」

球体は、アバター愛美じゃない、美少女に変身した、、そして、女性4人の側に近よると

「ええと、、、この地下避難所は、あなた達だけなの、、」


突然、暗がりから現れた、人影を見て、女性達は驚き、、「えっ、救助隊が来たの、、おばあちゃん、助けが来たよ、、」

「そうなの、、神様にお願いしたからかね、、ありがたいわ、、」

「おばあちゃん良かっね、、これで、地上に戻れるよ、、、」


アバター愛美の姿がハッキリ見えると、、、

「えっ、、、あなたは誰なの、、救助隊の人じゃ無いよね、、その格好じゃ、、」

「あの~、、もしかして、地上に通じる通路でも他にあるの、、、」

「そんなの、無いよ、、」

女性達は、、困惑して、、、

「じゃあ、、あなたはどうやって、この土砂で埋もれた、、避難所の来たのよ、、ドアも、全然動かなかったわよ、、」


アバター愛美は、ニコッと笑って、「それは、秘密よ、、あのね、お願いがあるの、、私の事内緒にして欲しいの、、助けてあげるから、、出来るかな、、」

「助かるなら、、絶対、言わないわ、、」

おばあちゃんは、ニコニコと笑って、、

「お嬢ちゃん、お願いね、、何か大昔見た、テレビアニメの美少女戦士みたいね」

「うん、、おばあちゃん、私は美少女戦士、アイミ―って言うんだよ、、すぐに助けてあげるからね、、」、「よろしくね、」


アバター愛美は、、壁際に立つと、、

「おばあちゃんでも、歩ける様に、緩やかな角度の穴を開けるわよ、、」

重力変換リングを、レベル6にして、、角度を考えて、壁を思いきり殴った、、

大きな爆発音、、振動と土煙、、、

土煙が収まるとそこには大きな穴が開いていた、、その先に夜空に輝く街の明かりが見えた、、


女性達は驚き、声も出ない、、おばあちゃんは、、「まあ、、凄いわね、お嬢ちゃん、、アイミーちゃんだったわね、、」

「おばあちゃん、、外には、警察と自衛隊の人がいるから、保護されてね、、疲れたでしょう、お体大事にね、、」

「うん、ありがとうね、、内緒にするからね、、お嬢ちゃん、、」

女性達に連れられて、おばあちゃんは穴に入ると出口に向かって歩き始めた、、


アバター愛美は、それを見送ると、、、

球体に戻り、地中をすり抜け、上空に浮かんだ、、地上を見ると、、また、大きな爆発音を聞いて集まった、警察と自衛隊に保護されてるおばあちゃん達が見えた

「おばあちゃん、良かっね、、、本当に、お体、大切にね、、、」


空間モニターを見ていた愛が、、、

「愛美、、ゆっくりしてられないわよ、、、まだ、奏のお姉ちゃん達は救助してないのよ、、早く最後の赤い点の場所に行って」

「うん、、最後が奏のお姉ちゃん達か、、、確か撮影クルーだよね、、最善の注意をしないと、いけないわね、、」

梓も、、「愛美、、最後の場所には、赤い点がいっぱいあるわ、、撮影クルーだけじゃないわね、、旅館とか、宿泊施設なのかな、、他の人がいるなら、スマホだって写真が撮れるのよ、気をつけてね、、、」


「うん、梓、、注意するよ、、、ニュースにだけは映りたく無いもの、、」

「そうよ、、亜土夢お父さんに知られたて、怒られたら、、もう、愛は生きていけないわよ、、」、「愛、、それは愛美も同じだよ、、絶対、パパには怒られたく無いもの、、パパのかわいい、愛美でいたいよ、」

「じゃあ、、絶対、映像や写真を撮られない様にしてよ、、」、「りょ、だよ、」


球体は、最後の避難所を目指して、、

地中をすり抜け地下避難所に潜った、、

しばらく進むと、、今まで以上に大きな避難所にたどり着いた、、、、

「やっぱり、、ここが、奏のお姉ちゃん達かいる、、地下避難所なのね、、、」

愛や梓も、空間モニター画面を見て、、、

「そうみたいね、、20人以上いるんじゃない、、、全員、内緒に出来るの、、」


愛は、、「愛美、、変な動きのやつがいたら、、ピンポイントレーザーで、カメラやスマホを破壊しても良いからね、、」

「うん、、でも、、とりあえず説得して、、出来るだけ、穏便に済ましたいわよ、、」

球体は、周りを映した、、


空間モニター画面で見ていた愛と梓は、、

「本当に、人が、多いわね、、やっぱり、旅館か何かの施設の避難所ね、、」

「愛美、、本当に、慎重にしないと、今までの人達と違うわよ、、、」

「わかったわよ、、、愛、、アバターに変身して良いの、、」


「もう少し、状況を見ないと、、あっ、、、奏のお姉ちゃん達撮影クルーは、見えるの」

「う~ん、、みんな奥の方に固まっているからわからないよ、、梓は見えるの、、」

「ねえ、、アバター愛美の目線しか見えないのよ、、愛美が見えないのに、私達が、見える訳無いじゃない、、、」


「もう、、じゃあ、アバター愛美に変身するわよ、、愛、良いの、、」

「わかったわ、、くれぐれも、撮影クルーには、注意してね、、」

球体は、、アバター愛美じゃない、美少女に変身した、、、

避難所にいた、、20数名の男女は、急に現れた女の子に驚き、、

「えっ、、、あの子、どこから来たんだよ、、周りは土砂で、、この地下避難所には、入れないはずだぞ、、」

アバター愛美は、、ニコッと笑って、、、「あの~、こんにちは、、ええと、、私は、あなたは達を助けに来ました、、」

避難所の中の人達は怪しい、人物を見る様に、後ずさりをした、、

「えっ、あれは、、救助隊じゃないよな、」

愛美はまずいと思い、全員に声をかけた、、

「ええと、、、誰か、、私の話を聞いていただけますか、、、」

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