第35話血毒姫、迷宮を調べる
「よっわ!」
「ゴブリンですし」
「・・・普通のゴブリンだ」
《ゴブリン》
緑色の肌をした魔物
基本的に雑魚敵として有名である
油断したら負ける可能性はあるが、基本的には一般人でも勝てる
繁殖能力が凄まじく、1匹いたら100匹いると言われている
「ゴブリンってEランクの迷宮以外では生息してないって話だが」
「通信が来てます」
瑠梨が連絡系の遺物を手渡してくる
「はい。もしもし?」
「迷宮内には入れたかい?」
「入れた。ここが世界で一番デカい迷宮であってるのか?」
「合ってる。ゴブリンいた?」
「いた」
周りを注意深く観察する。盗撮されているのではないかと疑いながら
「盗撮なんてしてないよ。天満の、うちの兄の計画書を読みながら答えてるだけだよ」
「・・・計画書?」
「うん。一番デカい迷宮は危ないって言うのはお兄ちゃんも分かってるからね」
「あいつ計画立てるタイプだったのか」
「ある程度の計画は立てるタイプだよ。立てた後、よく計画変わるけど」
瑠梨と祐は、警戒を続けている
ゴブリンがいたとは言え。もっと強い魔物がいないとは言えない
だから警戒を続けている
ただ、変な違和感が存在する
「その迷宮はね。奥に行けば行くほど難易度が上がるよ。SSランクの迷宮まで」
「SSランク?Sランクの迷宮以上ってことか?」
「そう。最上位迷宮ってお兄ちゃんは言ってたね」
「フーーン」
あいつが最上位と言う迷宮、、警戒度をもっと上げないとな
「私達がこの迷宮をクリアするのに、何年かかると思う?」
「2年。現状の能力値と経験値だと2年」
「ふむ。早いな」
「秘宝持ちとSランク遺物持ちが3人いるからね。それと成長速度に期待して2年」
2年、小学2年生が、小学4年生になるほどに長い時間だ
そもそもとして、地上にいる人達は2年も耐えれるのだろうか?
気が狂った行動ばかりする遺物狂いに
「地上は耐えれるよ。うちのお兄ちゃんは気まぐれだからね」
「そういうもんか?」
「漫画でも置いとけば。読み終わるまでの時間は稼げるよ」
カチャカチャと、食器がぶつかる音が遺物から聞こえる
「なんかお前食ってる?」
「紅茶飲んでるだけだよ。ちな、戦場」
「は?」
「っと、お兄ちゃんが動き出したみたいだから。じゃね!」
通信がブツっと音を立てながら切れる
紅茶を飲んでいたから余裕そうに見たが
実際は違うとかがありそうだ。霧氷は動じない性格だ
だから危機なのかどうかが分かりにくい
急いだほうが良さそうだ
「移動するぞ」
「おけ」
「遺物拾った!!」
ゴブリンを解剖していた瑠梨が、遺物を拾い喜んでいた
「Fランク遺物だな。効果は、、腸が少しだけ強くなる遺物だ」
遺物の形は、ペンだ。しかも結構デカい
2bの鉛筆並みに大きい
「役に立ちそうではあるな。この先、食料とかは自給自足だしな」
「・・・ア˝!そうだった!」
現在の装備状況的に、野営道具は無い
食料も無い。水も無い。寝床すらも無い
結構絶望的な物資状況だ
「水は魔法で生み出せる。食料は魔物でも食って凌ぐ」
「魔物、、食中毒が怖いですね」
「安心しろ。私に毒は効かん」
「私達には効くんですが、、」
「その為に遺物を集めるのと、食う魔物の選別だ」
サバイバルの基本だ。危ない物には触らない。食べない。何もしない
「じゃあ進むぞ」
「多難ですわ」
「頑張ろう!」
迷宮内を進んで行く
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