第33話世界で一番頭がおかしく、世界で一番強い男
「アッハ!キュィーーーーイ!!!」
「・・・」
「邪魔だなこれ!!外そうかな?いや!あの方法を使うか!!」
忌まわしき、狂気の男が自身の首に付いた拘束具を数度触った後に
拘束具に容量を圧倒的に超えた量の魔力を送り込み続けた
「破壊完了」
「怪物が!!」
剣を振るうが
「空中に地面を生成出来るようになった俺に?剣で?物理で戦うのか?」
攻撃が受け流される。空中には薄水色の板が何百個も出現している
狂気の男の拘束具は、今この瞬間、完全に破壊された
「ハハハハ、ハハハハハハハハハ!!!」
狂気の男に左腕を掴まれたと思うと
「ちょっとずつ千切ろうねぇ!!」
「グァアアア!!」
手首の部分だけを荒く、粗悪に千切られる
「男に興味は無いんだけど!お前には少し興味と性欲が湧いてきたよ!!」
「ッ!」
その言葉にゾワっとした感覚が背筋を襲う
「七つの大罪!色欲発動!!」
「原罪の秘宝!!」
【原罪の秘宝】
かの有名な七つの大罪を模した遺物
傲慢、嫉妬、憤怒、怠惰、強欲、暴食、色欲が存在しており
その中でも色欲は、最悪な能力として知られている
「強制発情だ!ガウラルメ!!」
「強制発情!ッチ!」
効果名は発情だが、実は発情ではなく。肌の感覚を非常に鋭くする効果なのだ
つまりだ
「ガウガウ!!」
「ガアアア!!!」
痛みも大きくなると言うことだ
「ハハハ!!魔物は発情しない!生殖器も無い!でも肌の感覚だけは鋭くなる!!」
狂気の男は、何百個の武器を取り換えながら、我を何度も殴打する
もう勝ち目はない。弱体化している我では本気の奴には勝てない
だが、簡単に負けるつもりもない!!
「人型の魔物って美味いのかね?ウシ型とかの魔物は喰ったことあるんだけどさ」
「殺して喰らってみろ!!」
右腕で剣を振ろうとする。振るおうとしたのだが
「いいね。ちょうど、、、美味い!!」
「我の、右腕がぁ!!」
色欲の秘宝も相まって、右腕に強烈な激痛が走る
「お前の腸をさ、引きずり出して、それを犯せばさ、尻犯してることになるのかな?」
「お前は本当に人間か!?」
「人じゃない?人は邪悪であり純粋だろ?歴史が証明してるよ」
人と思えない発想を突発的に、べらべらと喋りながら、我をいたぶる
「アアアアアアア!!!」
「!!」
突如叫び声をあげた狂気の男に顔面を殴打される
本当に行動が読めない。突然の行動が多すぎる
あいつの頭には今理性は無いのか
「全は我。我は一」
「は?」
突如詠唱を始めだす
しかも我が生み出し。我以外使えないはずの魔法が
「一にして全。全にして一」
「それは!我のだぞ!!」
瞬きの間に四肢が欠損する。奴から何百本の触手が生え、それが我を拘束し、貪る
「全こそ我一こそ我。世界すらも創造する破壊の王」
「グ!」
詠唱が終わり。死んだ。そう思ったが、魔法が発動されなかった
「生き」
「世界で一番頭がおかしく、世界で一番強い男」
追加で詠唱した瞬間、我の魔法の威力が上がり、魔法が発動した
「その名は遺物狂い!!」
「えーーー応答せよ。応答せよ。血毒姫」
「なんだ、、、こっちは瀕死だぞ」
「遺物狂いの姿を発見した。何もなくなった街で寝ている」
「兄は生きてるか?」
「死んだ。我らをあの魔法から守る為に」
「・・・・一応聞こう。お前らは、、国はあいつを殺せる戦力を保持してるのか?」
「してると思うか?数百個の迷宮をソロでクリアして、弱体化してる魔王をなぶり殺した奴を殺せる戦力があると思う?てか、街の状況的に保有してた戦力すら巻き込まれてるぞ」
「そうか、、、そちらに向かう。輸血液だけ用意しててくれ」
怪物が世界に降り立った
怪物は世界を一日にして破壊しました
怪物が通った場所に草木は生えません
怪物が通った場所に人はいません
あるのはただの肉塊と灰です
怪物は欲しています。ずっと遊べる玩具を欲しています
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