爆風の如く吹き荒れる異次元のパワー。先読みが出来ない展開を刮目せよ!
- ★★★ Excellent!!!
SFで科学要素が有りながらも、剣と魔法の異世界ファンタジーが融合する物語。
悪魔の生体兵器966が目覚めた世界は、剣と魔法の存在する世界だった。
科学的な視点から、この世界観をデーター取りする966。
この地で出会ったデハーニに966は自らの名をクロムと名乗った。自らをクロムと名付けてから、彼の中で何かが少しづつ変わり始める。
ゴブリンやサイクロプスやオーガを圧巻の強さで蹂躙するクロム。その戦闘を見た人々は恐怖のあまり恐れ慄くのであった。
やがて出会った乙女達のウィルゴ・クラーワ騎士団・団長ピエリス。副団長・ウィオラとべリス。
クロムと出会って彼女達の生き様が大きく変わっていく。
この物語の設定は細かく、卓越した心理描写も背景描写も素晴らしいです。
息詰まる戦いの場面では、まるで映像が浮かぶかのよう。
次から次へとスリリングな展開は予想が全くつかない。
心の葛藤もあり、ヒューマンドラマに人の繋がりが読み手の胸を熱くさせる。
読み始めたら止まらないほどメチャクチャ面白い。科学と魔法の融合の世界。
新しいファンタジーの世界が此処にあります。是非とも映像化してほしい。
重厚な描写力によって描かれる、異次元のパワー。もう、目が離せない嵐の様なSFファンタジー。
もう誰も黒騎士クロムを止める事は出来ない――。