概要
太陽が照りつける暑い日に、ベランダでピザを食べる。
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- ★★★ Excellent!!!~ 日常の温度で語る、静かな終末の手触り ~
セミの声も雪も知らない世代の「当たり前」として描かれる気候崩壊が、説明的にならず、ピザとラジオというささやかな日常の中に溶け込んでいるのが見事でした。デモ隊への淡い無関心や、タカシの「誰かのせいにしたいだけ」という冷めた台詞が、この世界の人々の感覚の麻痺をリアルに伝えてきます。
クライマックスはニュースの途中で唐突にラジオが切られる場面だと思います。本当に深刻な情報を「陰謀論」として片付けてしまう会話のあとに置かれる「今日はいつもより太陽が近いね」という一言が、タイトルと響き合って、不穏さをじんわりと残す終わり方でした。
声高に警告するのではなく、気づかれないまま進行する終末を等身大の温度で…続きを読む