昨今、「特攻隊」を美談化して語る輩が増えてきているように思う。「突っ込ませた」方の罪と責任、「突っ込まれた」方の命と哀しみ。この双方が都合よく閑却され続けているのは一体なぜなのか。「愛するものを守る」ことは、他者の命を奪ってかまわないという言い訳にはならない。再び夏が巡ってくる。殺すな、殺されるな、殺させるな。
戦争は終わった。でも、彼は“語れぬ夏”に取り残されたままだった――ひとつの命が、心をもって失われたという記録⚰️📸。『終わった夏』は、特攻で命を散らした若者の魂が語る、静かで切実な“記憶の証言”。戦争は終わっても、語るべき言葉は、まだ消えていない🕯️📻🌻。
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