第5話 プラハ城の奥の錬金術師街

 フランツ・カフカが住んでいた家も見てきました。ヨーロッパのゲットーをご存知でしょうか。流浪の民のユダヤ人街です。

 チェコはユダヤ人迫害を積極的に行わなかったのでユダヤ人街は他国よりマシでした。

 ベネチアで牢獄を見たことがありますが、押し入れみたいなサイズです。

 中世ヨーロッパで犯罪をするとこんな所に押し込められるのか、と思いました。

 ヨーロッパの街をみると中世の様子がまだ残っています。


 ドイツやフランスに行くと、鉄道車両に大きく「1」「2」と書いてあります。


 これが即答出来る人は異世界を書けるでしょうか。現在でも厳然と身分社会なのです。一等車と二等車です、


 ドイツでは、社会党が政権を取ったら、公用車がアウディで、それは上流階級の車なので、まったく同じシャーシの車にフォルクスワーゲンのマークがついた車(たしかフェートン)を首相公用車にしました。


 ヨーロッパとはそんな所です。階級間の違いがあるので、今も若干はありますが、昔は階級間が違う同士の結婚や恋愛は家族から反対されたり、破談にされるのが常でした。


 日本はそのような特徴が消えましたが、西日本でみられるような悪しき慣習である部落差別を思い起こしてください


 日本では撲滅すべき対象になってますが、ヨーロッパはまだ残滓があるのです

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