第三話「かいじゅう」
(逃げなければ・・)
いきよいよく走り出す。後ろからカニの足音が付きまとう。
(なんだ!あのでっけーハサミ!!何食べたらぁあなるの!)
後ろから不安な音が聞こえた。
(飛んだ!今カニがジャンプした!)
後ろを振り返る・・。
光る自分が見えたのは両手に大きなハサミを持つ、人型の奇妙なロボット。
(・・・ロボ?・・いや何だろうと危ない!)
「まってよォ」
「ゼェーハァー・・・ゼェーハァーー!」
(ロボが何で食べようとするんだよ!)
≪バチン≫
(終わったー・・・ハァー・・何処だよここってとこで死ぬのかよ・・)
「どうやって・・ココに来たの?」
(・・・)
「わからないよ・・」
「ふ~ん・・まぁ言わないならいいやァ!ちょっと話聞きたいから基地に案内するよ!」
(食べないの??)
「ねぇほんとにィ!どうやって食べられずにここに来たかぐらい教えてよォ!」
「いやだから・・」
「おかしいよォ【かいじゅう】じゃないんだからボクたち仲間だろォ!」
「かいじゅう??怪獣がいるのか!どんぐらいの大きさなんだ・・?」
「そうだね、最低でも全長20メートルはあるかなァ!」
(全長20メートル、クジラのでかいやつが最低ぐらいってこと!?)
「そんなにデカイの!」
「何回もあって来たでしょう!」
「そんな化け物・・早く基地に案内してくれ!頼むよ!」
「それじゃァいくよォ!ジェット!オン!」
(うぐっ!)
「あっごめん!水圧があるんだった!ちょい弱めで行くね!」
「死ぬかと思った・・!」
(怪獣・・)
「けど、怪獣なんて架空の話かと思った・・!」
「昔からいたはいたらしいよ!・・まぁ海の獣で【海獣】だからねェー☆」
「・・・あっそっち!」
「そろそろだよォ、意外と近いんだ・・それにしても息はどうやってやってるの?」
「そういえば、、、わからない、、」
「わかならいねェー・・・」
岩についているボタンをポチポチ押したと思えば、扉が開いた。そして、自慢げに「千回押せば開くんだよ」と言いセキュリティー面がすごく不安になった。
一瞬ポチっとボタンを押している時に自分を少し投げられた。地面は久しぶりの空気のある地面の感触。入り口を見ると扉から先は水が入ってこない。
「扉が開いている時は水を蒸発させて通さないんだよォ」
(もしかしたらすごい技術者なのかもしれない)
部屋は大きく、魚何十匹か入っている丸い水槽と大きな機械が真ん中にあり、壁にロッカーがあるだけだ。
「この魚が気になるかいィ?これはこのコードを私に刺してボタンを押すと・・」
魚がいきなり丸い水槽の中で円状にいきよいよく泳ぎ始める。
「この魚たちを生きてる奴は電気で洗脳し、泳いでもらい発電するんだよォ。死んだ奴はバイオ発電すんだよォ!」
(・・マッドサイエンティスト??)
「そうだ、君の名前は何だい?ボクはアスーだァ!」
「俺はあおだ、よろしくぅ!それでここ安全なんだよな?」
「あぁ匂いもここよりはるか海底に排出してるし、海獣達にバレたとしても二時間は持つ強度だ」
(二時間がすごいかわからない・・!)
「それで、海獣って何なんだ!」
「・・・う~ん、、まぁ、、じゃぁ・・・
海獣ってのはね☆クラータンという海獣が海獣の始祖的存在なんだ。
何千年も前から生きる伝説。無数にある手足、一キロ以上はある胴、聞けば死ぬ鳴 き声。
でも、大丈夫クラータンは鳴き声が絶対に聞こえないほど、とんでもなく深いところにいる。
そいつがたまにクジラのように腹から子供を産むんだ。そのクラータンの子供たちを総称として【海獣】というんだ。クラータンの子供はまた、種類がある。一キロを秒速で泳ぐこともできるクラーケン属、親譲りの破壊の声持ちリヴァイア属が基本だ、他には・・魚人水虎属・・」
「ん??ちょっと待ってよ!・・・ハハッ!秒速一キロw?聞いたら死w?ここにいるって死んだようなもんじゃないか!」
「だから、何で生身の君がそんなに生きれているのかが気になるよォ!」
(やっべー、マジでヤベーー!最初にあったあの怪物!海獣かよ!意外とここやべーぞ!あんな奴がうじゃ・うじゃ・・うじゃ・・・うじゃ・・・・)
「大丈夫ゥ?」
「俺ここから出たくないよ・・」
「まぁいいよォ!話し相手が欲しかったからァ!まぁ君がどうしてここに来たか教えてくれよォ!できるだけでいいからさァ!」
(元気いいなぁ!ハァー・・)
「まずな・・」
夢の中から出られない! ふざけた狼人間 @AOzx
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