スターライトO(オー)インペリアル 宇宙世紀60年代後半

地球で言う北極点に近しい月のほぼ真上に位置して居る各国が其々保有、管理するスペースコロニーが無数に漂っている。

何故に月の真上かと言うと月の南極と言える場所は年中日の当たる所に対してそこはほぼ真逆、

そこはマイナス200℃超極寒が襲い、

逆に宇宙での太陽の光りが当たる場所はほぼ真逆の200℃

そこに目を付けた各国はコロニーの中に空気を入れて一種の超巨大冷凍室と化したのだ、

冷凍保存が必要なモノを長期間保存するのにそこまで好都合な場所は無かったのだ、

その内の1つ、

現在どの国も管理化を離れたコロニーが数機存在した、

その1つ。

『エクストラナンバー『ダークゾーン』』

そのコロニーは現在宇宙産まれの人達の組織スペースコロニー監督委員会が代理で管理、

運営している。

スペースコロニー監督委員会のメンバーの1人が視察に訪れた時、

そのコロニー内では有る実験を始めようとしている、

「『バトルシップ』ソレでちゅーごむの奴らをぶっ飛ばす!」

船体底部に可動式の大型バーニアと前面に旋回式の大砲が増設されてる、

オペレーターの人が「試験開始」とコールすると試験が開始された。

バトルシップは大型バーニアで浮遊しながら移動して標的機の機銃を回避しつつ接近して至近で大砲撃ち止めを指した、

数ヶ月後

バトルシップ同士の模擬戦闘、

その戦闘後の事。

「全く殺意満々だなあいつは」

「へへっ」

『模擬戦は終了だ二人共上がれ』

計画の主導者がマイクでそう呼びかけた、

後日

スペースコロニー監督委員会(後のSFUA)のトップが視察に訪れた際にバトルシップを見るや否や、

「計画は中止だ!」

「どうしてだ!」

「数年かけてアレか?不様だな、燃料タンクが剥き出しの機械が兵器として務まるか!」

「幾ら何でもソレは」

「待って下さい」

主任研究員の方が声を出した。

「学会でつい最近発表するエタノール燃料とバッテリーのハイブリッド方式の新型宇宙作業機器…それに推進剤も新型の固形燃料にすれば」

「それで要求にも…ならばそれはバトルシップとは言えねえ」

「名称は追って決めておく、中止は撤回する何年かかる?」

「極秘作業でも3ヶ月程は」

「ならば3ヶ月以内に完成させろ」

後日

『アームドフォーミュラー』

の名が正式に採用されて実践に使われたのは数年後の宇宙世紀70年代後半に成ってかららしい

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