第10話 取り調べ 供述

それから1週間程して 事件は 大きく動いた。竹川氏が 汚職事件 贈収賄の疑いで任意で、取り調べを受けている。とニュース出てた。


私は 直ぐ宮本巡査長に、連絡をしたかったが、連絡が 必ず来る気がして 待った。 


次の日 宮本巡査長から連絡が、来た。

「もう安心です。すずはさんあなたが 狙われる事は、無くなりました。私も ホッとした」


宮本巡査長の話では 警察に「2274581」と言う謎の数字の並びの垂れ込みがあった。その数字の並びは、✖️✖️銀行の預金口座番号だった事がわかった。


それは、架空口座で数千万の金額が、何度もやり取りされていた。そして,その口座は竹川氏の秘書が作った架空口座が判明した事で


竹川氏の汚職事件が 本格化してきた。任意で引っ張り、秘書の死についても、取り調べを開始。最初は黙秘していたが


死亡時間前後のアリバイが、あやふやで裏が取れなかった事もあり、問い詰めたら 竹川は、白状し始めた。死の真相は、次の通りだった。


竹川「秘書は、俺のした事をネタに 金を要求し始めたんだ 最初は 数十万だったが そのうちマンションを買えだの高級車を買えだの言ってきた。マンションの部屋を訪ねた時 部屋に入るのは 困ると言われ 屋上に連れて行かれた。そこで 違う男が今いるから無理と言われた。」


宮本「まー2人は、そう言う関係でもあったと言うことです」


そして 

「あと数千万用建出来なければ、俺のした事全部マスコミに、ぶち撒けると言った。その時 俺は かっーとなり 突き落としてしまった秘書は、俺の金の流れを全て知ってる。」ここまでが 供述内容と言う事だった。


すずは「宮本巡査長さん、待って それだけで、殺人を犯すかしら、私は、もっと違う理由が あると思うわ。


お願い あの くしふる神社の短刀の写真を 竹川に見せてみて きっと 顔色が変わると 思うわ」 私は 直感で そうするべきと感じた。


宮本「わかった。君の言う通りにしてみるよ!君には、まいったなー探偵みたいだ。推理が 俺の想像を超えてる」と 電話を切った。


短刀の写真を見るなり、顔色が変わったのを 宮本と原西は 見逃さなかった。


原西は、じりじり と 竹川を追い込んでいった。 竹川は、最初は知らぬ存ぜぬで 突っぱねていたが、ハイヒール👠の写真や ちなつさんの顔写真を見せると 話し方が変わり始め 支離滅裂な 供述が で始めた。 


そして 原西警部補が とどめを刺した。 

「あなたは 日本の未来を背負う、はずだった人です 最後は、あなたの口から真実をお聞かせ下さい」 竹川は深呼吸をすると


「俺が秘書を使い 陽菜の娘を呼び出したんだ 陽菜の娘は 陽菜に似て そりゃー美しかった。」


公園に来た彼女に

竹川「若い頃の陽菜にそっくりだ」

ちなつ「お母さんは お母さんが ここに来るはずだったのよ 何故竹川さんが?」


竹川「陽菜は、もうあなたには 会わない 会いたくないらしい」

ちなつ「嘘よ!私が連絡した時の女の人は、ちゃんと お母さんに伝えてくれたのかしら?」


竹川「嘘なんかじゃない。今や 私の妻だ 名誉も金もある着たい物を着て、海外だっていつでも行ける お前なんかに 会いたいわけがない」


ちなつは、うな垂れ諦めた様に涙をため 

ちなつ「でしたら このハイヒールとこれを(短刀)母に、渡して下さい。」


竹川「何だ?これは?」


ちなつ「母に渡せば わかります そして母に伝えて下さい。私は誰にも今まで これを見せては、いないから と」


ちなつが、その場から去ろうとした時 俺(竹川)が、彼女の背中に その短刀で刺したんだ。


ちなつが邪魔だった。


あの時 俺は大事な時期だった。衆議院選に こいつは邪魔だ。何処でマスコミが聞きつけてくるかわかりゃしない。スキャンダルは 揉み消すのが1番だ。


真夜中だったのも幸いし周りは 見えなかった。その時、数人の話し声が 近づいて来たんだ。俺は 慌てた。短刀を抜く暇なんか無かった。


俺は 短刀の指紋を拭いて 秘書が運転する車に 急いで乗って立ち去った。そして秘書の家で一晩過ごした。


朝になり ハイヒール👠を置き忘れた事に気づき 現場に戻ったら人だかりで ベンチに スーツ姿に囲まれてる女の顔を見たのさ


取り調べが、ひと段落し宮本巡査長は、すずはに連絡をした。


すずはに ベンチに座っていた 第一発見者の顔を竹川が見ていた事を伝えた。


すずは「それ私だわ、じゃーあの原西さんが助けてくれた夜 私をつけてたのは 竹川だったのね」


宮本「『名探偵さん。』その通り。君には、ひやひや物だよ。でも これで事件は 解決の方向に向かうよ これからが、俺らは忙しくなるけどね 裏付けを一つづつしていかないといけないからな」


すずは「『名探偵 すずは』から、もう一つ,聞いて欲しいお願いがあるんだけど」


宮本「何?」


すずは「陽菜夫人に 私も合わせて欲しいの」

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