第9話 テーブルを囲み

2日程経って 宮本巡査長から携帯に 電話があった。


会って話がしたいとの事だった。よる7時に「Jasmine」と言うカフェで会う約束をした。


今日は仕事に、オフホワイトのブラウスに 千鳥柄のタイトスカートを着て来た。なかなか可愛いかも と もうすっかり デート気分の自分にびっくりしていた。


テーブルを囲み私は ビールを2つと言いかけた時 彼が、停止した。

宮本「私は、まだ勤務中ですから 烏龍茶で」 

すずは「あら ごめんなさい 私は てっきり」

宮本「てっきり?」 

すずは「あー違うくて あれから どうなりました?」と 少し私の顔が 赤かったかもしれない。


宮本「お伝えしょうと思い今日は 連絡しました。あなたが第一発見者に なってから 3人の方の死が あります。あなたのマンション、会社の周りは 警察が 定期的にパトロールをしています。又何かあった場合直ぐ警官が かけつけるように、と私に小型カメラ様な物を差し出した。


すずは「防犯ブザーですか?」

宮本「の様な物です。こわがらなくても大丈夫です。私達が必ずあなたを守ります」私は あなたも,私を守ってくれる?と聞きそうになった。私はビールを一口飲んだ。


宮本「それとー」

すずは「それと何?」

宮本「あの竹川氏の陽菜夫人ですが 戸籍を二十数年前作り変えてました。それ以前の前の名前は 分かりません」

すずは「どう言うこと?」


宮本「戸籍を何故作り直したのかは、まだ今捜査中です。陽菜夫人は クラブで働いていたらしく 竹川氏が 気に入り、口説き落として結婚したらしい、陽菜夫人は 当時 政界にも彼女指名のお客が 多く政界の裏事情には通だったのかもしれない 竹川氏は そこも利用したかったようです。」


すずは「で,結婚し 幸せな現在に ちなつ、そう昔を知ってる人間が彼女の前に現れた ちなつさんは 彼女にとって邪魔な存在だった?でも 殺すかしら 自分の可愛い子よ いくら名誉やお金が大事だと言って」


私は,一つため息をつき「我が子を短刀で刺して殺すかしら」

宮本「そこなんですよ

陽菜夫人が何らかは 関係してる可能性は、あります。今 人員を増やし捜査しています。」  


すずは「私は、竹川氏をもっと調べた方が いいと思うの あの人は 何か 裏がありそうだもの」

宮本「そうだね 調べるよ ただ議員だから こちらも 慎重に動かないと 俺らも首かかってる。命がけだ」

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