第22話 PCX一人旅 仙台愛子へ
4月末、久しぶりに車庫からPCXをだす。天候やスケジュールの関係で、なかなか乗る機会がなかったが、やっと晴天の中ミニツーリングにでた。今日の目的地は仙台市愛子である。愛子と書いて「あやし」と呼ぶ。天皇陛下のご息女が産まれた時には、駅の切符がバカ売れしたという。今は、仙台近郊の住宅街である。
自宅からスズラン峠を越える。基本下り坂なので、ブレーキに気をつけて走る。やはり峠道は上りの方がおもしろい。川崎町に入ると、やたらクルマが多い。前を走っているクルマは山形ナンバーだ。そういえば、川崎町で音楽フェスが開催される日だった。反対車線は渋滞が始まっている。
釜房ダムの上を通って、秋保温泉をめざす。秋保から川崎に向かう車両も多い。この2日間は川崎町の道は大混乱だ。臨時駐車場がいたるところにできている。
秋保温泉から錦が丘に入る。ここも住宅地なのだが、近年ショッピングセンターが整備されている。5月には24時間営業のスーパーができるという。町の様子が大きく変わりそうだ。
錦が丘から愛子(あやし)に入る。ここには両親がはいっている老人ホームがある。両親の顔を見て、次の目的地である陸前落合の「おり久」さんに行く。老舗のラーメン屋さんで昼時には行列ができている。でも、今日はまだ11時だったので、すんなり入れた。そこで塩ラーメンと味噌おにぎりを食す。昔ながらの素朴な味だ。大き目のチャーシューがうれしい。
そこからは、茂庭台を抜けて、茂庭・坪沼とSUGOに行く道を通る。直線路だし、通行車両も多いので、たいしておもしろくない。村田町にはいったところで左折し、高速道路の下をくぐり、農免道路に入る。ここからが今日のツーリングの本番だ。直線はほとんどなく、右に左にとカーブが続く。適度なアップダウンもあるが、ところどころギャップがあるので、バイクがはねる。スピードの出しすぎには要注意である。
SUGOのモトクロス場入り口を抜けると、下り道が続く。下りはブレーキに気を使う。村田町の市街地を抜け、蔵王町に入る。ここから見える蔵王のお山がきれいだ。蔵王三十六景のひとつである。田んぼに水がはられると逆さ蔵王が見られることもある。田んぼの中に道を抜けると、上り坂に入る。ここに来ると、田舎の香水をかぐことができる。蔵王には牧場が多いので、牛〇〇の香りである。
帰り道、奥さんから頼まれた買い物をして帰宅。久しぶりのミニツーリングを終えて、洗車。次のツーリングに備える。次はSUGOの2輪ファン感謝祭か。
今回のデータ
出発時刻 9時30分
到着時刻 12時30分
走行距離 80km
消費燃料 1.8L(推定)
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