ニカの木にかわり② UiFファッションステージ より
「宴はかたちを変えているけど走りたい、粒の輪が砕けても」
声を選ぶの辛いよね、いつもより大丈夫じゃないんだからぼくの目の前に立ってるあなたは最高に可愛い。
「木々が実をいっぱいに膨らましてるよ。ねえ、走ってると追っかけてる時あるじゃん、あれさおれは時々不思議と気づかないんだよね、特にあなたのいる時は」
「あなたの本を書きたいな」
「いっぱい準備してるの、わかるよ。でもおやすみまで考えてるのおんなじだから、そこから先も見ようよ。あなたのどこかの傍で、ぼくは毎日行って参ります!」
伝記って、一時史料でも聞き手の冷静な心構えで読者の色眼鏡まで感情しないとひっくり返る。
「思い出ってさ、ファンの方と作り続けられるの賛成だな、おれ。リテラシーが上がるの権利の宣言みたい、ポニョみたいな」
「言ってもいいのかな、食べ過ぎかもって」
「ううん、かたちが見えてるだけおれは安心できるよ、言葉なくてもここまで登ってこられたあなたが1番綺麗だから」
「引っ張って来て」
「うん、まだやること残ってるから、楽しもうよ」
1999現実の粒
テーマ 掌鳥 @Hokerikon
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