第165話 始まりの足音


聴こえてきた始まりの足音に

怖気付いてしまう弱い心

逃げ出したい思い蹴散らして

震える足で踏みとどまる


もうそろそろ重い扉開いて

一歩踏み出す時なんだよ


必死で自分に言い聞かせて

始まりの足音に耳を澄ます

それはきっと軽やかで

明るい明日の音色だろう

だから僕は弱気を蹴飛ばし

頼りない足に力を込めるんだ



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