El caballero Al Borde Del Acantilado 〜崖っぷちの騎士〜

〈※電撃大賞応募用あらすじ 800字ジャスト〉
　エルドラニア王国の貴族の次男坊として生まれたジョゼ・デ・ガルシアは跡取りではない。だが、いわゆる〝部屋住み〟の身でありながらも、そんな貴族の子弟達の受け皿となっている名ばかりの組織〝白金の羊角騎士団〟へ入団できたことで将来への不安を抱くことはなかった。
　ところが、国王の命により羊角騎士団が海賊討伐を目的とした実力重視の精鋭部隊へと再編されたことでピンチに立たされる。なんとか改革後も騎士団に残れたはいいものの、魔法剣を操る団長ハーソンを筆頭に、実務に長けた副団長アウグスト、もと魔女で修道女の魔術担当官メデイア、巨体で怪力の操舵手ティビアス、半弓も得意な吟遊詩人オルペ、殺人を好む短槍使いパウロスに双子の拳闘士オスクロイ兄弟、未来予知をする修道士…続きを読む