第23話

拙い文しか書けなくてごめんなさい

最低な人間でごめんなさい

空気読めなくてごめんなさい

期待に応えられなくてごめんなさい

何度も同じことを繰り返してごめんなさい

ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい

……ってね!

どんだけ謝っても許してくれるわけ無いじゃん!

どんだけこっちが後悔しても、本気で謝っても、相手が許してくれるとか思ってんの?あっは!バッカみたい!

言う側はほんっと楽だよね。こっちがぶっ倒れるくらいなこと起きても他人事でいられるじゃん?それでいて自分に矛先向くと私の体調とか言動のせいにするんでしょ?

え?してない?んもぉ、カワイコぶっちゃってさぁ……信じるとでも思ってんの?

まぁいいよ、アタシは怒ってないから。だって全人類そんな願望、一個くらい持ってるし。アタシが悪ければアンタ達はアタシを責め立てて死ねだの黙れだのくたばれだの脳を真っ白にして言えばいいだけだからねぇ!?怒りに任せてこんなこと言った?普段はこんなこと言わない?うんうん、そうだね。いっつもアンタ達はそうやってのうのうと生きてられるもんね。いつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつも責め立てられんアタシの代わりに!

……ほら、早くその剣、取りなよ。

早く構えなよ。

早くアタシを殺してみせろよ!

え?怖い?あっは!今更になって逃げんの?

その剣はアンタ達の罵詈雑言で出来てんの。

アンタが抜いた時点で、アンタはアタシを殺すしか無い!さぁ、さぁ、さぁさぁさぁさぁさぁさぁさぁ!殺せ!ほら早く殺せよ!

(ぐちゅりと、気がつけば刃が彼女に突き刺さっていた)

……あっは、馬鹿じゃん。

(彼女は、死んだ。この世界を陥れる悪は、この世を壊さんとする敵は、今死んだ。それでもあれから何年たっても、脳内にあの声が鮮明に思い出される。何度も首を吊った。何度も火に身を委ねた。何度も崖に飛び降りた。でも死なない。死ねない。正義だから。正義は絶対だから。この剣は絶対に自殺に使えない。何故なら、「正義こそ、この世界のありとあらゆる罵詈雑言を正当化するから」。あぁ、いつになれば……私は居なくなれるのだろうか。)

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