第11話 神殺し部 部員紹介

ツルギ 真宙マヒロ(男)

性別:男

身長:162 cm

体重:62kg

誕生日:10月3日

好きなこと:家事全般

嫌いなこと:部屋を汚くする人


「俺は――神を殺す。絶対に」

主人公。世界秩序保安委員会の一員で、五歳の誕生日の日に、両親と幼馴染を「神」の攻撃に巻き込まれたことで亡くしている。本来女性のみがその身に宿せる「聖遺物」を体に宿せる特異体質を見込まれ、常に戦力不足の人類最後の砦、「聖遺者ヴァレント」戦力補充のために、本部から実験体として一日一時間のみ女の子に姿を変え、「聖遺者」として戦うことが出来る。変身するとなぜか身長が縮んでしまうが、本人は正体バレしにくいので結果オーライだと思っている。聖遺物は妖刀神器として名高い「妙法村正」、「一胴七度」と二振りとも同じ者が鍛造した宝具である。……ただ、彼は自身の体にはということを、まだ知らない。


三守みかみ星来せいら

性別:女

身長:158.6cm

体重:54.2kg

誕生日:6月6日

好きな事:買い物

嫌いなもの:きゅうり


「報告書と宿題を無視するのは、だめですよ~?」

世界秩序保安委員会直属対神部隊「聖遺者」所属、通称「神殺し部」部長。階級は上から3番目の「二つ持ち」で、ほんわかとした雰囲気と、万人に優しく接するその姿から、一部生徒から、「万物の加護を持ちし聖女」オール・ゴッデスという中々なネーミングの2つ名がつけられている。変身した真宙と初対面で会った時、男だと直感で分かってはいたが、これを取引の手段として使い、真宙に家の家事をしてもらうことで口外しない約束をしている。戦闘においては、圧倒的なスピードを以てして相手を錯乱させ、武装のエネルギー刃と特殊設計されたアサルトライフルで制圧する苛烈な戦法を披露する。その身に宿した聖遺物はそのスピードの通り、俊足の英雄「アキレウスの鎧」とアルテミスを信奉した最速の狩人「アタランテの瞳」と速度に特化し、それに対応する聖遺物を取り込んでいる。


可惜あたら みどり

性別:女

身長:148.3cm

体重:48.7kg

誕生日:2月16日

好きなもの:読書とゲーム

嫌いなもの:人


「べ、別に人が嫌いとか、じゃないですからね……え、えへへ……」

「神殺し部」副部長。そして階級は上から2番目の「三つ持ち」の少女。……と言っても、ほとんど部活には来ないで家か図書館の書蔵で引きこもっているほど人見知り。彼女の名誉の為に言うが、ちゃんと学校には来てるし、成績もいいよ?

趣味で小説を書いており、「仮面暮らしα」として一話完結で読みやすいミステリから、戦闘描写がやけにリアルなファンタジー、ミリタリーものなど、幅広いカテゴリで活動している。まぁ、最新話が不定期なので、その正体は病に伏せたハンサム爺さんとか疑われているが、それは彼女の知る由もないことなのでノーダメである。戦法は重装甲の盾と重武装大質量のレールガンで相手を穿つフォートレス。小柄だがアーマーがしっかりと支えているのと以外に力があるので誤射も少ない……はず、うん。

聖遺物は圧倒的パワーであった超人「ヘラクロスの腕輪」と、威力ならば誰にも負けぬ「オリオンの矢」、そしてその力でアーマーの出力を最高出力で維持する「エジソンの改良電球」である。


山方やまかた 未莉乃みりの

性別:女

身長:153.8cm

体重:50.3kg

誕生日:7月24日

好きなもの:ぬいぐるみ……ってンなワケ無いじゃない!

嫌いなもの:真宙


「神は全員殺す!ただそれだけよ!」

「神殺し部」部員。階級は「二つ持ち」。学校生活、課題に部活とバイトなどをしっかりこなす真面目な性格……と言いたいところだが、如何せん家系的に男への免疫が少ないため、真宙含め告白しに来た男子生徒にはかなりのツンデレを発揮する。別にツンデレとか意識してないのに……とは本人の談だが、その如何にもツンデレそうな黒髪ツインテールが答えを物語っている。武を重んじる家系なため、勝負事からは逃げず、正々堂々実力で立ち向かうという信条を掲げているのだが、それで単独で突撃したり、戦術が無理なら脳筋で解決しようとするなど問題も多いため本部から「神殺し部」に左遷になった。戦法はエネルギーと実体を切り替えることが出来る双剣で連撃を放ち斬り裂くアグレッシブな戦法をとる。遠距離武装を装備しないのは「正々堂々ではない」とのこと。聖遺物は中国の宝剣「干将・莫耶」と神代の宝具「イガリマ・シュルシャガナ」と二つとも武器の聖遺物で、攻撃に全振りしたスタイルである。


来氷らいひょう レイ

性別:女

身長:156.7cm

体重:49.1kg

誕生日:12月29日

好きなもの:機械全般、データ解析

嫌いなもの:赤いもの、味付けの濃い食事。


「任務、了解。作戦行動――開始。」

「神殺し部」部員。階級は「二つ持ち」。冷静沈着、常にクールで無表情な少女。その短い銀髪と氷のように透き通った瞳はまさにビスクドールのようだとうと言うところから「冷氷の女王」と二つ名がついてしまっている。尚本人は感情の出力方法がイマイチ分かっていないだけである。部室の隅に椅子を起き、常に何かしらの本を手にとって読んでいるが、しっかりと話は聞いている。機械系にかなり強く、理系科目全般は得意。逆に現代文や文国などの感情や思いを読み取る科目は苦手。部員の中で唯一、寮に住んでおらず、その生活は結構機械的。栄養食さえ口に入れば味などはどうでもいいので、味付けの濃い食事は苦手である。彼女はどうやら赤いものにやたらと嫌悪感を出しているらしく、イタズラで両手に赤の絵の具がついてしまった際は過呼吸を起こして嘔吐し気絶までしている。一方戦術は中、遠距離からの火力支援と交戦相手の解析を主に立ち回る。その分近距離武装を装備せず、攻撃はドーム状のバリアを展開して防ぐ。機動力は無いわけではないが、その大半が大火力の遠距離武装の反動軽減やホバリングなどに消費されているため、戦闘では防御が高いメンバーの後ろから解析と火力支援を行う。聖遺物は相手を見抜く「アストライアの天秤」と正確射撃を得意とする「アーラシュの弓」である。


神山かみやま 聖華せいか

性別:女

身長:151.2cm

体重:47.6kg

誕生日:4月13日午前0時34分45秒

好きなもの:せんぱい

嫌いなもの:……?


「レトルトカレーと即席麺は万能ですよ、せんぱい!」

途中からいきなり現れて転校してきた転校生。「神殺し部」の部員になる。階級は不明の「特別処理」。本人も階級はよく分かっていないらしい。ハキハキと言葉を放ち、きっぱりと物事を決め、反省点はしっかり反省するとても出来た後輩である。身体を動かすのが趣味らしく、未莉乃とはよくジムで筋トレをしていたり、専門的用語でしか説明しないレイの解説を分かりやすく翻訳したりなど、部全体のアシスト役として日々立ち回っている。唐突な転入と戦力増加、ましてや家系や家族構成は本部と繋がりがある星来ですら把握しておらず、謎が多い。家は真宙の家で同居している。料理は「インスタント以外はさせないでください」と本人が忠告するほど下手。よくランニングついでに買い物に行かされている。脳トレも必要だとメモを毎回忘れていくが、ちゃんと全て買ってくるので真宙の家事をも支えている。戦術は機械盾を主体とした防御と盾による打撃専門の戦法を取り、市民の避難が終わるまでは誘導係を務めたり、避難後では積極的にタゲを集めて味方への被害を抑えているなど、こちらもサポートの面が目立つ。その防御力は伊達ではなく、翠の防御力を上回る防御範囲と味方全体にバリアを展開するなど、流石タンク要員と言わせる戦い方をする。聖遺物は本人曰く、遠距離攻撃に絶対的優位を持つ「アイアスの七枚盾」とその心を糧として咲く盾である「ギャラハッドの円卓の騎士の盾」だそうだが、真相は不明である。

余談だが、真宙は彼女が週に一度「定期診断」というものを受けているのが気になるらしい。


猫又ねこまた 安良あらい


性別:ネコだゾ!(表記上は女性)

身長:わからン!(目測163㎝)

体重:しらないゾ!(定期検査では51.9kg)

誕生日:きいたことないナ!(不明、記載なし)

好きなもの:お昼寝ダ!

嫌いなもの:きゅうりは!だめダ!


「ウム、この我にまかせるのダ!料理をおしえてやるゾ!」

本部からメンバーの火力補助という名目で連れてこられた少女。焼けた麦褐色の肌、長く生えた八重歯、そして鋭い眼光に気まぐれな性格はまるで人になついたころの猫を想起させる。ずば抜けて運動神経や気配察知能力がすさまじく、部随一の未莉乃の攻撃をすべて躱しながら背後を取ったり、目をつぶりながら戦闘行為をこなしたりなど、動物の本能がそのまま進化したかような言動をとることが多い。基本的に友好で協力的だが気まぐれで、大切な盤面で寝たりすることなどしばしば。抜け道を多く知っていて、名前を呼ぶと「お呼びかナ?」とどこからでも出てくるというウワサがあるらしい。極端に一人を嫌い、いつも誰かしらにしがみついたり、野良猫とたわいもない会話をしたりしている。料理が得意で和洋中華、それに創作料理などなっでもござれ。たまに聖華がレシピを教わりに来ている。階級は「三つ持ち」だが本人はよくわかっていないどころかそもそも知らない。戦闘スタイルは両手両足に装備されたダガークローや尻尾の刃で切り裂きながらその運動性能で一転突破する即効タイプの超近接型。聖遺物は獰猛な力を宿した「カリュドーンの牙」、番犬、すなわち守護するものとして適正を持つ「ガルムの爪」、そして名の通り速さの概念をもつ「オルトロスの骨」の三つである。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る