第3話
何回か戦闘を行い、始まりの町に戻っていく、始まりの町の門には衛兵が立っているが検問をしているのは、馬車で入るときのみらしい、さっき衛兵に聞いた、このゲームは、PK《プレイヤーキラー》が存在せず、プレイヤー同士で戦う場合は、決闘上でのみ可能でプレイヤーを警戒しないで済む分だいぶ気楽だ。
「えーと、この通りをまっすぐ進んで右手側だったけ」
現在カナメが向かっているのは、召喚士ギルドだ、本来は町に降り立ったらすぐに向かうのだが、リェーフの弱体化がどの程度かやワクワク感で無視して町の外に出てい居た為、今チュートリアルを進めているのだ、
そんなこんなで、召喚士ギルドに到着した感想は和風だ、外観は大きなお屋敷のような見た目で、多くのプレイヤーが出入りしている
洋風な周りと違い、召喚士ギルドが浮いているが一目で分かるからいいのだろうか?
そんなことを考えながら召喚士ギルドに入っていく、インスタントエリアになっていたようで中に入れば町の喧騒が消えプレイヤーは自分一人になる、美人な受付嬢と目があった
「いらっしゃいませ、当ギルドへのご登録又はご依頼でしょうか?」
「登録で」
「かしこまりました」
「こちらのオーブに手をかざしてください、自動で登録者様の名前、レベル、召喚獣が記録されます」
「はい」
「完了いたしました。説明に入らせていただきます、まず初めに当ギルドは下から10~1のランクがございます、ランクが1になれば、魔王ギルドへの移動になります」
「魔王ギルド?」
「はい、召喚士ギルドの上位ギルドでございます詳しくはランク1になれば情報が解禁になります、続いて本をご覧ください」
「本?」
「はい」
ギルドランク 10 所持金 10000ギル
ステータス
名前 カナメ
HP/MP 100/100
lv 2
スキル
[本][✕][✕][✕]
P・・・51/51
召喚獣 リェーフ lv2(キメラ)・・・弱体化中
先ほど戦闘したからかレベルが上がっているしページ数も51に上がっているページ数の増加はレベルが1上がるごとに1増加するようだ。スキル欄は✕がついて選択できないようになっている
「ご覧のようにギルドランクが確認できます、またギルドページが追加され、そこからクエストが受注できます。ただクエストの完了報告は当ギルドでのみ可能ですのでご注意ください、続いてスキルページについてご説明します」
「スキルページ?初めて聞く」
「はい、スキルページとはギルドでのみ可能なサービスです、育成が完了したスキルをページ化させすことでスキル枠を使わずにスキルを習得できます、このようなスキルをマスタースキルと言います、ご注意点としては一度スキルページ化したスキルは二度と習得することができません、また育成が満足にできていない場合は使用できる魔法等に大幅な制限がかかり弱体化します」
「なるほど…………まぁ今はかんけいないかな」
「はい、現在のカナメ様には関係ございませんが、一部特殊ページがございます、ページ数増加、召喚獣増加等のギルドでのみ習得可能なスキルページがございます、この特殊ページはギルドでご購入が可能です、本来レベルアップが不可能ですが特殊ページのみご購入でレベルアップが可能です」
「えっと、今のギルドランクでも買えますか?」
「可能です、ですが現在のギルドランクですと全ての特殊ページはレベル1までになります又最低でも10万ギルになりますが大丈夫でしょうか?」
「…………なしで」
「かしこまりました」
「それでは、初回ですしカナメ様にあったクエストの斡旋はいかがでしょうか?」
「ありがたい!お願いします!」
「フフ、かしこまりました、それではウルフ5匹の討伐、コッケイ5匹の討伐、ウィード5匹の討伐の3件でどうでしょうか?」
「全部討伐系ですね?」
「はい、現在カナメ様はリェーフ様の召喚にページ数を取られているご様子ですので、特にスキル等の必要技能がない戦闘系になります」
「なるほど、じゃあそれでお願いします」
「かしこまりました、プロテクション制度はご利用しますか?」
「プロテクション制度て?」
「プロテクション制度とは500ギルで先輩ギルド員、この場合はギルドランク5以上の方が初めてのクエストに同行しクエストの際に気を付ける事など師事することが可能な制度でございます」
「おぉー、ぜひお願いします!」
「かしこまりました、それではウルフ5匹の討伐、コッケイ5匹の討伐、ウィード5匹の討伐の3件の受注並びにプロテクション制度の施行をします、番号札3番をお持ちになってお待ちください」
「はい、ありがとうございました」
受付嬢さんすごい親切だったなと思いながらリェーフのステータスを見ながら時間をつぶす
ステータス (召喚獣)
種族 キメラ
名前 リェーフ
lv 2
スキル
[噛みつきlv1]
消費ページ 150
受付の奥から黄色いローブを羽織った赤紙の女性がこちらに歩み寄り右手を差し出してくる
「あんたがカナメか?私はマースよろしく」
「はい、よろしくお願いします」
「んで、そこのキマイラちゃんが君の召喚獣?」
「はい、リェーフって言います」
「おけ、私のはこの子名前はエルド」
「っ!」
マースの影から黒い大蛇が現れこちらを見る、明らかにこちらより格上の登場に怯むカナメとリェーフだがそんなことを気にせずマースは続けて、さっさと行くよとギルドを出ていく、我に返り急いで後をおうカナメとリェーフ
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