父の日SP

 ある事に気づいた。

 父は毎年、父の日の帰りが遅い。

 無口で厳格な人だから、こういう日は早く帰って私達に祝われるのが照れくさいのかもしれない。


 気になったので今年は仕事帰りの父を尾行する事にした。


 父は、知らない家でも父をしていた。

 知らない人達に、知らない笑顔を見せて。



『父の日の父』

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る