弐拾壱
「落とし物ですよ」
この台詞と共に自分の幼少期のふざけた写真を出して笑わせる。この手口で数多の女性の警戒を解きナンパを成功させてきた。
そんな俺も結婚し、愛する妻とそのお腹に宿る授かり物と幸せに暮らしている。
ある日、女性達が訪ねてきた。
中絶同意書を片手に。
「堕とし物ですよ」
『物扱い』
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