拾肆
新興宗教に嵌まってからというもの、両親は私を天使様と呼ぶ。
天使様の偶像へ日々赦しを乞えば、罪は浄化され、死後は天国へ行けるらしい。
彼等は聞いてもいない懺悔をし、額を床に擦り付けて私に縋る。
翼を模した玩具を背負い、哀れな彼らの為に天使に化ける私は、その快楽に酔いしれる。
『或る少女の人生』
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