拾参
祖父母の家の蔵で『目隠し』という絵本を見つけた。
内容は「一人の少年がこの本を読む」というもので、まるで今の僕みたいだ。
「視えるぞぉぉ!!」
突然聞こえた大声に驚き外へ出ると、盲目の筈の祖父と目が合う。その瞬間、僕の視界は真っ暗になり、手に持っていた絵本の感触がふわりと消えた。
『目隠し』
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