Episode.2 人類とアンドロイド
地球に現在生存する人類の最期の避難基地『
ここに現存人類一万人が収容されており、彼らは“死なないために”戦闘用に改造されたアンドロイドを支援し、基地の防衛バリケードを建設する。
そして同時に敵。機械生命体の排除に作戦を起動するのは人類となり。アンドロイドは彼らを守るために人類に従っている。
人類はPOLEにて作業員と非作業員に分かれており、作業員は男女問わず十六歳から六〇歳まで。非作業員は男女問わず六十一歳以上や、身体や精神的に作業が不利な者で分けられる。
そして彼ら全ては基地内の居住区の一定範囲で住居スペースを決められ、作戦区でアンドロイドの武器製造や修理、既に以前から政界や軍事関連の役職を経験していた者は、アンドロイドの作戦計画を任せられている。
「POLEに帰還。機体の損傷、零パーセント。作戦続行:可能」
その作戦区は戦闘作戦センタータワーと呼ばれ、地上四階と地下四階の構造で作られる。
作戦を完了したアンドロイドは、地下四階の作戦会議室に必ず戻る。
「ただいま帰還した」
「良し、では次の作戦について話す。次は我々が人の手で作った兵器の回収と、軍事基地の調査。同時に、二時間前に送り出した調査部隊から救援要請が届いた。救援部隊を何隊か送り込んでいるが、全て“撃退”された。
その原因を調査。敵がいれば排除してこい。ZERO。お前だけが頼りだ」
「ZERO。了解。作戦を遂行する」
以降全ての戦闘部隊に配属されるアンドロイドはこれを元に作られており、様々なアンドロイドを製造、研究する人間の趣味嗜好によって多数のタイプが作られている。
しかしどれだけのアンドロイドが作られようともZEROが最高傑作であり、戦闘技術は最高基準になっている。
「あぁ、それと言い忘れたが。今回は一体サポートを付ける。入り口で待機させてある。では、行ってこい」
「了解」
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