第8話 優香とプール!
水着を買ったことで、4人とのプールデートが確定した。ここで僕は、“最初のプールデートは翔子かなぁ”と思ったが、最初に3人娘とのデートを選んだ。プールデートを練習してから、翔子とデートをしようと思ったのだ。
ということで、プールデートの最初の相手は優香だった。優香は何に関しても沙織と貴子の間だ。ちなみに、小学6年生時点、貴子は僕よりも背が高い。僕と優香が同じくらいか少しだけ優香の方が高い感じ。沙織は僕よりも少しだけ小柄だ。この時期、女子の方が背が伸びるのが早い。優香は赤いビキニを着こなしていた。
ということで、僕よりも少し目線が上の優香と2人でプール。勿論、盛り上がるのはウォータースライダーだ。僕は、後ろから優香を抱き締める状態で滑った。後ろから優香をギュッと抱き締める。優香も、2人きりで知っている人間がいない分解放感があるのか? 僕が抱き締めても何も言わないし抵抗しない。
調子に乗った僕は、スグに、
「もう1回滑ろう」
と言って、優香を再度スライダーに誘った。優香も楽しんでくれているようだった。
だが、今度はギュッと抱き締めるフリをして優香の胸に触りながら滑った。大きくなろうとしている途中の優香の胸は、確実に膨らみかけていた。
下まで降りてから、優香が言った。
「崔君、ずっと私の胸を触ってたやろ?」
「うん、触ってた」
「なんで、そんなことするん?」
「優香の胸だから、触ってみたかった」
「誰でもいいんとちゃうの?」
「ちゃうよ。優香やから触りたかった。触ったらすごく気持ちよかったで」
「触ったら気持ちええの?」
「うん、それに、嫌じゃなかったやろ?」
「うん……まあ……嫌じゃないけど。あんまり触らんといてな」
「でも、小学6年生にしては大きいと思うで」
「そうかな?」
「今度、いつか胸を見せてや。僕にだけ」
「うん、いつかね」
「ちょっと泳ぐ? 浮き輪とか持ってきたで」
「浮き輪1個やんか」
「うん、まず浮き輪に優香がしがみつくやろ」
「うん」
「僕は優香にしがみつくから」
「えー! 私、ベタベタ触られるやんか!」
「嫌やないやろ?」
「うん、嫌じゃないけど……」
「上がって休憩しようか? 何か食べようや。飲み物と食べ物買ってくるわ」
僕が売店でおむすびと焼きそばと飲み物を買って、優香のいるテーブルに戻ると、中学生か高校生かわからない輩がいた。優香をナンパしているらしい。2人組だ。明らかに優香は困っている。そして、僕を見つけると、手で“おいで、おいで”しながら、
「崔君-!」
と叫んだ。僕は輩2人の間に割り込んだ。
「悪いなぁ、この女は僕の女やねん、他所へ行ってくれや」
「なんやお前、チビやなぁ」
「ほっといてくれ! さあ、どっか行ってくれ」
「うるせえチビ!」
僕は輩の1人から鳩尾に拳を叩き込まれた。更に、もう1人の輩に顔面に頭突きをされた。多分、僕の鼻は折れた。僕は倒れ込むと同時に時計の“戻る”ボタンを押した。
今度は、僕が後ろから輩の脇腹にミドルキックを決めた。振り返ったところを背負い投げ。相手の方が背が高いので背負い投げがやりやすかった。更に、背負い投げで倒れた輩の顔面に蹴り!輩は鼻血を噴き出した。まあ、手加減したので骨に異常は無いだろう。そして、呆気にとられているもう1人の鳩尾に正拳突き。くの字に曲がる輩。ちょうどいいところに顔がある。僕は、その輩の側面に膝蹴りをした。
「この女は僕の女や! 僕の女に手を出すな!」
2人組は、お互い支え合うようにして姿を消した。
「崔君、強いやんか!」
「柔道を習ってて良かったわ」
「私、やっぱり崔君が好き! 守ってくれるもん!」
「優香が僕の恋人でいる間は守るで」
「恋人でいる間? もしかして、私達は別れるの?」
「そういうわけやないけど、何があるかわからんのが人生やからな」
「あんまり寂しいこと言わんといてや」
「ごめん、ごめん、さあ、食べようや!」
「うん!」
食後も、しばらくプールでいちゃいちゃする僕達だった。勿論、僕は優香の水着姿を沢山写真に撮った。きっと、これも思い出の品になるのだろう。
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