アイビー


一日寝かせた記憶

右手はまだ熱っぽい

また廻り出した想い出が

拡張する写真のふち


角を曲がれば異空間

秒針の止まった町に見惚みとれて

扉を開ければ新次元

転がされたのは僕のほう


短針二周の縦画面じゃ

収まりきらない視界

鈴虫の聲とメルティは

君と僕しか知らないね


もう23時間

失くならないけど 消えないで

忘れられないあの景色

「好き」と温もりは手の中に



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る