新たな勇者達の物語

第1話 水晶眼の王妃と魔王

ドラゴニール族法王カルタスの妻アンジェラが攫われて1か月


魔王はアンジェラを抵抗出来ないようにした上で来ているドレスを引き裂いて真っ裸にすると彼女を貪るように犯した


何度も何度も魔王の気が済むまでそれは続けられた


そして数ヶ月後…アンジェラは魔王の子供を身籠ってしまったのだった


そうして魔王とアンジェラの間に双子の女の子が産まれた


シルヴィアとラヴィリアと名付けられた娘達は魔族により育てられた


何故そうされたかというとその頃にはアンジェラは魔王により石化していたからだった


魔王は石化したアンジェラを眺めて目を細めていた


「我の娘を産んだのに抵抗するからそうなるのだ…その場で世界が壊れるのを見ておくのだな」


そう魔王が呟くとアンジェラの眼から涙が零れ落ちた


その雫は水晶となり飛び散った



それから十数年が経ち魔王が勇者の手によって倒された



シルヴィアとラヴィリアは魔界でそれぞれ争いを好まない魔族と結婚して子供を儲けていた


魔族には争いを好む者と嫌う者とに分かれて集落を作っていた


シルヴィアとラヴィリアの子孫達は平和的な集落で暮らしていた


そしてその半数が魔界から地上に出て世界に散らばっていった


そして各種族と交わって子孫を残していった


こうする事で新たな勇者達が現れるようにしたのだった


魔界では邪神ロキと堕天使ルシファーが魔女エルディアと共に世界を支配する時が来るのを待っていた


彼等は静かに力を蓄えてなりを潜めていた


魔女エルディアは邪神ロキや堕天使ルシファーと交わって子供を儲けていた


そうやって魔界で徐々に勢力を伸ばしていった


魔神ドェクナバ

堕天使ラキエル

悪魔バラクエオス


彼等は三強と呼ばれその力で他者を退けるのだった


その三人の他にも多数の子孫を従えて魔界を牛耳るようになっていった


シルヴィアとラヴィリアも子孫と共に平和を望む魔族や悪魔達と協力して彼等に抵抗していた


彼等は地上に行った子孫達とも連絡を取り合って情報を共有しながら対策を練っていた


そんな事をしながら五百年ほどの年月が経っていった



世界の危機に最初に立ち上がったのは獣人族であった


彼等は精鋭を集めてドラゴニール族とコンタクトを取り始めた 


その後ドラゴニール族も昔から交流があったバードニール族にコンタクトを取り合うのだった


そしてバードニール族もエルフと協力関係だったので彼等にも協力を仰ぐ事になるのだった


そんな状況で黙っていられなくなったのがドワーフ族とホビット族だった


彼等は普段は武器や道具を作るのが本業だが、魔界から邪神ロキと堕天使ルシファーと魔女エルディアが攻めてくると聞いて、いても経ってもいられなくなったのだ


ドワーフ族の戦士が武装してドラゴニール族の城に詰めかけた


そしてホビット族はバードニール族の城に武装して詰めかけたらしい



こうしてあらゆる種族が対抗するべく準備を始めた


武装を強化しながら作戦会議を始めた 


水晶を媒体にしてスクリーンに投影して各国を繋いでリモートで会議をしたのだ


その結果国を守る者と各国を回って敵を壊滅する部隊を作る事に決まった


ドラゴニール族のキングナーガ城で精鋭が集まって訓練をし始めるのだった


そうやって指揮を高めつつ攻撃力アップの為に努力を重ねていった


そうして集められた精鋭達が彼等だ


獣人族 武闘家ケルビエ

ドラゴニール族 槍術士ネイド 法術士マノム

バードニール族 魔剣士オーエン パラディンキラフェア

エルフ 魔法使いフォード 賢者アシェリー

ドワーフ 戦士メロウ 剣士ドラナ

ホビット 薬士ヒルデ 弓術士サヴァナ

人間 魔法剣士ゼファー 召喚士ツバサ

忍者ショウ 

魔族 精霊術士アークバイン 

悪魔族 呪術士ニカラエナ


彼等を中心に魔王討伐へ動き始めるのだった

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