第2話 おまけ、付属、、それ不用品つうか余計なモノっていわない?

今日は保育園ママたちとマク●ナルドで朝活中!

朝活というのは、普段は忙しいお母さんも日曜の朝なら抜けられるかも、ということで始めたお喋り会。月1回のペースで開催している。もちろんお子様連れもOKな店をチョイスしている。


そんな日のパパはどうしているかというと、

「どうせ日曜は11時ころまで寝てるから」

「いつも朝ごはんは食べないから気にしなくていいから」

「上の子の少年野球で忙しいから」


ま、他所んちの事情は気にしないことにした。



「朝●ックはお得だね。」

「ハッ●ーセットあげておくと、しばらくそれで遊んでるよ。」

ハッ●ーセットでごまかせるのは小学校一年生までだったの。その後は見向きもしな「いのよ。」


そんなことから「おまけ」についての議論が始まる。


「ハッ●ーセットのおもちゃってさぁ、欲しいおもちゃって9割方なくなってるんだけれど、それって私のスタートダッシュが遅いせい?」

「そもそも良さそうなおもちゃ作ってくれないのかな。」


「おまけ」に対して大層なご要望である。(笑)

そうなると日本のお菓子の王道、金のエンゼル・銀のエンゼルの話になる。


「私、銀のエンゼルも当たったことないんだけど」

「銀なら何枚か当たったけど、5枚集まらないんだよね」


やはりここでも幻の「おもちゃの缶詰」ってことで話がまとまる。


まだまだ主婦の言いたい放題は続く。



「私はさぁ、納豆のタレが嫌い。納豆自体は好きなんだけれど、あのタレはねなんであんなべちゃべちゃに甘いのなんかさぁ、せっかくの炊き立てご飯がタレのせいで甘ったるくなっちゃうの。」

「じゃあ、自分だけタレ使わないで醤油でも使えば?」

「うん、そうしてるけどね、タレってもれなくついてくるじゃない。納豆食べる度にタレを捨ててるのって、なんだか罪悪感が・・・」


「ぷっ」

どことなく笑いがこみ上げてくる。


「あのさぁ、納豆じゃないけど、炊飯器買う度に思うんだけど、もれなく付いてくるしゃもじ、いらなくない?」

「そうそう、私、木のしゃもじしか使わなくて、あのプラスチックのしゃもじってゴミにしかならないんだけどさぁ」

「見た目も貧乏そうで、百均で買う方が全然いい」

「そうだよ~、しゃもじを付けるのを止めて、その分100円値引きしてくれないかな」

「うん、メーカーにご意見書を送ろうよ」


やっぱりな。

炊飯器についているしゃもじ、要らないものNo.1だ!

思っているのが私だけでないと思うと嬉しいもんだ。



「私は、スエットの紐」

唐突だけど、私の思いを伝えた。

えっ?と一同、何がなんだかわからない顔をする。

「だって、紐は洗濯すると抜けそうになるし、その度直すのって面倒だし、要らないって思わない?」

これには賛同者は皆無だった。

「紐がないとパンツがずり落ちちゃうよね」

「そう、紐は必要だよ」

「ずり落ちるならゴムの方を直さない?私、いつもゴムを縮めているよ」

「え~~、そんな面倒なコトしないよ」(一同)

「毎回、紐で止める方が面倒だよ」

ん~~、同意してくれる人が皆無なのは地味に落ち込む。



最後のコーヒーを飲み干すとき

「でもさぁ、雑誌は付録命だよね。」

という声がする。

「そうそうあのバック欲しいなぁと思ったらついつい買ってしまう」

「で、雑誌は読まずに捨てる!」

「それ!それ!」


またまた笑いに包まれる一帯。


そうだね、私も雑誌の内容には興味ないわ。付録は欲しい時があるけど。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ママ友のカフェ会議 ちっちっちー @chicchicchi

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ