第2話 異世界転生は人間だけの物じゃない

ある意味一番有名なのが魔物のアレ

他に動物や無機物に転生(転物?)だったり

ただ今回は、転生する方じゃなくてなくて、させる方

そう、転生させる神様達が異世界転生にハマってしまった話から始まる


世界観としては、現代で見られる色んなコンテンツ

ファンタジー、SF、近未来、ゲーム、原始時代などなど

それら全てが、異世界として存在して、それぞれ神様がいる世界

神様は基本作った世界に関与出来ない

と、言うか影響がすさまじく、

神様はため息もつけない

と言う言葉があったはず。神様にとっては小さなため息でも、地上ではとんでもない大嵐になるとかそんなの

実際、自分の世界に手を出して、めちゃくちゃにした神様もいたから、暗黙の了解的になってる

そんなんだから、神様達は自分の作った世界や、他の神様が作った世界を鑑賞する程度に止まっていた


きっかけは小さな事。ある善良な人間がそれを上回る悪意を持った人間や環境に飲まれて悲しくも死んでしまった


そんな1の世界(今の地球ぐらいの文明社会)をたまたま見ていた2の世界(剣と魔法の世界)の神様が、いくらなんでも不憫に思い、自分の世界で面倒を見るからこちらで転生させてやってほしい、と1の世界の神様へ打診

1の世界の神様も退屈だったのか簡単に了承

2の世界に一人の人間を異世界転生させた

前述の通り、あまり関与できないので、前世の知識(1の世界)とすこしばかり運がよくなる程度に転生者につけたがこれが大ハマり。

前世の知識といろんな巡り合わせで、その転生者が死ぬ80年ほどで文明が超進化

惑星間航海が出来るSFなレベルまで発展

それを見た他の神様が「これだ!」と飛びついたのが事の始まり

しかし、神様はため息もつけない

そんな事を忘れた神様がやらかさないわけがない。

同じように文明を発展させようとしたら、武器の製造ばかりで結局世界を破滅させたり

なら逆を?と魔法を現代社会に持って来たら嘘つき呼ばわりされて、世界ごと自爆されたり

神様がちょっと関与するだけで、いくつも世界が滅んでしまった

また、そんな事を繰り返してるせいで異世界間に緩み生じ、神様の知らない所でも異世界転生が発生

これ以上は手に負えないと思った神様連中は、どうにか管理出来ないかと話し合いをして

自分の部下である死神に全部丸投げ

ここに、異世界転生課が発足されて、迷える魂を見張る部署が出来た


基本は各世界の転生課で連絡を取り合い、死んでしまった人が別世界に行きそうな時に引き戻すのが基本業務

ただ、そんな中でも不憫な運命や、再度同じ世界で生まれ変わっても同じ目に遭いそうな人達は別世界へ連れて行くことも検討される

もちろん、悪人などは対象外でその連中は世界のかまどへほおりこむ

そのかまどでは、自分が行なった悪行にに比例して常に焼かれ、浄化されるまで転生も消えることも出来ない勧善懲悪のかまど

と、言うのがあれば、誰でも異世界転生出来ないって言う言い訳に使えるかな?


作品形式は、色んな転生者を1,2話形式で書くオムニバスか、転生させた人物が死ぬまで、もしくは第一部完!ぐらいまで描くか別れる所

オムニバス形式の場合は色んな人物、世界を設定する必要があるのでそう言う意味で大変

第一部完!方式は転生課の存在が忘れられそうな感じ

まぁこの異世界転生課を主軸に、色んな人が書けば問題ないか!(丸投げ


考えている事件としては、一度転生課で転生した人物が、再度転生課へ来ようとするぐらいかな

そこで欲にまみれて世界のかまどへ直行か、誠実な理由を持って転生を望んでいるか

そのへんで物語が大きくブレる


この辺の設定を基本に思いついた話が、

「白い犬と、白いご飯と、白い少女」


現代社会の世界で、育児放棄されている女の子

10歳になるにも関わらず、学校に行かせてもらえず、たまに貰えるおにぎりだけが彼女の生命線

両親は典型的な毒親で、片方はギャンブルカス、片方はソシャゲ課金中毒

生活保護や補助金でろくに働かない両親

そんな時、変な夢を見る

いつも見ている2つの物体とは違う何か、それがこっちに訪ねてくる

人とろくに会話をした事のない彼女は、何を言われているか一切分からずきょとんとしている

不思議に思った転生課、課長(死神)は彼女の死亡予定原因と生い立ちを調査

その結果、まるでペット。それ以下の扱いで育ったため、転生者特典とも言える前世の知識がほとんど意味をなさない状態

そう言う不憫な魂を救うのも転生課の務めなので、課長は保健所で処分された犬の魂を集め、人より知恵のある神犬を作成

彼女へ「お願い」をする


「この子と一緒に遊んであげてほしい」と

「あそぶ?」

「君は何がしたい?」

「うーん。おにぎりたべたい」

「そうか。じゃあ、いっぱい遊んで、いっぱい食べるといい」

「おにぎりたべれる?」

「ああ。その代わり、この子と遊んでいっぱい優しくしてあげてね」

「うん」


こうして、何も知らない少女と、何でも知っている神犬が、困った時はおにぎりを食べて、困っている人にもおにぎりを食べさせて

おにぎりの聖女と呼ばれるようになった


その頃毒親両親は、娘が行方不明になった事を動画サイトへ投稿(死亡予定より早く転生させてしまったため)

演技とバレず予想以上にバズったりTV出演もあったりとして一躍時の人となりお金転もがり込んだが

娘の遺体が発見。当初は事故の疑いが強かったが、激しい虐待と10歳に見えないほど痩せた体

怪しんだ警察の司法解剖で、胃の中が空っぽだった事からろくに食事をさせて居ないことが発覚

その虐待から逃げる途中で事故に遭ったと発表されたことにより状況が一変

あっという間に逮捕されてしまった

この事に死神が関与したかは不明である


と、思いついた話はこんな感じかなー

この異世界転生課の設定を持って行って何か書いて欲しいというのもあったり

おにぎりの聖女を続き書いて欲しいとかあったり


まー何かしら、面白いと思える物があったら使ってくださいな

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こう言う設定置いたら、誰か書いてくれるんじゃない?初期設定だけ好きな主が、色々思いついた設定を置いてみる @w2kryuura

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