概要
書いた小説をどうすればいいのかわからないまま、公募の賞に応募したり、Webに載せてみたりした
一か月の体験記とWeb小説、紙の本、小説とは何かの考察
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!歴史は繰り返す。恐らくはカクヨムは……
このエッセイ、興味深く読ませていただきました。
内容については概ね賛同できるものであり、私も実感しているところであります。
ただ、既存のシステムが現在の状況にそぐわないものであるかと言われると、私はそうではないと感じております。
それは、このエッセイにも書かれている「かつて小説は身内同士で見せ合うものであった」という、いわば小説というメディアの原点に立ち返ろうとしているのではないかということです。
私の拙作の一つはこのレビューを書く2ヶ月前に完結し、最早膨大な量の新作に埋もれていくのを待つだけの状況でした。この作品は所謂「なろう系」のテンプレは全くとっておらず、人工知能とい…続きを読む - ★★★ Excellent!!!こんなに納得したことはない
自分もかつて小説家になろうで小説を投稿しており、一部の人が読んで評価してくれたものの、今でいうなろう系などあまり好きでない作品ばかりが目立っており、幼少期から図書館に通い詰めて紙の本に慣れ親しんでいた自分としては戸惑うばかりでした。
そこで生まれたばかりの新しい小説投降サイトであるカクヨムをしばらく眺めていると、ランキングには、特にSFジャンルには独自性がありかつ内容も文句なしに面白い作品がかなりあるじゃないですか! ここなら自分の居場所があると思い引っ越してきました。
……それから数年、どうでしょう? なろう系や悪役令嬢、VRMMOとかなんとか、多くのジャンルが飽食ランキングにあ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!首にかかる紐
小説を書いている間、わたしの首にはいつも一本の紐がかかっている。
絞首刑の縄ではない。
第二次世界大戦中、それで吊るともっとも長く苦しむと云われ、ナチスに盾ついた者への処刑に使われてきたピアノ線だ。
べつに絞まってくるわけではない。
ピアノ線はただわたしの首の周囲を一周して、余った端が、肩のあたりにだらしなく垂れているだけだ。
PVゼロ、星ゼロ、ハートだけを付けて立ち去る人多数。
これがわたしの常態で、もうずっとそうだ。
あまりにも長年こうなので、これが当たり前になってしまった。
そこから自主企画に出したり、人の作品を読んでコメントを残していくことで、ニ十人に一人く…続きを読む