概要
【書籍収録作品】あの日、私は確かに見たのだ
【代々木怪談コンテスト2024佳作作品】
【『代々木怪談2025 ノベルアップ+怪談コンテスト傑作選』収録作品】
町で診療所を開業している私のもとへ、谷間の集落から動けなくなっている患者の治療要請が飛び込んできた。
偶然にも巡回診療の日と重なり、私は谷間の診療所へ向かうのだが、そこで待ち受けていたのは吹雪の中の不思議な体験だった。
※この作品は高野聖に感化されています。
※ホラーですが、そんなに恐くないと思います。
※当然、フィクションです。
※この作品はカクヨムとエブリスタとノベルアッププラスで公開しています。
【『代々木怪談2025 ノベルアップ+怪談コンテスト傑作選』収録作品】
町で診療所を開業している私のもとへ、谷間の集落から動けなくなっている患者の治療要請が飛び込んできた。
偶然にも巡回診療の日と重なり、私は谷間の診療所へ向かうのだが、そこで待ち受けていたのは吹雪の中の不思議な体験だった。
※この作品は高野聖に感化されています。
※ホラーですが、そんなに恐くないと思います。
※当然、フィクションです。
※この作品はカクヨムとエブリスタとノベルアッププラスで公開しています。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!雪の中でそれは、優しく灯る
真白な雪景色の中を一人の人間が歩いている場面からこの物語は始まりを告げる。
肌に雪の礫が当たるような感覚を覚える物語だ。礫とは言い過ぎだろうが、吹雪く雪は肌に当たると痛い。
物語は通して雪の中の静けさを思わせるが、時折、肌に当たる雪の痛さを感じる。
物語を読み終えた後、もしかして、と想像が膨らむ。そして、あの場所で佇む屋敷のような、家屋の中に住む人を思う。それは恐怖というよりも納得する結末がもたらされたと感じる。
この物語には、ほんのりとした温かさが残るが、その温かさを思う時、手のひらがぞわり、とするのも確かだ。
家屋の周りを囲むものを思い、私は、あの屋敷のような家屋に住む人を思う。
雪灯り…続きを読む