日常の一コマ

日常の一コマとして始まるオサムと五木さんのやり取りが、とても生き生きと描かれていて楽しかったです。
特に、クーラーや扇風機が擬人化されたように描かれる場面は、少年の視点らしい想像力が感じられて微笑ましくなりました。

五木さんとの関係も、ただの姉的存在ではなく、挑発的でどこかミステリアスな一面が描かれていて印象的です。
プリンをめぐる小さな争いが、まるで恋愛喜劇のような緊張感と甘酸っぱさに発展していく展開は、コメディとしても青春ものとしても魅力的でした。

そして最後、本性を現す五木さんの姿と「ファーストキス」という台詞が重なり、日常と非日常が交差する独特の雰囲気が生まれていました。
怖さとドキドキ、そしてほんの少しのときめきが混ざり合う、絶妙な余韻が残るシーンだったと思います。