規格外の戦闘能力を姫騎士に看破され否応なく最前線へと送り込まれてしまう

静かな文官生活を望む元「戦鬼」の主人公が、その規格外の戦闘能力を姫騎士に看破され、否応なく最前線へと送り込まれてしまう物語です。

「隠しきれない最強」主人公・ジェズは、過去の事情から文官として平穏を望んでいますが、いざ魔物や盗賊と相対すれば、その最強の力があっさりとバレてしまいます。従来の「隠蔽系」主人公のように、力を温存してギリギリまで引っ張る展開が少なく、序盤から実力を発揮するテンポの良さが読者に高い満足感を与えます。彼の「事務処理(物理)」とも表現される戦闘スタイルは、コミカルさとシリアスさが同居し、非常に痛快です。
予想のつかない展開が、読者を夢中にさせる作品です。

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