第四話「食事情」
僕が食べるものは人間とそう変わらない。
肉、魚、野菜や果物、それから穀物。最近は米をよく食べている。
米は本当においしいのだ。
「メラン、またお米食べたでしょ」
ただ、つまみ食いが知られて怒られることもよくある。ご主人が外出している時に食べているのだが、なぜ僕が食べたとわかるのだろう。一回に食す量もそれ程多くないのに不思議だ。
「全く。これはそのまま食べるものじゃないの。炊かないと駄目なの」
どうやら米は水に浸して火を通す必要があるらしい。ご主人はそのまま食べることができないのか。なんだかかわいそうだな。こんなにおいしいのに。
「そうか、メランにも炊き立てごはんを食べて貰えば良いんだ!」
どうやら炊いた米はごはんという食べ物になるようだ。確かにおいしそうな名前ではある。
けれども、僕はやっぱり米の方が好きだと思う。
ぽかぽか生活 チェンカ☆1159 @chenka1159
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。ぽかぽか生活の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます