絶望を、嘘を踏み越えて、それでも引き金を引け。

私はこの作品を読んで、久しぶりに情緒を揺さぶられるという体験をしました。


どこか牧歌的ながらも、殺伐とした世界観……主人公を含め、周りは異形の人外ばかり……しかしどこか愛嬌すらある彼らと共に、武装列車はひた走ります。

そして容赦のないバイオレンス表現に、徐々に明らかになる怒涛の展開は、感情が迷子になること間違いなしです。

SFに興味がある方は、どうか一度この世界に触れてみて欲しいです。