アメリカンスポーツの部屋

　ヒューストン・アストロズからＦＡとなった菊池雄星が、ロサンゼルス・エンゼルスと３年6300万ドルで契約しました。

　日本円で97億円と出ていたのでかなり高そうに見えましたが、2100万ドルだとMLBだと「割高」くらいでしょうか？

　エンゼルスというと大谷翔平が不遇をかこっていただけに、マイナスイメージもあり、今季もリーグブービーとなる負けっぷりだったことで「勿体ない」という話もあります。

　ただ、個人的にはそんなに悪くないんじゃないかと思いますね。

　というのも、今年のように質の高い活躍を見せていれば、来期すぐはともかくその次の年くらいにはシーズン途中でトレードの可能性が出てきます。

　今年のアストロズのように取ってくれるチームがあるかもしれず、その場合にはプレーオフでまた投げられる可能性がある。それならばエンゼルスも若手有望株が取れるのでお得。

　というより、エンゼルスはここからなるべく早めに良くしていくためには、そこそこクラスのＦＡを取って（超有望株は多分来てくれないので）、活躍してもらってプレーオフ目指すチームにトレードで出していく、くらいしかないでしょうね。

　そういう意味でも悪くない話です。

　もちろん、条件面でも一番良いのでしょうし、うまいこと立ち回ったのではないかと個人的には考えています。

　難点を考えるなら、弱いチームであるだけにコーチングスタッフやアナリストも弱いという可能性があることですが、そこは何とか乗り越えていくしかないでしょうね。