2024/11/4 ライオンズが地区優勝に大きく前進
NFC北地区のスケジュール表で都市伝説的に語られる(作者がそう確信しているだけ)こととしまして、「パッカーズ以外で一番強そうなチームは、中盤戦までにランボーフィールドでのパッカーズ戦を行う」というものがあります。
歴史的に見た場合、NFC北地区で一番強いのはグリーンベイ・パッカーズです。
この地区のスーパーボウル制覇回数はシカゴ・ベアーズが1回、ミネソタ・バイキングスとデトロイト・ライオンズは0回(ライオンズは出たこともない)ですが、パッカーズは4回勝っております。
その強さの源泉は、いつも一線級のQBがいることもありますが、ホーム・ランボーフィールドの冬の寒さもあることでしょう。
このスタジアム、バッファローのように雪が積もることはあまりないのですが、ひたすら寒い。
氷点下は当たり前。
-10度を下回り、体感気温が-30度ということも珍しくありません。
そんな中でパッカーズファンは上半身裸になり「そうなのだ。こういうところでプレーするからフットボールとは男のスポーツなのだ」と言うわけです。
単純に意味が分からない言葉です。
まあ、単に寒いだけで両チームの待遇に違いがあるわけではないので(多分)、プレーオフなどではパッカーズが負ける時もあるわけですが、同じくらいのチーム力だとやはり慣れている分パッカーズが有利です。
ということで、同地区で優勝しそうなチームはランボーが寒くなる前に対戦を組んであげることになります。
ちなみに優勝すると思われていないだろうベアーズは最終週(1月第1週。おそらく一番寒い)にランボーで試合することになります。大体いつも最終週とかそのちょっと前くらいにランボーで試合しています(被害妄想)。
今年NFC北の最有力候補はデトロイト・ライオンズですが、当然『冬のランボーは不公平の法則』から解放してあげないといけないので、11月頭の今週の対戦となりました。
で、きっちりと勝ちました。
これで7勝1敗と勝率を伸ばしたライオンズはアウェーのバイキングス戦(こっちはドームなのでたいしたアドバンテージはない)、パッカーズ戦を既に終了。その両方に勝利と地区優勝に向けて大きく前進したと言って良いでしょう。
守備の柱であったエイダン・ハッチンソンが膝の負傷でシーズン離脱したというのに充実しております。
あ、ちなみにホームとアウェイチームで条件が違うというと、10年以上前でしたか、フィラデルフィアイーグルスのチアリーダーがチームを訴えた話があったと思います。
「イーグルス側の控室から穴があけられていて着替えなどを覗くことができた」というレベルの低い話ですが、これがホームチームの勝率に影響するのかどうかは分かりません。
ベアーズはカーディナルズとの試合に良いところなく敗戦。今季頑張っていた守備から崩され、攻撃の手が封じられたうえにミスも多いということでちょっとどうしようもありませんでしたかね。
これで4勝4敗の五分。次のペイトリオッツ戦を経て、強い同地区対決のオンパレードとなります。来週勝てないと一気に負けが混む可能性もありそうです。
ジャガーズも連敗は止まらないまま。もっと負けていたタイタンズが勝ったので地区最下位タイ。
こちらは厳しいを超えて救いのない状況になりそうな予感が出て来ております。
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