概要
男はそれを知らなかった。刻まれる赤は一生消えないで、強く残り続けてしまう事も気がつかなかった・・。
貴方はどっちだ?赤ペンを付けてあげる側か、付けられる側か・・?
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!赤ペン地獄へ至る道は優しさで舗装されている
主人公はネット上の投稿に対して〝優しさ〟
と言い訳しながら誹謗中傷を書き込む人物。
彼の行状はやがて悲劇につながり、そして彼自身の身にも不思議な現象が起き始めます。
読みやすい文章で語られる物語の発端は、残念ながら現在のネットではリアリティのある出来事です。
だからこの物語の結末までを読んだ方は思うはずです。
ネットでの入力前には一度、思い返そう。
そして間違ったら謝ろう。
誰にも、親切にしようと。
昨今のネット上によく見られる暴言から始まる不思議な現象を描いた本作は、ある意味で現代の寓話とも読み取れることでしょう。
そこはかとない怖さと、定かではない自戒。
そして何より面白く読め…続きを読む - ★★★ Excellent!!!実写で見たいホラー小説!
世にも奇妙な物語に出てほしい日常系ホラー小説。
読みやすい文体とひたひたと忍び寄ってくる非日常の影に目が離せなくなります。
無駄を省いた文と読みやすさに一気読みは間違いなし。
欲を言えば、我々書き手の心臓にも刺さってくるような、主人公の赤ペンの詳細な内容が更に書いてあるとより嫌な気持ちになれて気持ちいい(?)かもしれません。いや、これは人を選ぶので完全に好みの問題ですね。あっ、これは赤ペンなんかでは……お許しをっ
3万フォロワーの神作家(3万てすごないです?)に赤ペンを入れる主人公の自信過剰さと独善性が最後まで一貫しているのがまた素晴らしいです。 - ★★★ Excellent!!!渡る世間は、赤ペン持ったトロールばかり。
非常に面白かった……まあ、
面白がっちゃだめなんですがね。
なんというか、ただの「ざまあ話」にしてはいけないと思うんですよね。
なんでかというと、現実に起こっている根深いことだからです。
世の中は、人のことを下げたがるトロールばかり。
笑顔で接していても、隙あらば足元をすくってやろうと考える人ばかり。
実際のところ、この物語でもそうだったじゃないですか。
赤ペンを握ったトロールを、懲らしめたのは別の赤ペンをもつ、トロール達なんです。
この物語だけじゃありません。現実だってそうです。
我々は、赤ペンを握りたがりますから……。
私はこれを、ざまあ話とは思いませんでした。陰鬱な問題定…続きを読む - ★★★ Excellent!!!インターネットトロールに厳しめのお灸が据えられる
あっ、これ多分私真っ赤になって死にます。
なぜなら自分も昔、この手の調子に乗った荒らしのクソガキ、インターネットトロールだったからです。
いや、ひょっとしたら現在もまだそういう攻撃的で野蛮な側面が残っているかもしれません。
自分は落ちるところまで落ちなかったわけですが、それでもまあまあ自業自得な痛い目にはあってきたわけで……。
いろいろやらかすたびにブッ叩かれて、今ようやく多少まともな感じになりました。
この主人公は、こうなる前に心を折ってくれる優しい人がいなかったのでしょう。
そしてその結末は……。
優しくも厳しい人に巡り合えたことに感謝。