書籍版の発売を知って、加筆修正された書籍版を読むか原作となるカクヨム版を読むかで悩んだ結果、
そもそもホラー苦手なのでとりあえず様子見でカクヨム版から行くかと読み始め。
書籍版の煽り文から身構えてはいたけれど、ホラーの怖さと表現のグロさを超えて登場人物の黒さに1ページ1ページ心をやられる体験。
主人公でさえも清々しいまでの「なんだ、お前!」感がぐちゃぐちゃドロドロとしていて、好物の方にはそれだけで丼三杯ぐらい行けちゃうんじゃないかと(笑)
しかしながら、怖いグロい黒いの三拍子だけでは進まない展開に胸焼けしながら進むページ。
苦手な痛々しさも物語の面白さが上回り、読了。
終わり方も良かったぁー。
これは書籍版もトライせねば!
ツイッターで書籍版を知り、「面白そう」と思ってポチった。
実際に2日で一気に読めた。面白かった。
期待していた通りのクズ同士がお互いを壊し合い、化け物がゴジラよろしく暴れ回る描写は
ホラーというよりは好きな怪獣映画を観ているようだった。
ネット小説のホラーと聞くと正直商業出版の劣化版みたいなイメージが強いかもしれないが(失礼)、本作は有名な文学賞の対象を獲っていてもおかしくない筆致に感じた。
それだけリアリティがあり、物語に引き込まれた。
特に後半になればなるほど面白いのもいい。
作風的には映画化もしやすいのではないか。
本作がカクヨムで支持されたのも頷ける。それと同時に、ネット小説発でここまでホラー小説が出てきたかと驚いている。
もう時代は変わったのだなと別の感慨を覚えた。