第40話 継続の秘訣③
橋本から、職場の近くのカフェに呼び出しをされた。呼び出される心当たりが無く、何だろうと、トボトボ向かった。
「お疲れ~」
「うっす」
橋本は
「忙しい?」
「忙しかったら、来れないよ」
「そっか」
軽く笑いながら、腕時計がチラッと見えた。お昼終わりの午後、店内の客は、まばらだった。ビジネス街のカフェは、お昼が終わるとコーヒーの持ち帰りをする客が多かった。
「月本、
橋本が前かがみになった。
「何だよ」
「お前、金が無いのか?」
「へ?」
急に何を言いだすかと思って、
「何でだよ?」
最近飲み会に行ってないし、
「ほら、あれだろ。
「なんで?」
スラスラと口から出る橋本を
「いや……俺がさ前に、この時計をちょっと
はぁ……まぁ確かに橋本の時計はカッコいいと思ったけど、欲しいとまではいかなかった。でも、なんで俺がお金無い事になってるんだろう。
「お前の
「はぁ……」
「はっ、まさか、お前!」
急に橋本が思いついたように、振り返った。
「何?」
とりあえず、説明するのに
「
「
「何だよ、そこか? ほら、
「ううん、行ってない」
「ああそう、まぁ俺も誕生日の時とかさプレゼントやら、その子の売り上げの
「何の話?」
「それも、違うの?」
「うん」
橋本が、ギョッとした。橋本は “ 何がコイツにそうさせているのか ” 分からず、
「俺の知ってる月本じゃない。お前、誰? 月本、戻って来いよ。あの、飲み会の
泣き顔で、肩を大きく
「痛いよ、
「やめろよ、
「でも、体に良いと思うんだよな。最近、気づいたんだけど、自分で作ったご飯って
「いや~、もうやめろやめろ。俺の知ってる月本は、そんなこと言う奴じゃなかった。もっと、こう……はっちゃけてた。よし、分かった。今夜、飲み会がある。お前に来て欲しい、それは前のカッコよかったお前に戻って欲しいからだ」
「ええ、いいよ。俺、もうそういうのはさ」
「いや、今のお前は完全に
こいつ、誰か一人来れなくなった
俺は、
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます