第38話 継続の秘訣①

 休みの日は、朝から調べ物をしていた。昨夜からこれまでの自分の行動を反省しつつ、なぜ続かないのか、原因げんいんを探ってみた。


「長続きの秘訣ひけつとは?」


 そんな疑問を、各年代が答えていく。


「分からんよ、だって、じいさんしか知らんもん」

 田舎いなかのおばあちゃんが、速攻そっこうで答えた。なんて、誠実せいじつなんだ、俺も聞かれたら、こういう返事が出来るようにしよう。


「生活の為です、子供がまだ小さいので。もう、夫に気持ちとかは特になく」

 あら~、マジか。主婦なのか、疲れ切った顔をして答えていた。いやぁ、子供が聞いたら傷つかないか、う~ん、難しい。


「う~ん、特に今の彼女に不満とかは無いんっすけど、まぁ一人は寂しいっすからね。もし、可愛い子が出てきたらまでのつなぎ?的な感じっす」

 何、言ってんだ、コイツ。あ、でも俺も人のこと言えないか。


 全然、参考にならなかった。まず、好きになると気持ちが盛り上がる。で、何ヶ月かつと落ち着いてくる。そこからが勝負になる。付き合うと、安心?か休憩きゅうけい的にこれまで頑張ってきたら、ダラダラ気持ちがえて来てしまう。で、彼女がねるか、キレるか、泣くかで、疲れて気持ちが冷めてしまう。あ~、ダメだ。そのパターンが出来てしまって、長続き出来たためしがなかった。


 みんな、どんなやって一人の人と長く付き合ってんだろう。本当に、不思議で仕方なかった。ダメだ、もっと調べてみよう。何か、ヒントがあるはず。


「最初の恋はドキドキ、そこから平凡な安心から家族のような愛が芽生える」

 なんのこっちゃ、もう少し続きを読んでみた。

「本当の愛とは、刺激的しげきてきなものでも目立つような派手なものではありません。もちろん、お金や物を与えるものでも無いです。他愛たあいい二人の言動げんどうが、お互いにいとおしくなるものです」

 ほぅ、いとおしくなる言動ね、何?技術?、いけないいけないそっちじゃない。たぶん、おしゃべりのことかな。


「家族と長く住んでいても、お互いの存在を感じつつ、きることは無い。面白いことが無くても、一緒に暮らし続ける当たり前の安心感」

 好きは刺激的なもので、愛は、ただそこにある物のいとおしさってこと?難しいなあ、それがきて来る要因よういんなのよ。


 継続をする秘訣ひけつ……何だろうなぁ。俺が沢村との関係も、一人の人と長く付き合える自信が無いから、中途半端ちゅうとはんぱな関係になってしまうのかな。これも都合のいいように付き合わされて、誠実さを感じられないって言われんのかな。40かぁ、沢村、友達のような関係が続くと、どうなんだろう。やっぱ、嫌かな。ベッドに仰向あおむけになって部屋の天井を見つめた。




































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