こんな時、平安時代ならどうしてただろう
- ★★★ Excellent!!!
まぁ、平安にまでさかのぼらなくても、昭和とか、平成初期でも良いんですけど、好きな人の声を聞くためには、連絡網から家電の番号を探して「家の人が出たらどうしよう」とか思いながらダイヤルを回して(はさすがに古すぎるか)、ドキドキしながらコール音に耳を澄ませなくてはいけなかったじゃないですか。
それがいまや。
本人直通の電話があるんですよね。電話っていうか、スマホですけど。
その昔を生きた人間としては、ああいうドキドキもある意味趣があったなと思いますし、「夜分遅くに申し訳ありません」なんて挨拶の仕方というか、人ん家に夜電話をかける時のマナー的なものを知ったのもアレだったなとか、そういうのがあるんですけど。
それで、そう、そんな命の次に大事なスマホをね、忘れちゃうとどうなるかって話なんですよ。こんなのもういまの子からしたらまさに『平安時代並に不便すぎる!』というわけでして。
「えっ、ちょっとどうなるの」とハラハラしつつ、
「えっ、あの子、そういうところあるんだ?!」と少々引きつつ、
だけど、最後は「これよ!この終わり方を期待してたのよ!」って唸っちゃうハッピーエンドです!
短編ですので、ぜひぜひ!